知念実希人のレビュー一覧

  • スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    医者が行う現実の「告知」と理想の「創生」と

    天久先生のシリーズを読み進め、今作品は天久先生と小鳥遊先生の出会い。天久先生自身の「特性」や、巻き起こる事件での「診断」が描かれる中、物語は思いもよらない展開をしていく。個人的には刊行順の中では今のところ一番好きな小説。

    今回の事件は他者に理想を魅せながらも自分の意のままに操る描写が多く、医者というものは改めてその力と知性で人の生き死にをどうにでもできる恐ろしさを感じた。医者としての倫理観やどのような捉えでいるのか、それはどの職業にも言えることでもあるが、命に関わるものは容易く全能感に浸れる、命というものの重さを改めて感じた。

    ミステリーとしての推理の構成については複雑にさまざまな事件が交わりつつも骨太の骨格はしっかりとしており、先に真相に辿り着き「そうだよな」と思える納得感も、真相に辿り着けなくて「そうだったのか」と思える驚きもバランスよく、いい意味で読者に推理をさせる爽快感と、推理がうまくできなく真相を知った時の快感を感じさせていた。

    天久先生の描写も読み手としては知っていることも、時系列的に一番早いこの小説では、より丁寧に描写されており、今までの小説の肉付けもされているんだなと思った。自分が苦手なこと、得意なことをしっかり理解して、それを生かして仕事ができる。

    そのような自己理解、自己受容そして環境調整をなされている天久先生は相当な自分への立ち向かいがあったとも感じる。近年、さまざまな合理的な配慮が意識される中で他者に全てを押し付けることは集団において、組織において不可能なこともある。「自己理解、自己受容」と「環境調整」は両輪であり、どちらかだけが過度に苦心するのはよくない。互いを分かち合えるためにもまずは自分をしっかり理解して、そこから他者と交わるためには何ができるかを考えるのが大切だと思う。

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    2026年09月22日
  • スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    発行順ではないが、時系列では最初の話なので、先ずはこれから読んでみた。読み応えのある長編だった。面白かった。

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    2026年09月21日
  • 白銀の逃亡者

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    アクション系といえばアクション系なのか。
    実写映画化してもかなり面白そう!

    これまた良い本に出会った!

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    2026年09月21日
  • 硝子の塔の殺人

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    ミステリーをほとんど読んだ事が無いので、飽きてしまわないか心配だった。しかし、容易に想像できる濃いキャラクター、独特な場面風景により、かなり鮮明にイメージでき、とても読みやすかった。帯には様々なミステリー作家が、大どんでん返し系のコメントを残していた。ミステリーの最高到達点とまで言われている本書。ハードルが上がった状態で読んだが、シンプルかつ想像を裏切る展開により、とても楽しめた。翌日仕事にも関わらず、午前3〜4時くらいまで読みふけり、寝不足のまま出勤。良い思い出になった。

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    2026年09月18日
  • 硝子の塔の殺人

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    どえええええ!
    面白いよぉ、面白いよぉ、これしか出てこない作品。
    めちゃくちゃ人に勧めたい作品。作中で別のミステリー作品について触れられるが、未読でもほとんど関係ないので、全人類に勧めたい!

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    2026年09月18日
  • 硝子の塔の殺人

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    久々にページをめくる手が止まらない位面白かった!推理小説のどんでん返しで全く想像を超えていた。これを期に他の推理小説も読んでみたくなりました。

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    2026年09月17日
  • 真夜中のマリオネット

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    初めてのミステリー・サスペンスでした!!

    誰が犯人だ?信じていいのか?と登場人物を疑いながら読み進めていました。

    そして最後に待ち受けていた展開にゾッとしました、、、
    改めて初めてミステリー・サスペンスに触れて新たな扉が開いた気がしました!

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    2026年09月16日
  • 閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書

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    確かに、見ちゃいけない。けど、そんな事を言われても見たいのは止めらんない。うん、大変面白く楽しませていただきました。スワイプ厳禁が、つながってくる。ちっちゃい本だけだと、物足りない感じがしたけど、いや繋がるって素晴らしい。してヤラれてる感覚が気持ち良い。

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    2026年09月20日
  • 硝子の塔の殺人

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    面白かった!
    新感覚なミステリー体験ができて大満足!
    分厚くて読み切れるか心配だったけど後半一気に読んだ

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    2026年09月14日
  • 放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件

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    帯に書いてありましたが、これは本当に親子で読むと楽しそうです。
    もちろん、ひとりで読んでも楽しいです。
    面白くて一気に読み終わることでしょう。
    “児童書”と侮るなかれです。

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    2026年09月13日
  • 優しい死神の飼い方

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    日々死と向き合ってるお医者さんが誰もが考える死後を文学的に美しく綴った本だった。死は誰にでも訪れ、いつなのかは誰にもわからない。自分は最期を迎える時、未練なく終われるのだろうか。著者からのメッセージ性がありつつ、病人と関わりながら死神が変化していく様子や伏線の貼り方、プロット、ユーモア、小説としてもとてもレベルの高い作品だった。エピローグの締め方もオシャレ、医者で作家って凄すぎる

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    2026年09月11日
  • レゾンデートル

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    めっちゃ良かったー!読む手が止まらないとはこのこと!
    でも最後まで読んだら主人公は…と思うと、もっとゆっくり読むべきかもなんて考えて、終盤はペースを落とし気味に。気になって仕方なかったけども!

    知念さんの本で、同じく死期が迫る主人公が登場する作品を読んだことがあるけど、デビュー作のこちらの方が断然良い!
    驚きの展開はないけどとても良い終わり方でした。

    各章のタイトルを見た時に、どこか見覚えがあるなと思った。香坂鮪さんの「どうせそろそろ死ぬんだし」という本の作中で説明があったやつだ!死への心理の過程が章のタイトルになっていたとは。

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    2026年09月10日
  • となりのナースエイド

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    星嶺大学病院でナースエイドとして働く桜庭雫、医院長の火神に働けるよう配慮されたからだ。
    その病院の外科医はゴールド、プラチナといった階級が設けられてっぺんに竜崎外科医が君臨する。
    とてもストイックな竜崎は外科手術をどうすれば効率を上げられるかを常に考える。
    雫には姉がいたが癌でこの世を去ってしまった。
    その姉の死を巡ってストーリーが展開して行く。
    一気に解読した。

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    2026年09月07日
  • 優しい死神の飼い方

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    知人から勧められて読みましたが感情というものに対して重きを置いていなかったレオが物語を通して人の感情というものを理解していく段階が凄くよかったです。感動できる物語でした。

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    2026年09月07日
  • 幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    手術室で起きた殺人事件。
    驚くべきことに、殺された麻酔科医は監視カメラの映像からは見えない何かと格闘の末死んでしまったようだ。
    この透明人間事件は解決に難航することになる。
    しかし鷹央たちは悠長に解決を待つわけにはいかない。
    なぜなら、容疑者となっているのはこれから一緒に働くことになる鴻ノ池なのである。
    事件の起きた手術室で、手術を受けていたのは鴻ノ池だったのだ。
    密室の中、殺された麻酔科医と2人だけの空間であったがために、最重要容疑者として上がってしまったのだ。
    鷹央と小鳥遊は真相に辿り着き、鴻ノ池を救うことができるのか。
    最後までドキドキで面白かったです。

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    2026年09月06日
  • 閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書

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    一気読み

    途中から何となく先が読めてくるんですが、それでも、最後の一句まで面白かった。

    字が異なるが、小説を読んでるの?新聞を読んでるの?etc.自分が登場人物の1人なったような気分を味わえました。

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    2026年09月06日
  • 真夜中のマリオネット

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    ネタバレ

    事件の犯人と思われる少年が病院に運び込まれた。その犯人とは主人公である女性医者の婚約者を殺害し遺体をバラバラにした挙句、婚約指輪をつけた左手を持ち去ったと考えられている「真夜中の解体者」と考えられる人物であった。しかし、その少年は自分が犯人ではないと言っている。自分の婚約者を殺害した犯人を殺したいと考えている主人公はこの少年が本当に犯人なのか疑問に思う。そして、最後にたどり着く犯人は果たして誰なのか。真犯人は誰なのか。最後に明かされる驚愕の真実とは?って感じの紹介文を書きたくなる内容でした。最後の最後に騙されたというか、あーーー、あーーー!あーーー見たいな感じでした(笑)面白かったです。

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    2026年09月05日
  • ヨモツイクサ

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    怖っ!
    昨今は、ちょいと気を許すとクマ、クマ、クマ。
    で、ヨモツイクサもそこそこですが、
    クマが怖っ!と芯から思う小説です。
    ヤバいくらい、怖い。
    で、クマベルを買わなくてはとお財布を探し、
    安いのは音がイマイチだから、ここは一番高いのにしようと思った読後でした。
    クマ、かわいいけど、やめて。
    プーさんの面影はいずこに。

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    2026年08月31日
  • 機械仕掛けの太陽

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    6年前のコロナ禍で何が起こっていたがを振り返ることができる内容でした。医療機関の方々の奮闘、葛藤と苦悩にフォーカスしており、現場の一端を垣間見ることができる内容で引き込まれました。
    まだまだコロナは蔓延しており、当時の混乱と恐怖は忘れないようにしたいものです。

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    2026年08月30日
  • 真夜中のマリオネット

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    ネタバレ

    どんでん返し、というと違うけど、感情を振り回されました。

    犯人はアイツだろうと思いながら読み進めるけど、途中の出来事やセリフから「やっぱり違うのかな……」と不安になる。
    なんだアッチが本当の犯人か、と思いかければその人物のセリフに「いや、違うな」と思う。
    その繰り返しの先に、エピローグで真犯人がわかる。

    これからの、主人公秋穂のこころはもっと壊れてしまうのだろうな。

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    2026年08月30日