井口耕二のレビュー一覧
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アップル創業者スティーブ・ジョブズの仕事の仕方と、その副官ティム・クックの仕事。そこから出てきていた問題点。中国工場での労使問題、サムスンとの特許訴訟、創業者が亡くなる前から問題は発生していたこと。そしてティム・クックがCEOとなってからのアップルの今に至るまでの苦境が書かれています。
ipodなど革新的な商品の発表が止まり、創業者で有名すぎるスティーブ・ジョブズが亡くなり、アップルファンとしては「これから」が非常に気になっている状態だと思われます。他社から魅力的な(今はまだ価格的にですが)商品が出てきており、浮気したい気持ちも芽生えているかもしれません。本書では、その原因について、かなり踏み込んだ取材を元に解き明かされています。アップルの将来に不安があるのは事実です。いろいろな攻撃に晒され、アップル自身が抱える問題点も多いことも書かれています。しかし、その中からでも、革新的な商品を作らなければならないという使命は残っていることを感じました。 -
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ネタバレアップルの将来性の何が問題なのかを知りたくて手にしたが、その直接の記述は後半の1/3だった。
事実を裏付けするためにインタビューや裁判のやりとりなど記述がとても多いため、500ページを越える大作となっている。アップルのことを少しでも多く理解したい向きにはいいかもしれないが、(本の返却期限が今日までで)そこまで付き合っておられないので、今回は半分くらいはスキップした。
現在の自分の仕事がアップルに依存している(=iOSアプリの開発)なだけに、最後に近くなると、読んでいて苦しくなってきた。僕はWWDCの講演をジョブスがやっていた5年くらい前から毎回ネット動画で観てきているが、たしかにジョブスもクックも"Amazing"と"Excellent"を連発するのが鼻についていた。でもそれが最近はとくにたいしたことでも無い改良に連発されるので、強く感じていたい。
Macのほうは、昔から今まで(スカリーがパフォーマーというしょうも無いものを売った次期を除いて)Windowsより優れているが、コストパフォーマンスが最も良いものではなく、シェアは一部、というスタンスを取ってきた。
iPhone/iPadもそのようになりつつあるのかもしれない。
iWatchも期待して準備するほどのことはなくて、それよりAndroid対応、または、HTML5による開発を考えた方がよいのかもしれない。
本書で紹介された「イノベーションのジレンマ」と「アップル帝国の正体」を読みたくなった。 -
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ネタバレジョブズまで、を描いた本は多数あるが、ジョブズ後はなかなか分かりにくい。アップルに対しては悲観的な見方に終始しているので好き嫌いがはっきり分かれそうな内容ではあるが、最近の動向がよくまとまっており読みやすい
クリステンセンによると、大企業では創造的破壊が起きにくい。既存の製品の改良を際限なく続け、やがてそれはプラトーに達する(iphone にこれ以上の解像度もメモリーも速度も、向上すればもちろんありがたいが、製品の魅力をとても高める、というものではない)。そうしているうちに、粗悪な後追いとして出てきたもの(アンドロイド)がより一層のスピードで改良を続け、先行者を駆逐してしまう。ここで、ソニーが挙げられているのはややショックだが、アップルも同じ道を辿っているという。
ジョブズはクックに「僕だったらなにをしただろうかと考えないでほしい。ただ、正しいことをすればいい」と言ってCEOを引き継いだそうだが、クックはやはりビジョナリーではないと感じている人が多数だろう。失敗に対して容赦がないので、イノベーションが起こりにくい。
ジョナサン・アイブのデザインこそがアップルをアップルたらしめているものだと思うのだが、、、新体制になってからは、アイブがユーザーインターフェースも担当することになったそうで、次の製品を期待をもって待ちたい。
・カリフォルニアの州法では、新車は6ヶ月以内にナンバープレートを取得しないといけないので、6ヶ月ごとに同じ車をリースし、新車に乗り換えることでナンバープレートのない状態をずっと維持している。 -
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7つの法則からなります。
できることからやるしかないよね。
まずは、刺激を求めることから始めよう。
マンネリ化した日常に対して変わるためには、踏み出し、気付き、叩かれる事を恐れていてはいけない。
スティーブにはなれなくても、彼から学ぶことは自由であり、ボクなりの小さな事て全然オッケーだから。
自分のやりたいことが見つかってないのが、最大の問題なのである。
7つの法則:
大好きなことをする。
宇宙に衝撃を与える。
頭に活を入れる。
製品を売るな。夢を売れ。
1000ものことにノーと言う。
めちゃくちゃすごい体験をつくる。
メッセージの名人になる。
本質を磨くのであり、そのモチベーションは情熱であり、それは出会い、気づく事で見つけるしかないのである。 -
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パタゴニアの創業者であり現在もCEOをつとめているイヴォン・シュイナードの共著。社会や環境に対する責任を果たすことが結果としてビジネスにもメリットをもたらすという、一見背反する事柄をどう実現するかについての具体的な手法が解説されている。巻末のチェックリストは環境保護に関心ある団体には役に立つ資料になりそう。
「一歩進むことが、次の一歩を可能にする」「人間とネズミの遺伝子は1%しか違わない。パタゴニアと他の企業も、ほとんど違わないはずだ」「製品が環境に与える負荷の90%はデザイン段階で決まる」「責任ある会社の利害関係者とは、株主、社員、顧客、そして地域社会と自然である」「仕事に意義が生まれるのは、したいと思うことをするからであり、その仕事が正しいことであるからだ。世界に報いることができる」「製品を作っている人々が安全な環境で適正な報酬をもらっているかについて関心を持つ消費者が増えている。」 -
購入済み
う~む、黒い。
Amazonのタコ社長じゃなかった、カリスマCEOであるジェフ・ベゾスの評伝。
ヘッジファンドから独立して、
自転車操業のような黎明期からあっというまに世界市場を席捲して行くスピード感は圧巻です。
でも、当然ながら急成長する企業にありがちなブラックぶりも余すところなく描かれています。
ベゾスの強烈な個性についていければよし、ついて行けないものは自ら去り、無能と見なされたものは情け容赦なく切り捨てる。ワークライフバランスは禁句....
とりあえず、働きたくない企業No.1決定です!
市場を取りに行くときのライバル企業への攻撃もタブーなき焦土作戦のオンパレード。法務部門は大変そうですね。
いろいろ参考になります(笑) -
Posted by ブクログ
まず、リーダーが行うことに唯一の解はないということ。訳者あとがきにも書いてあるし、一般的にMBAホルダーが学んだことを活かせているかというとそうでないように、この本もIt worked for meという観点で読むべき。
ただし、敵を倒すための叡智の結集である軍の戦略やリーダーシップは、ビジネスでも多いに役立つ。
自分が大切にしたいと思うことをつらつら。
リーダーは部下を信頼し、信頼されることでチームを形作り、問題を解決する。そして部下に対しても自身に対しても責任を取る。自身としては日々勉強し、上司部下に誠実に対応し、与えられた職務を全うするためにベストをつくすことを繰り返す。
そして自分へのいましめ。「仕事バカになるな」と「優れた判断は経験から生まれる」と「あらゆる情報、強み、弱み、機会、脅威などから選択肢を出し、そこから最善と思われるものを直感で選ぶ」 -
Posted by ブクログ
アウトドアブランドとして独自のポジションを確立している、パタゴニア。
その経営方針や社内運営がユニークであることを漏れ聞いていたので、興味を持っていました。
最近、そのパタゴニアの創業者による著書が話題になっていたので、読んでみることにしました。
テーマは「企業の責任」。
まず、人間が経済活動を続けていくことの限界、自然界の生物が置かれている危機的状況を説明しています。
その上で、「責任ある企業」の利害関係者として、株主、社員、顧客に加え、地域社会、自然を挙げています。
そして企業として、企業の一員として取り組むべき「有意義な仕事」とは何かを、パタゴニアの具体事例を挙げて考察し、利害関係者に対する経営責任とはどのようなことか、と展開していきます。
最後には、これら一連の企業活動を行っていく上での、「透明性」の大切さを強調した上で、終章で総括する、という構成になっています。
前半の、経済活動の限界については、企業で働いていても生活をしていても感じていることだったので、頭の中を整理してもらえたように感じました。
そして多くの企業が、「出来ることならやりたいが、今はそこまで出来ない」と足踏みしている取り組みについて、「限界がある」と認識した上で真摯に取り組んでいる、パタゴニアという企業の姿勢には、学ぶべきことがたくさんあるなと、感じました。
巻末には、責任ある企業として取り組むべき項目のチェックリストもついており、自分が属する企業の、現状レベルを確認することもできるようになっています。
本編は200ページほどで気軽さを感じる装丁ですが、21世紀を生き抜こうという企業については、参考になることがぎっしりつまった、一冊だなと感じました。