知念実希人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分がこの本を読んでいる2026年3月時点ではコロナ禍はすでに過去のものになりつつあるが、当時は多くの医療従事者の方たちが現場で戦ってくれていたことを思い起こされた。コロナという姿形や命さえない未知のウィルスという敵と自分の命を危険に冒してまで現場で戦っていた医療従事者はまさに戦士であり英雄であったと思う。誰のおかげでコロナ禍を乗り切り日常を回復できて今があるのか改めて感謝したい。
作品中では、そのような心身ともにギリギリの状況にも関わらず心無い言葉や無責任な報道、訳の分からない圧力団体も描かれているが、このようなことも実際にあったことだと記憶している。
英雄たちに戦わなくてもいい敵と戦わせて -
Posted by ブクログ
ネタバレ限りなくフェアなミステリ作品であり、全てを解明出来なかった自分に失望する程のものであった。事件が一段落ついたと錯覚させてからの、ここからが本番と言わんばかりの第2パートが新感覚すぎて読む手を止められなかった。大抵の情景描写、登場人物(主に碧月夜)の発言が伏線になっている事が常であり、事が進んだ時にその文を思い出しなぜ気づかなかったのかと頭を抱えるばかりであった。名探偵が名犯人であり、一条がその名犯人自身のお膳立てにより名探偵として真相に導かれていくストーリーは読み終えてみると清々しいもので、この2人の読むほど立場が逆転していく関係性は最後にはこちらまで心惜しくも感じた。様々な密室殺人事件、そし
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Posted by ブクログ
半分まで読んでるけど、すでに悲しい。ジャパニーズドリーム?アジアから学びに、働きに日本に来て。ボロボロになるまで働かされる現実。そして、ひとたび、闇の世界へ足を踏み入れると、抜け出せない。悪事の手先にされて、できなくなったら、体の内臓を売るために殺される?!ほんとにー?!全てが現実とは思わないけれど、似たようなことがあると思う。
アメリカの海外ドラマでも、似たような話がいっぱいあるよね。
それから病気の話も、そうなのか、そんな病気もあるのかと、またまた、面白い。
暗い悲しい話もあるが、鷹央先生とコトリ、コウノイケのトリオがまたまた、魅力的だ。全部読んだら、1に戻って読もうかなと思うくらい、面白 -
Posted by ブクログ
自分の婚約者を殺したかもしれない相手の命を救ってしまった時の感情なんて、想像しようとしても想像できなくて。
冒頭からやるせない思いで読み始めましたが、読み進めるほどに何が真実かわからなくなってしまう。
これが頭の切れる主人公なら、きっと何にも惑わされることなく真相を見抜くのでしょうが、いろんな相手の言動や状況によって、感情がゆらゆらと不安定になっていく様子は、歯がゆくもあるけど、これがリアルなんじゃないかなと。
彼女の立場に立って読んでましたが、誰を信じていいのか、何が真実なのか、本当に最後までわからなかった。
きっとこれがミスリードだなと思ったものは、確かにミスリードではあったけど、そこか -
Posted by ブクログ
『屋上のテロリスト』:
少女が仕掛ける、国家転覆のチェックメイト
かつて「大日本帝国」と呼ばれた国が、第二次世界大戦を経て、現在は「日本民主共和国(北日本)」と「日本国(南日本)」に分断されている世界。
一触即発の緊張状態が続くこの国で、一人の少女が屋上から物語を動かし始めます。
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1. 少年と少女が出会う
絶望を抱えた少年と、意志を秘めた令嬢。
本作の軸となるのは、対照的な背景を持つ二人の高校生です。□彰人(あきひと)
生きる意味を見失い、自殺志望を抱えながら屋上へ向かった少年。そこで彼は、運命を変える少女と出会います。
□沙希(さき)
彰人の学校にやってきた転校生。しかし、一