あらすじ
※2014年4月25日より原書のペーパーバック版に新たに収録された「終章」をⅡの巻末に追加致しました。すでにこちらの作品をご購入いただいたお客様は、再ダウンロードすることによって、無料で、お手持ちのデータを『スティーブ・ジョブズII』終章追加版に差し替えることが出来ます。
※「終章」は、下記サイトからもPDFファイルにてダウンロードできます。
【講談社BOOK倶楽部 特設ページ】
http://bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/jobs/
約三年にわたり、のべ数十時間にもおよぶ徹底した本人や家族へのインタビュー、未公開の家族写真なども世界初公開。ライバルだったビル・ゲイツをはじめ、アル・ゴア、ルパート・マードック、スティーブ・ウォズニアック、そして後継者のティム・クック……世界的に有名なジョブズ関係者百数十名へのインタビュー、コメントも豊富。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ジョブズの人間としてのクソさ加減をこれでもかというほどに知ることができました。人を罵倒することは勿論、自分がヘッドハンティングした役員が意見したことに腹を立て内定を取り消したり、車椅子用の駐車場に停めたり。しかしAppleでのモノづくりやPixarでの映画製作のパートを読んでいると、良いものをトコトン作ろうという熱意を持っていた人なのだと十分にわかる。その結果として人を罵倒することにも繋がるのかもしれない。交渉術にも長けていることがわかる。iTunesで音楽販売を各レーベルに合意を求める際は、「Appleのシェアは低い」と低姿勢の態度を取る。ジョブズと関わった人の多くが「彼には不思議と惹かれる」というようなことを言っている、そうしたところこそがカリスマ性なのかもしれない。
Posted by ブクログ
人生の前半ではずっとジョブズが能力は高いけれど、人を貶したり貶めたりする残念な人という印象が強かった。
どうしてもっと上手くやれないのか、勿体ないと思っていたけれど、全体を通してそういう側面も含めてジョブズなんだと思えた。
これだけ極端な性格だったからこれだけの偉業をこの世に残せたんだと納得できた。
異常なまでのこだわりと情熱を学ぶことができました。
Posted by ブクログ
私はWindowsを愛用してきたのでクローズドの事は分からなかったけど本書を読んでスティーブの情熱を強く感じたので今後はiphone以外のApple製品も試してみたいと思った。その製品にスティーブの気骨が息づいていればいいなぁ
イノベーター
windows95狂想曲の中でそろそろパソコン買おうかなと思い兄に相談したところ「Macにしろ」ん??Macって何だ何が出来るんだと思いつつ結局購入したのは当時の入門用のパフォーマってやつでした。それからノートパソコンのDuo2300cを購入。もっと上位機種が欲しいかなあと思っていたところにジョブズ復帰からの一連の流れですよ。互換機潰した時にはムカッと来ましたが、iMacからの製品群にはワクワクするものが沢山ありました。iPhoneを初めとしたスマートフォンだらけの今、もしこの方が居なかったらと仮定した現在と、もしこの方が存命だったらと仮定した現在、「もしもボックス」が有ったら見てみたいなって思います(笑)どんな物生み出してくれたんだろうなあ。長生きして欲しかったですね。
Posted by ブクログ
この本を読むとiPhone以外のスマホ、Mac以外のパソコンを忌避してしまいそうになる。
ジョブズの信念、世界を変える製品を送り出してきた業績、家族への想い等…彼も1人の人間であり、病気と闘いながら宇宙を震撼させるプロジェクトを成功させ続けてきた。偉大なリーダーに最大のリスペクトを。
今度Apple製品を購入するときは、まずパッケージを味わい尽くし、驚きを感じるようにしたい
Posted by ブクログ
上巻を読んで、絶対にジョブズの下で働きたくないと感想を書いたが、訂正する。彼と働けば人生を変える経験ができると思う。
下巻は特にiPod, iPhone等を中心に書かれていて、自分がこれまで体験してきた製品の開発の話は感動した。自分の全てをかけて最高のモノを作るということが非常に羨ましい。
間違いなく今年読んだ中で一番面白かった本。apple製品を使ったことのある人すべてに読んで欲しい。絶対に後悔はしない
Posted by ブクログ
iPad、iPhone、スティーブジョブズなくして現代の生活なりたたず!
感謝。
。。。。。。
プレゼンはストーリーからライトの当たり具合まで準備を完璧に。
think different のCMかっこいい。
ここにでてくる人々の写真ひとつひとつ、ジョブズはこだわって選んだ。
i CEO(interim暫定)
1998 カラフルなiMac、iBOOK
2001 直営店アップルストアを作った。
イタリア フィレンチェの歩道に使われている砂岩を店舗のタイルに使用したこだわり。
ジーニアスバー マックに詳しいスタッフがいるところ
◉ジョブズの生み出したもの
ピクサーの映画
iTunes
iPod
iTunesストア
音楽会社を説得した。
曲単位での販売 1曲99セント
Windows版iTunes
ピクサー
2007年6月iPhone
2010年1月 iPad
アプリを外部に作らせるようになった。本、新聞
クラウド 2011年 iCloud 同期
イッセイミヤケの黒いハイネック
フォンローゼンの黒のカシミヤセーター
ブルージーンズ
妻のローリンパウエル談
素晴らしい才能がある人が全ての面で非凡なわけではない。他人の身になって考えるというスキルは持ち合わせていない。でも人類に新たな力を与える、人類を前に進める、人類に適切なツールを提供することは心から大事にしている。
Posted by ブクログ
久しぶりの星5!とにかく面白いし学べる。オープンとクローズドの話はどちらが正解か難しいと感じた。技術だけでは、大きくならずアートな部分のこだわりがあったからそこアップル唯一無二となったと感じる。
Posted by ブクログ
2016/06/16 1回目
2022/01/10 2回目
ジョブズがAppleに復帰し、iPod,iTunes,iPhone,iPad,iCloudを開発していく日々を描く。
ユーザーの体験をコントロールすることで最高の体験を届けようというアプローチ。iPhoneのネジを特殊なものにし、家では改造できないようにしたりと。体験価値に拘り抜くデザイナーの極みを感じた。
Posted by ブクログ
こうしてスティーブ·ジョブスは、まず間違いなく100年あとまで記憶に残る経営者となった。エジソンや報道に並ぶ人物として歴史にその名が残るはずだ。詩人とプロセッサーのパワーを組み合わせ、ジョブスは誰よりも多く、まったく新しい製品を生み出した。職場に刺激と同じくらい動揺をももたらすほどの獰猛さで、ジョブスは世界一クリエイティブな会社を作り上げた。そのDNAに、デザイン感覚や完璧主義、想像力を組み込み、今後何十年にもわたり、芸術と技術の交差点で栄え続けるに違いない会社に仕立てたのである。
Posted by ブクログ
感情の起伏の激しさは変わらなかったみたいですが、様々な面で成長したんだなと感じました。常に芯は強く硬く、融通は効かなかったようですが、それが今のアップルの統一、洗練された製品群の礎となったことがとてもよくわかりました。
Posted by ブクログ
後半は残された時間が少ない中での、アップル再生の物語。製品へのエネルギーは衰えず、時代を変える製品を生み出していく。顧客目線を持ちながら、顧客が考えられない製品を生み出せるのはなぜだろう?
一つの事柄を本人からと周囲からと両面から見ているので、よりストーリーが浮かび上がってくる。
一緒に仕事をしていた人たちのストーリーやビルゲイツやラリーペイジ側のストーリーも読んでみたい。
この先、これくらいワクワクする製品は出てくるのだろうか?
Posted by ブクログ
ただただ、読み進めてしまう。決して何もかもうまくやり遂げたわけではない。ただ、どれだけもがき苦しんでも何をすべきかを自分の中で持っていたことが、伝わります。
Posted by ブクログ
ジョブズほどではないが、へそ曲がりに?から読んでみた。初めてMacと出会った頃の80年代後半から物語が始まるので、Macに憧れた頃、今は亡きAMIGAにMacintoshPlusのROMを差したエミュレータでもってHyperCARDで遊んだ頃、入社後即ローンでQuadra840を買った頃、ジョブズが復活してAAPL株を買って・・・と昔の気持ちを被せながら、3連休で一気に読んでしまった。
これが本当に燃え尽きるような人生だ。最後の最後まで計算され尽くして格好良過ぎる。
Posted by ブクログ
時間をかけて上下巻を読破。下巻のiPhone以降の話はもとより、ピクサーとの関わりが興味深い。「アナと雪の女王」もジョブズが存在したからこそ誕生したのか、と。
Posted by ブクログ
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Posted by ブクログ
・長続きする会社は自らを再発明するものだ
・「なにをしないかを決めるのは、なにをするのかを決めるのと同じくらい大事だ。会社についても、製品についても。」
・自分のの仕事をちゃんとわかっている人はパワーポイントなんかいらない。ちゃんと問題に向きあって、課題を徹底的に吟味していれば。
・デザイナー、製品ディベロッパー、エンジニア、製造チームが細かく協力し、何度もスタート地点まで戻った
・パッケージは映画館のようなものでストーリーを生み出せる
・魅力的な半透明ケースを作るためにゼリビーンズの工場を見学するなどしている
・店舗はブランドの強烈な物理的表現になります。
・スティーブは話し合っていく考えていくその瞬間が好き。「スライドが必要なのは自分の話していることがわかっていない証拠」
・自分で自分を食わなければ、誰かに食われるだけだ
・創造性は何気ない会話から、行き当たりばったりの議論から生まれる。
・ipadのアイデアが先にあり、それをもとにiphoneが生まれたといえる
・アイデアはとても壊れやすく、大事にあたためてあげる必要がある。
・「ところで君はなにかすごいことを経験したことがあるかい?なにか生み出したことはあるかい?それともほかの人の作品にケチをつけて、作る人のモチベーションを引き下げてばかりいるのかい?」
・講義やビデオ授業を学生が一人で勉強し、クラスの時間は討論や問題解決手法の実践に使うようになる(ビル・ゲイツ)
・「完璧だ!」と宣言する直前までは「ガラクタ」
・利益を上げるのもすごいことだよ?でも原動力は製品であって利益じゃない。
・顧客が望むものを提供するのではなく、顧客が今後なにを望むようになるのかそれを顧客本人よりも早くつかむのが僕らの仕事
⇒何が欲しいか顧客に聞いたら「足が速い馬」と言われたはずだ(ヘンリー・フォード)
・1世代、2世代後であっても意義のある会社を作ること=起業
Posted by ブクログ
アップル復帰後のストーリー.圧巻の一言.
最後のメッセージは心揺さぶられる
「〜僕がいろいろできるのは、同じ人類のメンバーがいろいろしてくれているからであり、すべて、先人の肩に乗せてもらっているからなんだ。そして、僕らの大半は、人類全体になにかをお返ししたい、人類全体の流れに何かを加えたいと思っているんだ。それはつまり,自分がやれる方法で何かを表現するってことなんだ〜 」
自分は何を表現し,何をお返しできるのか.深く考えさせられた.
Posted by ブクログ
全2巻の下巻は、ジョブズがPixarを成功させ、いよいよAppleへ帰り咲くあたりからスタートする。その交渉の舞台裏から、その後立て続けに革新的製品を世に送り出す過程が書かれており、スリリングな展開に一気に読ませてしまう。特に、iPodからiTuneに繋がる音楽ビジネスの立ち上げにおける関係者との交渉の舞台裏は思わず息をのむ。iPodはMP3プレイヤーとしては完全なる後発であったが、ジョブズの妥協なきまでのユーザー指向によって、ロクな製品のなかったこの市場での確固たる地位を築き上げる。また、この辺りで言及されているのが、どうようの製品とサービスをSonyだったら作り上げるだけのリソースを持っていたという事である。しかし、指摘されているのは意思決定の遅さや、部門間の対立など、いわゆる大企業病、官僚主義といった問題点である。この点が引用されているのは、著者の意図として、ジョブズのリーダーシップ、意思決定の迅速さ、大胆な交渉などを際立たせるためなのであろう。Sonyを始めとする、日本の企業に携わる人達はこれを他山の石として今後にいかさなければならない。
意外だったのは、iPhoneは先にあったiPadの構想を転用したものであったという事だ。
ゲイツやエリソンら、ライバルでもあり友人でもあったIT業界のカリスマ達や、ボノ、ボブディラン、ウィントンマルサリスらの大物ミュージシャンとの交流などの裏話は、ジョブズの人間性が浮き彫りになり興味深かった。
アイズナー率いるディズニーとのパートナーシップと続くごたごたによる非難合戦、そしてアイズナーの後任となるロバートアイガーによる両社の和解、そしてディズニーによるPixarの買収。ここにおいても、金儲けを目的とせず、一途にユーザーを喜ばせる事に価値観を置くのビジネスに対する信念が伺える。アイズナーとの対比でそれがより鮮明に浮き彫りと成るエピソードだ。
Posted by ブクログ
41章にも渡るスティーブ・ジョブズのお話でした。スティーブ・ジョブズ本人、その家族、アップル社の重役、ビル•ゲイツ等が語り、話に厚みがあってとても面白かった。2巻目は、アップル社への復帰からiPod、iTunes、iPhone、iPadと自分もよく知る製品の開発秘話等も興味深かった。スティーブ・ジョブズが、考える教育改革も実現すると面白いと思った。
Posted by ブクログ
1人の天才の壮絶な人生の軌跡を追える名作です。「なぜアップルは世界を変えられたのか?」という問いへの答えであると同時に、イノベーションを起こす人間の「理想と現実」「創造と破壊」が詰まった物語です。
特に印象深いのはジョブスの人物評です。彼は「現実歪曲空間 (Reality Distortion Field)」とも呼ばれる強烈なカリスマと完璧主義で知られています。これは、時に周囲を精神的に追い詰める「ひとでなし」的な側面もありましたが、結果として常識では不可能とされる製品を生み出す原動力となりました。まさに、天才の才能の狂気を感じることができるエピソードでし。
我々凡人では、ジョブズの真似をすることはできなくとも、彼の思考のプロセス、妥協なき製品へのこだわり、そして挑戦し続ける不屈の精神は、見習うべきものだと思います。
Posted by ブクログ
ウォズニアックとジョブズで作っていったアップルの衰退。
ジョブズの復帰によりiPod、iPhone、iPadなど全てを統一しようと奮闘する
現実歪曲フィールドでこれまで対応してきたジョブズがガンという病にも使おうとするが…
Posted by ブクログ
上下巻、長かったけど興味深く読んだ。
iMac誕生以降、iPod、iPhone、iPadと
コンピュータに続き、次々と作品(製品というより
そう呼びたくなる)を生み出して行く過程に
ワクワクした。
この人の頭の中はどうなっているんだろう?
ちょっと超人的なすごさを感じてしまう。
周りで一緒に働いていた人達はさぞやエキサイティングで疲れる日々だっただろうな。
今回ジョブズから見た世界を堪能したけれど、
他の人から見たジョブズにもふれてみたいと思った。
ジョブズと気の合った人、敵となった人は
一体彼をどんなふうに見ていたんだろう?
ジョブズの生き様をみました
下巻は、いよいよジョブズの真骨頂を見せてくれます。本当に惜しい方を早く亡くしてしまいました。もしジョブズがコロナ禍でも存命だったら、どんなイノベーションを起こしてくれたのだろうかと考えながら、読み進めました。
Posted by ブクログ
下巻の内容は、Appleへの復帰から死まで。
この時期の内容でとても知りたかった事がある。
2003年4月のiTunes Music Store開始の際、開始時点から、ソニー以外の大手レーベル全てと契約を締結した時の状況だ。
コンテンツホルダーは元来動きが遅く、どう考えてもiTunes Storeの条件で交渉が締結するとは思えなかった。どのような手口を使ったのかすごく興味があったが、結論としては
「分からない」
としか言い用がない。実際には、ジョブズ自身がレーベルだけでなく、著名アーティストと粘り強く交渉した結果なんだけど、それでも特に魔法のようなブレイクスルーがあるわけでもなく、当時のレーベル役員達も、なぜ自分たちがこの契約を締結したのか自分達でも分からないと答えている。(魔法にかかったような、と言っている)
若干、詐欺的な内容もあるのだけど、それで大勢が決するわけでもなく、やはり「場を支配する力」がとても 強かった.のだろう。
Appleがジョブズの死後も、テクノロジー企業の先頭をはしるのは間違いがないと思うが、コンテンツ分野との交渉は、ほぼ彼のカリスマによって補われていたはずで、そこが今後の課題かもしれない。
上巻の感想にも書いたけど、本当に身も蓋もない、あけすけな内容で、事前に心配していてた「偉人礼拝」の文体は微塵もない。
それだけに、ジョブズの人間的醜さ、弱さもすごく生々しく伝わるし、逆にあまりにもむき出しに人間的だから、多くのタスクを達成したんだと分かる。
純粋にエンターテイメントとして、近年稀に見る内容の自伝だった。
映画化もされるらしいが、この内容なら見てみたい。
Posted by ブクログ
ジョブズがアップルに返り咲いて、生涯を終えるまで。
この下巻では、iMac、iTunes、iPod、iPhone、iPad、iPad2、iCloudといった製品開発の裏舞台や、アップルが大躍進する過程が記されている。ジョブズを中心にした家族や社員やライバル達との人間関係が描かれていて非常に興味深い内容だった。製品を愛し永遠に続く会社作りを目指したジョブズの精神が、アップルという会社にしっかりと根付いていることを期待したい。
Posted by ブクログ
\"「顧客が望んでいるものを提供しろ」という人もいる。僕の考え方は違う。顧客が今後、なにを望むようになるのか、それを顧客本人よりも早くつかむのが僕らの仕事なんだ。欲しいモノを見せてあげなければ、みんな、それが欲しいなんて分からないんだ。歴史のページにまだ書かれていないことを読み取るのが僕らの仕事なんだ。\"
Posted by ブクログ
個人的には圧倒的に?の方が面白かった。偉業としても、iTunesとiPhoneの方がマッキントッシュよりすごいと思う。
「『顧客が望むモノを提供しろ』という人もいる。僕の考え方は違う。顧客が今後、なにを望むようになるのか、それを顧客本人よりも早くつかむのが僕らの仕事なんだ。…欲しいモノを見せてあげなければ、みんな、それが欲しいなんてわからないんだ。だから僕は市場調査に頼らない。歴史のページにまだ書かれていないことを読み取るのが僕らの仕事なんだ。
文系と理系の交差点、人文科学と自然科学の交差点という話をポラロイド社のエドウィン・ランドがしてるんだけど、この『交差点』が僕は好きだ。…
アップルが世間の人たちと心を通わせられるのは、僕らのイノベーションはその底に人文科学が脈打っているからだ。」
Posted by ブクログ
約10年前に大ヒットしたステイーブ・ジョブズ本人公認の評伝、今更読みました。
読んで一言で率直な感想を表現すると
「この人を応援”したくない”」
かな。。。。
本を読み終えた後になんだかため息が出てしまう。グーグルやイーロンマスク、マッキンゼー、ナイキの創始者等の本を読み終えた時も同じ気持ちになった...。
自分はずっと日本にいるからだろうけど欧米のビジネスマンの価値観がやっぱり受け入れ難い。「これも縁だしみんなで切磋琢磨して最後まで一緒に頑張ってやっていこうぜ」という考えが全く無く、ヒューマンリソースを能力スコアが数値化された道具のごとく扱う感じが馴染めない。GOAL(目標達成)する上でヒューマンリソースの逐次取捨選択が合理的に最適だとしても、自分はGOAL達成よりも働く人を大切にしたい気持ちです。
そして本書を読みつつ、今更気づくの遅すぎた感があるけど、「スキルアップ」に時間を費やすよりも、「面白いアイデアないかなあ?ワクワクすることないかなあ?」みたいな想像&創造に時間を費やして人間なんぼだなあと身を染みて実感。気づけば5年近くスキルアップばかりに時間を費やしてて、いろんなタイミングやきっかけを逃してしまったかもって思った...。
あとはジョブズの完璧主義、この価値観とセンスあってこそアップルはここまで成り上がったんだなってゆうのはすごくわかる!自分もそういった価値観で物事を掘り下げると何かいろいろ見えてきそうな気持になってきた!
(「1」と「2」合わせての感想です。)
Posted by ブクログ
成毛さんの本を読んで冷静になっていたはずなのに、やられてしまった。やっぱりjobsはすごい。一巻はまだ読んでないが、二巻は今につながるjobs 絶好調の時代の話なので、とても興味深く読めた。