無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
イーロン・マスクと言えば、テスラ・スペースX・Twitterなどの世界的な買収や経営、起業に携わっています。
そんな彼がどんな人生を歩んで来たのか、生まれや育ちなどが気になり、読んでみました。今も大変ハンサムですが、子供の頃は本当に可愛い子供で、青年期はすごいイケメンです。幼少の頃の話や、親や祖父母のこと、子供の頃のいじめや挫折や苦悩など詳細に書かれており、この人は天才ではありますが、かなりの努力の人だということがわかります。
いちばん意外だったのは、イーロン・マスク自身が自分の性格をなんとかしたいと思っているところです。
また、スケールの違う苦悩を味わっているところに脱帽です。
とても人間らしさを感じられ、意外な一面を知ることが出来て、彼自身を応援したくなる1冊です。
Posted by ブクログ
『イーロン・マスク』上下巻を読んで、最も印象に残ったのは、常人では耐えきれないほどの強烈な危機感をエネルギーに変えている点だった。TeslaやSpaceXが現在のような巨大企業になる前、資金繰りや開発遅延で本当に倒産寸前まで追い込まれていた場面が何度も描かれている。しかしイーロン・マスクは、その極限状態でも逃げず、「どうすれば実現できるか」を考え続ける。普通なら諦める状況でも、最後まで突破口を探し続ける執念に圧倒された。
また、彼の思考法として非常に参考になったのが、「まず要件を疑う」という姿勢だった。一般的な企業では、与えられた前提条件や業界常識をそのまま受け入れてしまいがちだが、マスクは「その要件は本当に必要なのか?」を徹底的に問い直す。ロケットの部品価格、EV開発の制約、生産工程など、あらゆる場面でゼロベースから考え直している。これは単なるコスト削減ではなく、本質を見抜こうとする思考であり、仕事を進める上で非常に重要だと感じた。
さらに印象的だったのは、「本気で必死で働く文化」を徹底していることだ。睡眠も休日も削りながら、経営者自身が現場に入り込み、圧倒的な熱量で周囲を引っ張っていく。その厳しさゆえに批判も多いが、一方で世界を変えるレベルの挑戦には、それほどの覚悟と熱量が必要なのだとも感じた。特に、現場で問題が起きた際に、役職や組織の壁を越えて即座に意思決定し、解決へ向かうスピード感は非常に刺激的だった。
もちろん、マスクのやり方すべてに共感できるわけではない。強引さや他者への厳しさ、人間関係の衝突も多く描かれており、万人に真似できるスタイルではないと思う。ただ、それでも「人類を前進させる」という大きな目的に対して、狂気的とも言える集中力で挑み続ける姿には強く惹かれた。
この本は単なる成功者の伝記ではなく、「極限状態でどう意思決定するか」「本当に必要なものは何かを問い直せているか」を考えさせられる一冊だった。仕事への向き合い方を見直すきっかけになった。
Posted by ブクログ
下巻では2015年ころから2023年までが対象となっています。スペースX、テスラ、ニューラリンクでの修羅場、ジェフ・ベゾスやビル・ゲイツなどとの交流(冷戦)、また近年最も注目されたといってもいいツイッターの買収について詳しく書かれています。
下巻で印象に残った点をいくつかあげます。
(1)マスクが考えた「ばかやろう指数」なる指標。これは完成品の値段を原材料費で割った値で、これが高いということは(例:100ドルのアルミニウムから作った部品が1000ドルする場合は10)、設計が複雑すぎるとか、製造工程の効率が悪すぎることを意味します。宇宙産業では「ばかやろう指数」が高い部品が多い。
(2)マスクは、人間とコンピュータの本当の意味での共生は、人間の脳とコンピュータを直接つなげることだと考えました。これがニューラリンクの設立につながりますが、その源流は、イアン・バンクスの書いたSF小説「ザ・カルチャー」シリーズだということ。
(3)ツイッターで大規模人員整理を断行する際に、ダメな社員をクビにするのではなく、「シャクルトン」方式で、やる気のある社員だけをふるいにかけたこと。ちなみにマスクが言うシャクルトン方式とは、南極探検でその名をはせたアーネスト・シャクルトンから来ていて、シャクルトンは、南極への探検隊を募集する際に「低賃金、危険満載、無事帰還の保証なし。成功すれば称賛と名誉」といううたい文句で隊員を集めました(そこまで脅しても来る奴なら大丈夫ということ)。シャクルトンの単極探検隊とマスクの企業がダブった瞬間でした。つまり、マスクが立ち上げた企業(例:テスラ、スペースX・・・)で働く人は、まさにシャクルトンの部下になったような、ある種のクレイジーさが求められるということです。
(4)AIの性能向上には膨大なリアルタイムデータが必要となるが、マスクは、運転中の画像データを提供するテスラと、ツイッターという2つの巨大なデータソースを手に入れたということ。ここでテスラとツイッターが、AIという要素を通じてつながるわけです。
上巻同様、マスクの人となりがわかるだけでなく、AIや自動運転、宇宙開発などの最新状況についても勉強できる良書でした。純粋に面白かったです。
Posted by ブクログ
世界一の富を築き、人類史レベルの偉業を次々と成し遂げているのに、本人はいつだって満足できない。父親との関係は絶望的で、何かあるたびに感情的になってX(Twitter)へ投稿し、市場を揺るがす。常に自分を極限まで追い詰めていないと落ち着かない。
マクロな視点で見れば歴史に名を残す英雄だが、ミクロな視点で見ると「おま、、何やってんの?」と思うような言動も多い。世界一の富と影響力を持ちながら、どこか満たされない、少しかわいそうな大人にも見えてしまう。その姿を通して、「人の幸福とは何なのか」を考えさせられた。
本を読む前は、「何を考えているのかよく分からない人」という印象だった。でも読後は、どんな家庭環境で育ち、何を原動力に生きているのかはよく理解できた。
ただ、それでもやっぱりどうしても好きにはなれなかった。
むしろ、こういう人を「成功者」として無条件にもてはやすべきではないのだと思った。
レイモンド・チャンドラーの言葉を借りれば、
「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない。」
この一節が、読後ずっと頭に残っている。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
小説・文芸