井口耕二のレビュー一覧
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購入済み
イノベーター
windows95狂想曲の中でそろそろパソコン買おうかなと思い兄に相談したところ「Macにしろ」ん??Macって何だ何が出来るんだと思いつつ結局購入したのは当時の入門用のパフォーマってやつでした。それからノートパソコンのDuo2300cを購入。もっと上位機種が欲しいかなあと思っていたところにジョブズ復帰からの一連の流れですよ。互換機潰した時にはムカッと来ましたが、iMacからの製品群にはワクワクするものが沢山ありました。iPhoneを初めとしたスマートフォンだらけの今、もしこの方が居なかったらと仮定した現在と、もしこの方が存命だったらと仮定した現在、「もしもボックス」が有ったら見てみたいなって思います(笑)どんな物生み出してくれたんだろうなあ。長生きして欲しかったですね。
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下巻では2015年ころから2023年までが対象となっています。スペースX、テスラ、ニューラリンクでの修羅場、ジェフ・ベゾスやビル・ゲイツなどとの交流(冷戦)、また近年最も注目されたといってもいいツイッターの買収について詳しく書かれています。
下巻で印象に残った点をいくつかあげます。
(1)マスクが考えた「ばかやろう指数」なる指標。これは完成品の値段を原材料費で割った値で、これが高いということは(例:100ドルのアルミニウムから作った部品が1000ドルする場合は10)、設計が複雑すぎるとか、製造工程の効率が悪すぎることを意味します。宇宙産業では「ばかやろう指数」が高い部品が多い。
(2)マスクは、人間とコンピュータの本当の意味での共生は、人間の脳とコンピュータを直接つなげることだと考えました。これがニューラリンクの設立につながりますが、その源流は、イアン・バンクスの書いたSF小説「ザ・カルチャー」シリーズだということ。
(3)ツイッターで大規模人員整理を断行する際に、ダメな社員をクビにするのではなく、「シャクルトン」方式で、やる気のある社員だけをふるいにかけたこと。ちなみにマスクが言うシャクルトン方式とは、南極探検でその名をはせたアーネスト・シャクルトンから来ていて、シャクルトンは、南極への探検隊を募集する際に「低賃金、危険満載、無事帰還の保証なし。成功すれば称賛と名誉」といううたい文句で隊員を集めました(そこまで脅しても来る奴なら大丈夫ということ)。シャクルトンの単極探検隊とマスクの企業がダブった瞬間でした。つまり、マスクが立ち上げた企業(例:テスラ、スペースX・・・)で働く人は、まさにシャクルトンの部下になったような、ある種のクレイジーさが求められるということです。
(4)AIの性能向上には膨大なリアルタイムデータが必要となるが、マスクは、運転中の画像データを提供するテスラと、ツイッターという2つの巨大なデータソースを手に入れたということ。ここでテスラとツイッターが、AIという要素を通じてつながるわけです。
上巻同様、マスクの人となりがわかるだけでなく、AIや自動運転、宇宙開発などの最新状況についても勉強できる良書でした。純粋に面白かったです。 -
Posted by ブクログ
責任のある企業とは。
企業のあるべき姿を提示している本ですが、企業が向き合う「工場」や「顧客」にも協力を呼びかけています。
確かに企業単体で動いても意味はなく、企業を通して全体で動くような仕組みがあれば、この大量消費社会に少しでも抵抗出来るんじゃないかと感じました。
そのための行動を示しており、なるべく多くの人に読んで欲しい内容と思いました。
特に『自然』を「資源」と呼んでしまっている指摘にはハッとしました。
この本が発売されて既に12年経っていますが色褪せる事なく、まさに今必要な内容だと切に思います。
巻末のチェックリストも企業向けにありますが、家単位で出来ることもあるため、協力していきたいと感じました。 -
Posted by ブクログ
イヴォン・シュイナードが好きだ。
アイスクライミングもシンプルフライフィッシングも読んだ。
でも経営者(?)としてのイヴォンについてはあまり良く知りませんでした。
パタゴニアの成り立ちからそのビジョンまで、芯のある行動と想いは全国のパタゴニア店舗にまで届いていると感じます。
今度パタゴニアに行ってみよう、そう思えるような良い本でした。
巷に溢れている自己啓発本や経営者向けの本を読むよりよっぽど良いんじゃないかと思います。
強い思想ゆえ、あまり感心出来ない噂も昔は耳にしましたし、この本を店舗で買った時もレジでスタッフさんが急に語られ驚きはしましたが何となくその理由が分かりました。
私も農的暮らしを目指していますが、『消費者』にならないように心掛けようと思いました。 -
Posted by ブクログ
●サマリ: パタゴニアの創業者イシュナードが、ロッククライミングで起こした会社がベース。そこから自然と調和することを考え始めて、ビジネスを通じて環境問題に警鐘を鳴らそうとした。その中で見える彼のやり切る姿は指針になる。印象的なのは下記。
・品質をコストより優先。長く使うことで環境貢献
・直営店は環境視点から既存の家屋を改修。
・優秀な人が自分を犠牲にせず長く働ける。目先の利益ではなく、長期的な関係のための福利厚生。
・マーケティングが伝えるメッセージ。15秒cmではなく自社カタログで、ストーリーを持って企業の意味、製品の意図を伝える。
●自分の会社なら: 福利厚生は頑張ってる。全部署までとは言わないが。ただ成熟した産業だからか、みんな疲れてる感じはある。次はこうしようではなく、追いつかれない為どうしようか、と迷う姿。あとは会社が大きくなりすぎてトップのメッセージが一般社員はまだしも課長層まで伝わらない。