井口耕二のレビュー一覧
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パタゴニアの歴史から理念までまとめられた一冊。
前半の冒険譚は、ワイルドすぎて理解が及ばない部分も多いが、後半からは「なぜ経営理念が必要か」が伝わってきた。(自分の勤め先でも経営理念を浸透させるための施作はあるが、全くピンときていなかった)
もう一つは、環境に対する取組みについて。環境保護活動について必要性は理解しつつも、感情論のような気がして、両手で賛成するのは少し気後れしていた。パタゴニアは、売上の1%を毎年寄付するなど、ロジカルに考え行動しているように見受けられ、好感がもてた。
特に印象に残った箇所を抜粋。
政府も企業も資源の利用についてフルコストアカウンティングを採用していない。 -
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スティーブ・ウォズニアックの自伝。
根っからの電子工作オタク。
アップルI、IIを完成させるまでの前半はほとんど技術的な話。おもしろい。
まだCPUの本当に出始めた時代に、CPUなしで電卓を作り、パソコンを作ろうとした話はとても面白かった。
意気投合したスティーブジョブズとの話もまあまあ面白い。
でもスティーブジョブズと一緒にアップルを一緒に立ち上げたのではなく、参加させられたということのようだ。
会社を作り経営者になりたい、という気持ちはみじんもなく、自分の会社で好きなことをやりたかった、ということだったのだろう。
電子工作で世界を変えたかった、という夢はかなえられたのだと思う。
2008年 -
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patagoniaのダウンジャケットは軽くて温かく、生地も丈夫でかれこれ10年ほど愛用している。本書を読み、私が持つダウンジャケット一着に、どれほどの思いが込められているのかを知った。経営理念にも感銘を受け、ますますpatagoniaのファンになった。我々消費者に対して、「自社の製品も含め服を買うな、良いものを選択して長く使え」という内容を広告にする企業はpatagoniaをおいて他にいるのだろうか。資源には限りがあり、余計なものを買わないことで、節約できるだけでなく地球環境を守ることにも繋がるのだと、イヴォン・シュイナード氏は述べる。私がこれまで生きてきた中で、本当に大切にして長く着た服は何
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前半はコーダーという人種の気質の説明、解剖学というか、取扱説明書みたいになっていて、やや極端な表現があるものの、「あるある」から始まり、後半に向けて段々と話のスケールが大きくなっていく。
コーダー(日本だとプログラマー、エンジニア)の人種や性別の多様性の問題が、作られるソフトウェアにどう影響するのかというエピソードは個人的に勉強になった。
彼らを取り巻く環境が(シリコンバーレのビッグテックも例外ではなく)同質化・白人主義・男性社会に飲まれていく過程が描かれており、多様性を重んじる人にとって、読んでて辛いものもあるかもしれない。小さな差別もサービスに反映され、「スケール」してしまう。AIはリアル -
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ネタバレスティーブ・ジョブズが何を大切にして、どんな考え方をして今のような場所まで来たのかということが書かれている本。
自分に嘘をつかず情熱的に好きなことをする、世の中をちょっとよくしよう思う。
Apple製品のデザインと同じようにスティーブ・ジョブズという人物は洗練されていて、とてもシンプルな考え方をしていると感じた。しかし、それを貫くことは容易ではなく、自分を信じ抜いた結果彼はここまでたどり着いたのだと思う。
また、彼は時代を読む力に優れていて、人に時代が追いつかないことが起きていた。
細部まで審美性にこだわったり、自分が納得がいくまで作るところがすごいと思った。 -
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Posted by ブクログ
今後のAIの時代に必要なのは知識よりも説得力(伝え方)である事を種々事例を用いて説明した本。成功する人は、専門知識だけで無く、他人への伝え方が上手い人だと言い切っている。
具体的なノウハウは以下。
パトス、感情で心を揺さぶる
3幕構造でストーリーを語る
5秒で全体像を伝える
優しい言葉を選ぶ
比較とたとえを駆使する
今後も仕事のプレゼン、プライベートでも説明する機会はかなり多くなっているので、この本で学んだ事を取り入れて活用していきたい。
プレゼン力は先天的な能力ではなく、努力と準備と経験の積み重ねだとのコメントが、一般人にとっては心強かった。
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