【感想・ネタバレ】祈りのカルテのレビュー

あらすじ

諏訪野良太(すわのりょうた)は、純正会医科大学附属病院の研修医。初期臨床研修で、内科、外科、小児科など、様々な科を回っている。
ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。その腕には、別れた夫の名前が火傷(やけど)で刻まれていた。
離婚して以来、睡眠薬の過剰摂取を繰り返しているというが、良太は女性の態度と行動に違和感を覚える。
彼女はなぜか、毎月5日に退院できるよう入院していたのだ――(「彼女が瞳を閉じる理由」)。

初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人や、循環器内科に入院した我が儘な女優など、驚くほど個性に満ちた5人の患者たちの謎を、新米医師、良太はどう解き明かすのか。

「彼」は、人の心を聴ける医師。こころ震える連作医療ミステリ!

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Posted by ブクログ

泣きました。
ラストのお話、仏様みたいな人。
読み終わってから、なにもしていない保険証の裏、意思表示しました。

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2025年12月11日

Posted by ブクログ

ハートフルな医療ミステリー。
諏訪野くんも、彼を見守る指導医の面々も、みんなキャラクターが魅力的。
実は初・知念実希人さん。
続編もあるようなので、それも含めて他の作品も読んでみよう。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

臨床研修中の医師 諏訪野良太
精神科、外科、皮膚科、循環器内科などを研修する中
患者と寄り添う
そこで出会った患者や家族などを巻き込み
ほっとしたり、胸打たれたり
ラストはページを捲るのが辛くなるほどの感動を
そして諏訪野先生は何科を目指すのか?

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

どのエピソードも、この先生が担当だったら患者さんは嬉しいだろうなと思えるものだった。医療者目線で読んでいて、仕事にしっかり向き合っていて素晴らしいなと感じた。最後は泣ける感動エピソードだった。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

ナースエイドのドラマを見てまあまあ面白かったので原作者を調べると初期研修医もので評価が高かったので購入 時代が働き方改革前なのでヘビーな研修生活が描かれていますけど、作者がお医者さんだけあってなかなか面白い

登場人物が決まった短編集なので楽しく読みました 続編もあるみたいなので買おうっと

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2025年08月03日

Posted by ブクログ

いや、最後の話反則すぎない???
あんなの泣いちゃうでしょ、読みながら涙出てきて大変だったよ。


最近少しずつ知念先生の作品を読み進めているんですけど、今回は鷹央先生シリーズとは違うお話ですね。
と言っても登場人物に繋がりはなくてもこの舞台になっている病院、小鳥先生が本来所属してるとこではあるみたいなんですけど。
あとね、これを読んでる途中で「何か似たような話があったような?」と考えてたんですけど、そうだこれ少し前にドラマであったよね?
あっちとはだいぶストーリー展開が違うけどこの研修医が色んな科を回りながら患者さんの問題を解決しつつどこの科に入るかを悩むって設定見覚えがあったんだよ。
というかひょっとしてなんだけど私が気付いてないだけで知念先生の作品ってかなり実写になってるのでは???


で、この話ね。
大まかなストーリー展開はドラマと変わらないんだけど(そりゃあそうだ)、やっぱりこっちの方が細かい説明があったりで分かりやすいなぁと思いました。
やっぱり原作を超えるものはなかなかないよなぁと。
研修医が様々な科を回りながら自分に合う場所を探しつつ、その過程で起こる奇妙な患者の症例や悩みを解決していく。
最初の方は何となーく色んな科の裏側を覗きつつ医療ものあるあるな感じの話なのかなぁなんて思っていたんですけど。
最終話の「胸に嘘を秘めて」に全部持っていかれましたよね。
正直そんなに時間かけて読んでないはずなのにエピローグの思い出の部分の最初の患者さんとか「あー何かいたよねぇそういう人、懐かしいなぁ」ってなるくらいにはこのエピソードが濃すぎたというか。


医療ものって恐らくなんだけど避けて通れないエピソードがあると思っていて、これはその中のひとつである心臓移植や脳死を扱っている話なんですけどね。
ストーリーの中でも触れられているようにこの話に正解ってないと思うんですよね。
それぞれの国によって考え方や感じ方は違うものだし、それが悪いとかいいとかではなくて。
現在進行形で移植をしないと生きられない、でも日本では受けられない、でも海外に行くお金もないって人達はきっと沢山いて。
治療法が見つかるのが一番いいことなんだろうけどそんな簡単なことのはずもなくて。 
だからきっと、作中に出てくる「医者は努力しないといけない」っていうのが現状の答え……なんだろうなぁ。
それと同時にこういう医療系の話を読むと自分が大きな病気も何もなく普通に生活出来て普通に過ごせてこういう風に本も読めるっていう今を有り難く思わないといけないなぁとも思います。
この普通がいつ無くなるかなんて分からないんだもんね。


あー何だかこの話、ミステリーはミステリーなんだけどいつもの殺伐ミステリーと違ってほっこりする感じでいいなぁ。
たまにはこういう話もいいなぁ。
……とか言いつつ「生きている人間を治療するよりも死んだ人間を解剖する話の方が好き」なのを自覚している私はすぐにまた殺伐ミステリーに戻っていくんだろうけど。

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2025年05月13日

Posted by ブクログ

とても感動しました。
実際の医療現場ではありえない内容かもしれませんが、それでも一人の青年が、色々な事情を抱えた患者と出会い、心を救っていく。そして最後は自分も救われたのだと思いました。

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2025年04月12日

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新米医師の諏訪野が初期臨床研修を通して、個性的な5人の患者と出会い、その患者たちの謎を解きほぐしていく物語。

諏訪野先生はとても素敵だけど、ちょっと寄り添い過ぎていて、これだと病院は回らないだろうなと思いながら読んでいました(^^;

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2025年02月03日

Posted by ブクログ

研修医である諏訪野が研修先の様々な課で担当することになる患者の謎や胸の内に秘めた思いを見つめ解決していく物語。


諏訪野の相手を思う優しさや、愛情だったりをひしひしと感じ、読み終わったあとほっこりしたような気持ちになった作品。涙は流した。

短編集でストーリーのテンポも良く、とても読みやすい。

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2024年11月29日

ネタバレ 購入済み

知念先生の作品にハズレなし。

短編集のような手軽さで読めるのに、面白すぎて一気読みしてしまいました。

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2021年06月13日

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ネタバレ

知念さんの医療系ミステリの中でも比較的医療要素が少ない作風でした。
精神科、外科、皮膚科、小児科、そして循環器内科と各科の短編の積み重ねで少しづつ主人公が、成長していくのがいいですね。
本作は医者側も患者側もみんないい人ばかりの話で、とても心が温まりますね。実際は双方そうはいかないんでしょうけども。。。

個人的には、小児科がささりました。やはり子供ネタには弱い。

続編あるようなので楽しみ!

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2025年12月25日

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現役医師が書いているだけにそれなりにリアリティがあって違和感なく読めた。それぞれ短編のミステリになってるので読みやすい。解明される事実もなるほどな〜とすっきりする内容だった。

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2025年11月16日

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面白かった。
まだ分岐点にいる主人公が、様々な経験を通して自分の進むべき道を選ぶという、王道な物語でとても面白かった。端々に、物語が書かれた当時の色々な社会問題がそれとなく取り上げられているのも面白い。
他のシリーズに比べて、主人公が抜きん出た(周囲から相応に評価されている研修医というのは、それだけで充分抜きん出ているというのは、棚に上げるとして)能力の持ち主ではないというのも魅力的だと思う。続編を先に読んでしまっているが、ぜひともまた次回作を期待したい話だった。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったー!医療系読むの多分初めてだけどひっかからずに読めたし、5人それぞれにドラマがあってめちゃくちゃ良かった!
最後の絵理さんのはうるっと来たし、自分もドナーとかちゃんと考えないといけないなって思った。それで諏訪野も絵理との言葉をきっかけに循環器内科になるという…すごく素敵なお話でした。

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2025年08月13日

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研修医である主人公・諏訪野良太が、初期臨床研修で様々な科を回り、そこで担当することになった患者の悩みや問題を解決しつつ…最終的にどの科に進むか自分の行くべき道を模索していく物語。

お世話になる科の指導医の先生方に「この科は向いてないかも」と毎回言われてしまう諏訪野が気の毒で可哀想なのですが、そこがちょっと面白かったり…。

無事に研修医から医師になった諏訪野の続編が出ているとのことなので、そちらも早く読んでみたいです❁⃘*.゚

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2025年07月16日

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研修医の青年が、患者さんの謎を解き明かしていく話。
短編集の形で読みやすく、主人公が好青年で読んでいてほっこり。感動も。

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2025年06月27日

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読みやすく、患者と寄り添う諏訪野先生が素敵でした。ページ数も少ないせいか、展開が早すぎる感は否めない。

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2025年03月22日

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とても読みやすかった。でも、期待していたほど、心は震えなかった。
それでも最後の2話は、うるっときた。

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2025年03月09日

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オーディブルにて。

研修医の諏訪野先生。研修医のローテーションの中で起こる医療ミステリーの連作短編集。
今回の主人公は人に寄り添うことができ、人としても医者としてもどの科からも信頼されている。

物語としては心温まるストーリーで、それぞれの話も短いので聞きやすかった。
ぜひ続きも読んでみる。

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2025年02月27日

Posted by ブクログ

知念さんの本は初めてだったような・・・ちょっとタイトルがいつも重すぎて避けていた。あまり医療のことは詳しくないし・・・専門的な話が多いと思い込んでいた。

あらー、でもこの本の内容はそうでもなかったのね。
こういう内容だったら、他のものも読んでみようかなっと。

あまり、突っ込んでないのがかえっていいのかと思った。

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2025年02月15日

Posted by ブクログ

リラックスして読書するには良いかも。
短編で区切られていて、どの話も読みやすい。自分でもこういう話を、このくらいのボリュームで書いてみたくなる笑
医療の知識にも触れられるので、勉強にもなる本。面白かった。いい人すぎだけどね、主人公は。

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2024年12月26日

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医療ものの作品は読み慣れていないので、難しかったらどうしようと不安があったけれど、読んでみたらすごく読みやすかった。

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2024年12月07日

購入済み

柔らかい物語

テンポが良くどのお話も読みやすかった。

ああまたか、きっとあれだろうと、慣れた人なら流してしまう一つ一つに、丁寧に向き合う諏訪野さんが優しくて、それを支えてくれる先生方も、優しい。

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2022年10月07日

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大学病院を舞台にした医療ミステリー。
精神科、外科、皮膚科、小児科、循環器内科の各診療科で研修を重ねる研修医の物語。
各章の話は、読んでみると確かにそんな可能性も考えられるのかもしれないな、なるほどという感じでした。登場する患者を取り巻く問題が解決したり、良い方向で結末を迎えていて、医療ものであるけれどそれほど重くなく、読みやすい作品でした。

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2025年12月26日

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 初期臨床研修で様々な科を回っている研修医・諏訪野良太が活躍する医療ミステリー第1作。5編からなる連作短編となっている。
 精神科、外科、皮膚科、小児科と転々とする諏訪野だが、どの科でも「いいけど、向いていない」という評価を受ける。理由は一人一人の患者に時間をかけすぎるから。
 医療は人のために尽くすものではあるが、患者も多く医療従事者が少ない状況では、機械的に診ざるを得ない。そうした現代医療が抱えた闇を背景に置きつつも、研修医の成長と患者に秘められた思いに心が温かくなる作品。

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2025年08月30日

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天久鷹央シリーズから毒気やコミカルな部分を取り除いたような、ストレートな作品だと思いました。
かといって堅苦しい作品でもないので、するすると読み終えてしまいました。
新人研修医の奮闘に素直に応援したくなります。
良い作品だとは思うのですが、私は天久鷹央というキャラクターが好きなので、そちらと比較する必要もないとも思うのですが、次はどの本を買う?ってなったら本作ではないような感じです。

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

研修医である主人公が、様々な専門科を周り自分の所属する診療科を選ぶといったストーリーでした。いろんな科の専門医、患者さんとの出会いがあり、主人公の洞察力で次々と問題を解決していく、淡々として大変読みやすかったです!主人公、エスパーか?というほど、洞察力半端じゃないです。
おもしろかった!

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2025年07月29日

Posted by ブクログ

一話ごと違う診療科で起きる話を、研修医の鋭い洞察力で意外な解決をみるのはおもしろい。ただ主人公がいい人すぎて逆に残念。

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2025年07月28日

Posted by ブクログ

3.6
おもしろかった!医療に詳しくなくても読める。隠された真意に少し無理矢理感を感じてしまった話もあった。

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2025年07月23日

Posted by ブクログ

とても読みやすい。研修医視点で各科をまわっめさまざまな患者との関わりがかかれている。良太先生のような先生がどの科にもいてほしいと思ってしまう。

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2024年12月18日

Posted by ブクログ

研修医が様々な科を回りながら、その科その科で患者の悩みを解きほぐす短編集。
患者に入れ込みすぎる研修医に、うちの科にいたら潰れてしまうので他の診療科がいいのでは?と誠実にアドバイスをくれる指導医達に感激した。

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2023年12月02日

Posted by ブクログ

嘘をつき、理不尽な要求をしてくる厄介な患者たち。その嘘に気づき、理不尽な要求を一生懸命に受け止める心やさしい研修医の物語。温かくて後味の良い結末は、実際に医療の現場を知る作者の願いなのかもしれません。

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2025年09月21日

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