あらすじ
今年一番の話題作! マスク自身が語り尽した初の公式伝記
世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』評伝作家だからこそ描けた。
いま、世界で最も魅力的で、かつ、世界で最も論議の的となるイノベーターの赤裸々な等身大ストーリー-。彼はルールにとらわれないビジョナリーで、電気自動車、民間宇宙開発、人工知能の時代へと世界を導いた。そして、つい先日ツイッターを買収したばかりだ。
イーロン・マスクと言えば、テスラ・スペースX・Twitterなどの世界的な買収や経営、起業に携わっています。
そんな彼がどんな人生を歩んで来たのか、生まれや育ちなどが気になり、読んでみました。今も大変ハンサムですが、子供の頃は本当に可愛い子供で、青年期はすごいイケメンです。幼少の頃の話や、親や祖父母のこと、子供の頃のいじめや挫折や苦悩など詳細に書かれており、この人は天才ではありますが、かなりの努力の人だということがわかります。
いちばん意外だったのは、イーロン・マスク自身が自分の性格をなんとかしたいと思っているところです。
また、スケールの違う苦悩を味わっているところに脱帽です。
とても人間らしさを感じられ、意外な一面を知ることが出来て、彼自身を応援したくなる1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
上下あわせて900ページほど。文字もやや小さめでかなりの文量でしたが、ひとつの章のボリューム自体は少ないので、とても読みやすかったです。
生い立ちから起業、成功、事業拡大、Twitter買収、スターシップの打ち上げまで。生まれてから直近までの取り組みが事細かに、本人、関係者の情景と共に書かれています。
イーロンマスク好きな人はもちろん、なぜ彼がここまでの偉業を成し遂げているのか。気になる人は必見だと思います。
たとえば、常識やルールの理由を改めて考え、間違っていると思えば、自らの考えを実行していく。設計・製造を徹底的にリンクさせる。失敗して、作り直す。どんなプロジェクトにも関わり、納得いかない場合には自ら手を動かす、などです。
スケジュールが無茶苦茶。あまりにも多くの人をクビにしている。気分により発言や行動が異なる、など。破茶滅茶な面、シーンもたくさん出てきますが。
本人も含め、関係者への取材がベースになっているので、登場人物がかなりの数で、よくぞこれだけの取材をしたのだと、感心もしました。写真の掲載も多いです。
日本語訳のセンスも抜群、秀逸でした。原文がどのような言葉なのか、読んだところで分からないとは思いますが、特に以下の表現が気に入りました。
ばかやろう指数
シュラバ
お前がつくるソーラールーフはうんこ
悪魔モード
ファルコン9の打ち上げ数や頻度が半端ではないこと。テスラの自動運転にはAIを活用していく方向で進んでいるなど、新たな学びもありました。
続編ならびに、著者さんが書いた他の作品も読みたいと思いました。
Posted by ブクログ
「修羅場を求めて突き進むイーロン・マスクの“狂気”が、圧倒的な熱量で描かれる。」
テスラやスペースXで成功を収めても満たされず、あえて困難に飛び込む姿がリアル。
Twitter買収の舞台裏や、周囲を巻き込む破壊的な情熱に、読後は賛否を超えた衝撃が残る一冊。
でも、やっぱり私は振り回されたくないからできるだけ関わり合いたくないなと思うわけです。
Posted by ブクログ
上巻はテスラやスペースXのいわゆるヘビーな産業の話だったのでなんとなくイメージがついたが、こちらはツイッター買収のドタバタ劇が中心。上巻の方が身近な感じはしたが、それでもとても面白かった。
Posted by ブクログ
下巻では2015年ころから2023年までが対象となっています。スペースX、テスラ、ニューラリンクでの修羅場、ジェフ・ベゾスやビル・ゲイツなどとの交流(冷戦)、また近年最も注目されたといってもいいツイッターの買収について詳しく書かれています。
下巻で印象に残った点をいくつかあげます。
(1)マスクが考えた「ばかやろう指数」なる指標。これは完成品の値段を原材料費で割った値で、これが高いということは(例:100ドルのアルミニウムから作った部品が1000ドルする場合は10)、設計が複雑すぎるとか、製造工程の効率が悪すぎることを意味します。宇宙産業では「ばかやろう指数」が高い部品が多い。
(2)マスクは、人間とコンピュータの本当の意味での共生は、人間の脳とコンピュータを直接つなげることだと考えました。これがニューラリンクの設立につながりますが、その源流は、イアン・バンクスの書いたSF小説「ザ・カルチャー」シリーズだということ。
(3)ツイッターで大規模人員整理を断行する際に、ダメな社員をクビにするのではなく、「シャクルトン」方式で、やる気のある社員だけをふるいにかけたこと。ちなみにマスクが言うシャクルトン方式とは、南極探検でその名をはせたアーネスト・シャクルトンから来ていて、シャクルトンは、南極への探検隊を募集する際に「低賃金、危険満載、無事帰還の保証なし。成功すれば称賛と名誉」といううたい文句で隊員を集めました(そこまで脅しても来る奴なら大丈夫ということ)。シャクルトンの単極探検隊とマスクの企業がダブった瞬間でした。つまり、マスクが立ち上げた企業(例:テスラ、スペースX・・・)で働く人は、まさにシャクルトンの部下になったような、ある種のクレイジーさが求められるということです。
(4)AIの性能向上には膨大なリアルタイムデータが必要となるが、マスクは、運転中の画像データを提供するテスラと、ツイッターという2つの巨大なデータソースを手に入れたということ。ここでテスラとツイッターが、AIという要素を通じてつながるわけです。
上巻同様、マスクの人となりがわかるだけでなく、AIや自動運転、宇宙開発などの最新状況についても勉強できる良書でした。純粋に面白かったです。
Posted by ブクログ
読み終わりました。たったの一読で終わってしまってはいけないのだろうけど、彼が人類の最先端を行き、AIと一番近しい存在だと感じました。天才は常人にあらず。一言で言えばこんな人。人間とAIの違いは熱があるかないかではないでしょうか。
Posted by ブクログ
自分もエンジニアのため、イーロンマスクの考え方が参考になった。どの業界についても常に同じように取り組む彼の姿に感動した。
1、要件はすべて疑え。
2、部品や工程はできる限り減らせ。減らし過ぎて後で戻すことになるかもしれないが、それはそれでいい。
3、シンプルに、最適にしろ。ただし、必ず2の後にやる。必要な部品やプロセスをシンプルにしても意味がない。
4、サイクルタイムを短くしろ。工程は必ずスピードアップできる。ただし、3を実現した後にやる。――テスラは初期にいきなりサイクルタイムを短くしようとして大失敗しているので、その経験が生きています。
5、自動化しろ。自動化はあくまでも最終段階だ。
Posted by ブクログ
最高だった!
イーロン・マスクとはどんな人物なのだろう、緻密な取材から作られたこの本で、それを知ることができる。
さらに、イーロン・マスクを通して様々なモノ・サービス・技術に触れられる。
ロケットや電気自動車の開発、ウクライナ戦争と衛星通信、Twitterの内幕、AIに関する話などなど。
最後にインタビュー取材先一覧が掲載されており、数えてみると計129人だった。
著者ウォルター・アイザックソンに拍手。
読後感は、自分も何かしたいな、と熱くなる気持ちにさせてくれる。
以下、心に残った部分を挙げる。
▼おもちゃからヒントを得る
不具合なく、安く、すばやく作られるおもちゃは参考になる。
従来は100個以上の部品を組み合わせていたが、シャーシ全体を80秒で作れるようになった。
▼シュラバ発動
ゆるんでいると感じると定期的にシュラバモードが発動。
良い点、悪い点がある。
良い点、現場に緊張感が生まれ、あり得ない期限を達成できることがある。
悪い点、ついていけない人間がどんどん辞める。しかも、そもそもできなかった結論になることもしばしばある。
やれなかったことで辞めた人が正しかったわけです。
▼技術の進歩について
「技術というのは、放っておいても自動的に進歩するものではない」
たしかに。実際、全体の科学技術の発展の割に、宇宙分野・電気自動車は止まっていたわけで。
こういった意識は大切ですね。
▼ポリトピアというゲームがしばしば出てくる
マスクの教訓は以下。
・共感は資源ではない
・ゲームのように人生を送れ
・敗北を恐れるな
・先を見越して動け
・ターンごとに最適な手を打て
・倍賭けする
・選んで戦え
・休むのも大事
一応、自分もポリトピアをインストールはしてみました。
▼ウクライナへの支援
スターリンクで協力。
しかし、軍事支援したいわけではないという、板挟みにあう。
国が中間に入って取引するというのは、たしかにと思わされた。
▼ゲイツと会う
ゲイツはマスクにスケジュール担当者がいないことにびっくり。
ゲイツは慈善活動に興味があるが、マスクは無関心。
あと、マスクはテスラの空売りが許せなかったらしい。
▼ツイッター
テック企業だから、テスラやスペースXに比べれば簡単に立て直してしまうのかと思いきや、すごく苦戦する。
たしかに、表現の自由と好ましくない発言の規制は相反しており。
さらに、広告収入も絡み合って、非常に難しい。
私もツイッターapiを使っていて、なくなると宣言された割にしばらく何事もなく、何がどうなってるんだと思っていたが。
この本で、内部はとんでもないシュラバが進行していたことがわかる。
▼ツイッターファイルでメディアについて考えさせられた
ツイッターも偏ったことをしていたことが明らかになる。
これだけ多くの人間が使うメディアが印象操作できてしまうのは、非常に怖いことですね。
あまり、SNS使わないので意識はしてませんでしたが、操作されることがあるという前提知識を持つ必要を感じた。
▼細かい取材が素晴らしい
マスクの父が送った陰謀論めいたメールを紹介、しかし、マスクはメアド変えていて受け取っていなかった、とか。
締め上げられた人間のその後も確認でき、
イーロン、締め上げられた人間、その上司、3者の視点からの話もある。
ちなみに、数年はミッション達成のために良い時間を過ごす。
ただ、結婚や子どもができることで、ワークライフバランスを重視するようになると、たいていの人間はついていけず、退職しているようだ。
▼本書に対する態度がスティーブ・ジョブズと同じ
刊行前に、本書を読ませてくれという話はなく、マスクの手はいっさい入ってないそうだ。
不思議と、このスタンスはスティーブ・ジョブズと同じ。
他人との比較に興味ないから、ありのままを書いてくれて結構、ということなのだろうか。
Posted by ブクログ
最近読んだ中で一番 最高の本。
読んでいて未来へと一緒に飛んでいっている感じ。全部これが現実に起こっているだ、と言うことをニュースやXでも確認でき詳しい現場の臨場感が伝わってきた。
偉業を成す人は考え抜く力が半端じゃないな。
イーロンは目標に向かって極限近く無理強いし、自分自身も進化を続けてる。
そうやって考えると、人間はまだまだ脳を活性化させてないと考える。一人一人が脳を鍛えていけばもっと違う自分が出てくるのではないだろうか。
未来を描く。強く願う。失敗を恐れない。守りに入らない。常に挑戦する。それを教えてくれている。
火星移住は夢ではない。現実に向けて現在進行中。
イーロン・マスクから目が離せない。
Posted by ブクログ
世界の中心はこの男!!
2年前くらいから興味を持ち始め、この渾身のルポではっきり分かった。破天荒ながら唯一無二の、現代版キングダムだ。ここから一体何を学べばいいか。
上巻でも思ったけど、常識を打ち壊し続ける、それを貫き通す意志。「きりもみして落下するロケットのエンジン交換をする」と表現されており、自分がパイロットだったら胃ごと吐くかなと想像力をかき立てる。イーロンの胆力ハンパない。先を見通すだけでなく、そこに命以上の全てをぶち込む力。
狂ったように仕事をしろ。
ワークライフバランスが叫ばれる中、完全な逆走だけどそれはそれで真実の一つかもしれない。というか、それが合ってる人も一定数いるのは確実。
それくらいやれば、なんらかの答えは出せる。
死にそうなジジイになっても誰か話を聞いてくれるよ。
ワークライフバランスって、そういえば誰の幸せ?
トランプ大統領を、たわごと選手権の世界チャンピオンと評する所も笑えた。その男が再選される日がくるのかな…?
Posted by ブクログ
何を成し得たいのか、どんな思想なのか、それがわかった一冊
到底自分にはできないし、共に働けない
しかし、なぜ政権に起用されるのか、話題になるのか、このような人だっていたっていい
ただただ、健康が心配になる
Posted by ブクログ
不错的自传,几个读后感:
1. 我不想和musk工作,不想去他的公司上班,不想要这样的老板,我想到了萨古鲁之前评价jobs的刻薄话语,但是,实际上jobs和musk本人要刻薄的多得多;
2. 他的确有引领人类的资质和能力,首富名正言顺;
3. 这本书有些时效性,毕竟musk的故事还在继续,书里还在说他看不起特朗普。而实际上他现在刚从美国效率部辞职。此前还赞助特朗普当上了美国总统;
4. 读读自传挺好的
Posted by ブクログ
激しさ、集中力、競争心、しぶとさ、戦略愛などさまざまな側面を持つマスクという人物を理解するには、彼が情熱を燃やすビデオゲームについて考えてみる必要がある
ゲームのような人生を送れ
敗北を恐れるな
先を見越して働け
ターンごとに適切な手を打て
倍かけする
選んで戦え
休むのも大事
Posted by ブクログ
イーロン・マスクのことが赤裸々に書かれていました。
驚異的なスピードで決断し、進めていく行動力は凄いと思いました。
周りの人は大変だろうなとも感じました。
Posted by ブクログ
関わった多くの人から「頭がおかしい」と言われ、ビル・ゲイツから「面妖」と言われていた。
南アフリカで育った幼少期と家庭環境(特に父親)、生まれもった資質なんかが合わさって、あのキャラクターなのだと思う。
子供の頃に好きだったSFの世界を胸に、自分のビジョンをひたすら追求する姿勢はすごい。良くも悪くもピュアで、あきらめることを知らない人なんだ。
Posted by ブクログ
上巻は「マスクも若い時だから、、、」と言えるような破茶滅茶な経営、指示、働き方、考え方だったけど、つい最近までのエピソードが詰まった下巻でも、相変わらずのマスク節。。。
凄すぎる。。
気に入ったフレーズ
マスクは納得しない。人員の大幅削減はお金だけが理由ではなく、本気で必死に働く文化にしたいからでもあるのだ。安全ネットなしで飛ぶ覚悟がある、いや、是非ともそうしたいと考えていた。
AIの燃料はデータだ。今回登場したチャットボットは膨大な情報で訓練してある。GoogleもMicrosoftも、検索エンジンやクラウドサービス、電子メールなど、訓練に使えるデータがどんどん湧いてくる泉を持っている。
マスクは、それに、Twitterのフィードや、テスラの車載カメラの動画で対抗する
何もせずじっと座っているわけにはいきません。
AIがここまで来ているのに、Twitterについてあれこれ考えるのに時間をたくさん使っていていいのかなと思うんです。世界一の金融機関にしようと思えばできるでしょう。でも、私のブレインサイクルは限られているし、1日に使える時間も限られています。
Posted by ブクログ
シルアルアントレプレナーとして、ぶっ飛んだビジョンを掲げてそれを推進するエネルギーを持っている人間としてイーロン・マスクを尊敬している。ただ一方で、なぜそんな言動をするのか理解ができないことも多い。
それがなぜもたらされるのか、一面を知ることができた。
Posted by ブクログ
インタビュー等をまとめた上巻と異なり、下巻は、筆者がマスク氏と行動を共にしていた時間も多かったのであろう最近の話に移り、筆者の感想も見え隠れしている。
本の最終95章は、スターシップの打ち上げ。
離陸し、視界から消えて飛んでいったが、軌道到達が見込めないと判断、地上に危険が及ばないよう、手順に従い爆破せざるを得なかった。
それでも、「よくやった、みんな。成功だ。我々が目標としていたのは、離陸して、見えないところまで飛んで爆発だ。そして、それは達成できた。初トライで軌道まで行けるはずがない、そのくらい難しいことなんだ。今日は最高の一日だよ」(P430)
大胆にリスクをとりながら高速で世界を変えていく彼を象徴する終章だと思う。
ウクライナとスターリンクの関与について、私はこの本で初めて知った。
そうなんだ。アメリカは民主主義国家だけど、1民間人の決断と行動が、政府の余白を埋め、世界の動きに大きく寄与しているところもあるんだなぁ、、、
ツイッターのゴタゴタについては、報道を傍で見るともなしに見ていたにすぎない立ち位置ながら、マスク側には、報道とはまた違った言い分があるのだなということは、まぁなんとなくわかった。
ぜったい、関わりたくないタイプの人だけど、こんな人が歴史を動かしているんだ、同時代に生きているんだな。
Posted by ブクログ
あらゆることに取り組む姿勢で解決しようとするところはすごいと思う。唯、他人には迷惑をかけていると思う。凄いことを考え付くのは彼ならでは。スターリンク、自動運転、ギガプレス、ソーラーハウズ、ニューらリンク、火星への熱意、ブロックチェーン等新しいことへどう取り組むかというときには参考になる。
Posted by ブクログ
上下巻を通して、彼がスペースXやテスラ、ニューラリンクなどの企業で革新を続ける姿に触れ、彼の飽くなき挑戦精神とリーダーシップに感銘を受けました。また、彼の個人的な葛藤や苦労も描かれており、人間味溢れる一面も知ることができました。全体として、マスクの生き様と挑戦の軌跡を深く理解できる充実した読書体験でした。
Posted by ブクログ
上巻から間が空きましたが、楽しく読ませてもらいました。
普通、自伝などは後半は安定期に入るはずですが
マスク氏に限ってはそんな事はなく、ウクライナ支援やツイッター買収、その間に自動運転やロケットの修羅場状態と常に攻めまくってます。
大半がツイッターの話でしたが最後が火星に行くロケットの話で常に夢を追い続けるという良い終わり方だと思います。
それにしてもこの著者の作品はどれも面白いですね。
今回も2年間の密着取材という事でほんと頭が下がります。
Posted by ブクログ
育った環境や生まれ持った特性も多分にありそうだが、狂気的な意思とエネルギーと知性で絵空事を実現していく様子が印象的だった。絶対映画化されるわこんな人。
Posted by ブクログ
イーロン・マスクが何を意識し、どう進めているか一端を知れて面白かった。
アイディアを何がなんでも形にするのがワクワクした。
少しでも生かせるとこは真似してみたい。
ものを進めるのに共感はいらない、というのはそうかも。ずっとそのモードでいるとキツイけど仕事や1人でいるときはそうしようかな。
Posted by ブクログ
感情の起伏が二段階しかない。機嫌のいい時はアイネクライネナハトムジークのト長調を口笛で吹いたかと思ったら、悪魔モードに突入したら旧ツイッターの買収でとんでもない数の人員整理を容赦なくやってしまう。時に陰謀論に支配され、失敗しても次々と思いついたことを形にしていく。暇が嫌、一人が嫌。観客側としては宇宙事業の次は何に興味を示すのか楽しみではあるけど、、、あぁ本当に大変な人だなと思う。
面白かった
ツイッター買収の裏側が知りたくなり、下巻だけ購入。
面白かったです。
イーロン・マスクは破滅願望持ちだと思っていたけど
本人も自分の行動のことを「ふとももにナイフを突き立ててる」と言ってるので
自覚あるし、わかっていて、その道を選ぶのは…愚か者か天才かって感じですね…
歴史に名を刻む人ってこういう人なんだろうかと思いました
Posted by ブクログ
いろいろな犠牲のもとにマスク氏に関わる偉業が成り立っているのだと感じました。一緒には働きたくないと思いました。
アイザークソンさんは著名人の伝記に関わることが多そうだけど、取材力はともかく、何がそんなに優れているのだろう。
Posted by ブクログ
上巻までの時点でですでに十分な成功を収めたイーロンですが、その後もあえて修羅場を求めて働き続ける様がまさに狂気です。テスラとスペースXが順調すぎて不安になり、あえて修羅場を求めてTwitterを買収しますが、その後でしっかり後悔してることなんか、ちょっと微笑ましいです。
共感力のないイーロンが、人類の意識の存続というSF的な目的のために、周囲の人や自分の生活までも破壊します。その結果、人々から称賛される成果を上げまくるという皮肉が本書から感じたテーマです。人は罪から生まれる。罪は否定されるが、一方でそれによる成功は決して否定されていません。
Posted by ブクログ
うーん子供時代、PayPal創業やスペースX創業、テスラ出資などのマスク黎明期とも言える上巻と比べると下巻はTwitter買収の話が大半で、あまり面白くありません。濃い上巻のおまけの下巻と言った感じです。パラっと読めます。
Posted by ブクログ
イーロン・マスク 話題になっているがどういった人なのかあまり知らず、とりあえず読んでみる。
なるほどね、こういう人なのか。ひどく純粋で分かりやすく、だからこそ、一緒に働くのは無理そう(そんな能力もないのだけど)。
彼が行っていることが、偉大な結果に繋がるのか、うまくいかないのか。その結果が出てから再度この本を読んでみたい。まだ早すぎる。
Posted by ブクログ
本書を読みながら、今は亡きマイケル・ジャクソン氏を思い出した。彼の死後、世間は掌を返して彼の功績を称賛した。そしてキング・オブ・ポップとして人々の記憶に残り、良い面が誇張され語り継がれてゆく。イーロン・マスク氏も同じように、生きている間にどれだけの成功を収めても、死ぬまでバッシングは止まらないだろう。彼が作中で述べているように、普通の人ではないから偉業を成し遂げられるのである。すべての成功者が聖人君主ではないのだ。
以下、本書より抜粋。
「兄のキンバルが『ポリトピア』というゲームから学んだ処世術。
- 共感は資源ではない。
- ゲームのように人生を送れ。
- 敗北を恐れるな。先を見越して動け。
- ターンごとに最適な手を打て。
- 倍賭けする。
- 選んで戦え。
- 休むのも大事。」
「みずから戦略を組み立てなければ成功はおぼつかない。」
「ビル・ゲイツはワシントンD.C.の晩餐会でマスクの批判が上がった際、『イーロンの言動についてあれこれ思うのは勝手ですが、科学とイノベーションの限界を彼ほど広げている人物は、この時代、他にいませんよ』と指摘している。」