【感想・ネタバレ】ジェフ・ベゾス 果てなき野望 アマゾンを創った無敵の奇才経営者のレビュー

あらすじ

時に部下を叱りつけ、ありえない目標を掲げ、けたたましく笑う。そうして小売りの巨人ウォルマート、大手書店のバーンズ&ノーブルなどとの真っ向勝負に立ち向かってきた。ベゾスのビジョンは、「世界一の書店サイト」にはとどまらない。「どんなものでも買えるお店(エブリシング・ストア)を作る」という壮大な野望に向けて、冷徹ともいえる方法で突き進んでいく。

■急成長したアマゾンの手法がわかる!
ジェフ・ベゾスとアマゾンの経営手法は独特だ。10年以上先を見据えて、必要とあれば赤字もまったくいとわない。買収したい会社があれば、相手の体力が尽きるまで価格競争を仕掛けて追い込む。投資家から批判されても、巨大な物流システムやクラウド「AWS」、電子書籍「キンドル」などの新規事業には、巨額の投資を続ける。電子書籍の普及に向けて、出版社には言わずに卸値を下回る1冊9ドル99セントで電子書籍を売りまくる。数字と情熱を重要視する合理的で冷徹な手法を解説している。

■ベテラン記者がベゾスの許可を得て記した最高のノンフィクション
著者は、ニューズウィーク誌、ニューヨーク・タイムズ紙、ビジネスウィーク誌でジェフ・ベゾスやアマゾンの記事を書いていたベテラン記者。ジェフ・ベゾス自身はマスコミ嫌いで有名だが、長年の著者の実績から、本書に関しては、ジェフ・ベゾス自身がアマゾン幹部や親族や友人への取材を許可した。著者は本書のために、300回以上も関係者に取材。ベゾス自身が40年以上音信不通だった実の父も探し当てて話を聞いた。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

これだけの企業をつくった人物の物語であり、やはり通常では考えられない思考と行動力の持ち主であった。買い物という人々が何気なく行なっている日常を根底から覆してしまうようなイノベーションを起こすには、誰も考えつかない大胆な発想と信念がなければできない。
以下、備忘しておきたい一文。
「必要な人材はこれから雇えばいい。難しい道なのはわかっている。どうすればいいのかはこれから学ぶんだ」

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2024年01月30日

Posted by ブクログ

やはり世界一の金持ちになるだけあって、強烈なキャラだと思いました。けど、正直一緒には仕事したくないと思いました。

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2018年12月06日

Posted by ブクログ

全体的に面白かった。ザッカーバーグの話などといっしょで、キャラ立ちするCEOのリアルな話はおもしろい。もうちょっとAWSの話があったらよかったが、後半の生々しい闘争のエピソードは厳しいビジネスの世界が垣間見れてよかった。世界一の企業にはこうことも必要なのかと。

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2014年11月09日

Posted by ブクログ

■ジェフ・ベゾス

A.ジョブズと同じようにベゾスも現実歪曲フィールドをまとっており、思わず納得させられてしまうが、冷静に考えると得心のいかないプロパガンダを展開する。

B.クリティカルシンキングを育むには散文形式のほうがいいとベゾスは信じている。新製品ならプレスリース形式で文章を作る。つまり、その提案をどのような形で顧客に提示するのかを形にするわけだ。

C.我々はモノを売って儲けているんじゃない。買い物についてお客さんが判断するとき、その判断を助けることで儲けてるんだ。

D.賢くあるより優しくあるほうがむずかしい。

E.緊密で有機的につながる仕事ができていないから、関係者のコミュニケーションが必要となる。部署間のコミュニケーションを増やす方法ではなく、減らす方法を探すべきだ。

F.グーグルを山だと思え。登れるけど動かせはしないというわけだ。連中を徹底的に利用しろ。でも、連中に知恵を授けちゃいけない。

G.必要な人材はこれから雇えばいい。難しい道なのはわかっている。どうすればいいのかはこれから学ぶんだ。

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2016年03月18日

購入済み

う~む、黒い。

Amazonのタコ社長じゃなかった、カリスマCEOであるジェフ・ベゾスの評伝。

ヘッジファンドから独立して、
自転車操業のような黎明期からあっというまに世界市場を席捲して行くスピード感は圧巻です。
でも、当然ながら急成長する企業にありがちなブラックぶりも余すところなく描かれています。
ゾスの強烈な個性についていければよし、ついて行けないものは自ら去り、無能と見なされたものは情け容赦なく切り捨てる。ワークライフバランスは禁句....
とりあえず、働きたくない企業No.1決定です!

市場を取りに行くときのライバル企業への攻撃もタブーなき焦土作戦のオンパレード。法務部門は大変そうですね。
いろいろ参考になります(笑)

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2014年02月28日

Posted by ブクログ

インターネットの寵児の起業の哲学になったのが、カズオイシグロの日の名残りだというのが良いな。
フルフィルメントセンターを改良していく過程が象徴的で面白い。こんな化け物起業でも、あちこちでプロトタイプをどんどん試し、小さな山を作っては壊し、失策も繰り返しながら行き当たりばったりで進んでいる。不格好経営に書かれていたDeNAと重なる部分がある。官僚的組織にいる身としては考えられない決断と実行の速さ。
エブリシングストア、顧客第一という目的があり、そのために行動重視と倹約を徹底する、カルトのようなジェフィズム。

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2022年01月14日

Posted by ブクログ

自分が日々使ってるサービスがどのような経緯で生まれたか知ることはためになったし、なによりスリリング。

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2021年11月21日

Posted by ブクログ

読み終わるとすでに内容のほとんどを忘れてしまってるような分厚い本でしたが、書くとすれば、

p328-9 イノベーションのジレンマ
巨大企業が傾くのは破壊的な変化を避けようとするからではなく有望だが現場の事業に悪影響を与えそうで短期的な成長要件を満たさないと思われる新市場への対応が消極的になりがちだからだと看破した

これを解消するには、破壊的施術を中心に独立の新事業を立ち上げる自律的組織を設置する

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2017年10月04日

Posted by ブクログ

何でも取り揃えながら、ユーザにメリットある低価格を実現し、あえて利益を小さくして他社の参入を拒む。このビジネスモデルを徹底することが驚きだ。

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2016年05月01日

Posted by ブクログ

起業家としてベゾスの凄味を感じさせられる。狂気といってもいいかもしれない。極めてビジョナリーで次から次に施策を打ち出すベゾスは、ジョブズに並ぶ一流の革新者といえよう。絶対に下では働きたくないが(笑)

「エブリシング・ストア」を標榜しながらもドットコムバブル崩壊の傷も癒えぬままAWSやキンドルなど別基軸の戦略を展開できるベゾスの先見性(鈍感さ?)に只々驚かされる。

「オバマの賢人」のような品格や愛情には欠けるものの、ジョブズしかりペイジ&ブリンしかりこうしたイノベーターが世の中をよくしていくのだろう。

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2014年07月15日

Posted by ブクログ

TOP経営者の資質を述べた本ではないが、皆同様な部分が多い。質素倹約、夢を創る、妥協しない、顧客第一、セッカチ、決断力が早い、愛妻家、だろうか。他にも幾つかはあるだろうが、この条件は必須だ。(笑)

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2014年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スティーブジョブスと何かと比較される理由がよくわかるくらい共通点がある二人だなと。
スゴイけと、下では働きたくない織田信長タイプ。

スティーブジョブスと同じ失敗を、したくないというところが印象的。現時点ではそれは失敗か?!と思うけど、ベゾスのいう長期的視点で見れば失敗と判断されるのかも。利益率を、あえて高めないという。

顧客第一主義で競争相手に見向きもしないと聞いていたが、顧客主義はそうとしても競争相手をめったくそにする手法は相当なえげつなさだった。

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2014年04月02日

Posted by ブクログ

 ジェフベゾスの考え方や思想が良くわかる一冊。

 ただ余計な部分が多すぎて、あまり入ってこない。

 大企業でも中小企業でも社長はワンマンなんだな。成功するかしないかは2番手にかかってる。

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2024年09月29日

Posted by ブクログ

1ページの内容が濃く、ページ数も多いため
読むのに時間が掛かってしまった
そして人の名前が出てきても誰が誰なのか全然わからん

かなり昔から電子書籍やAWSなど考えていて
本当の天才なんだなと感じた

利益率が低ければ競合が減る

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2024年03月01日

Posted by ブクログ

従業員が友人の結婚式に出るために仕事を休んだら、ジェフベゾスが激怒した、らしいです
やっぱり一代で築くような人は苛烈だな‥この人の下では働きたくないな‥
孫正義もニワトリ小屋といわれる従業員が泊まり込みで働く部屋があったらしいし。

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2019年02月14日

Posted by ブクログ

狂信的なまでの理想への執着。他企業をつぶすことも功労者を切ることもためらわない。ここまでやるから超大企業になる。

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2017年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラッカーは、「非営利機関は、ビジネスにも増して、体系的に放棄すると言う規律を持つ必要がある。重大な選択を憶せず行う必要がある」と従来の通念に比べてかなり大胆な提言をしている
昨日を捨てることをなくして、明日を作ることはできない。旧弊に縛られ、あるいは安住する組織は必ず滅びる。これを脱するには昨日を棄てるチェンジリーダーが是が非でも必要である

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2016年08月17日

Posted by ブクログ

読んでいても読み終わっても気分はよくない。
ウォール街から来ると、労働者にとっては厳しい経営者になるのだろう。シリコンバレーの経営者とは真逆に感じる。
あれでよく技術者を集められたなあと思う。

感銘を受けたのは顧客に対する姿勢と未来の想像力、行動力。とくに想像力はそれだけで技術者や経営層を巻き込み、引っ張ってきた。

技術的な記述はそんなに詳しく書かれていない。一方、倉庫の中の様子は詳しい。物流関係の人は読むと面白いのではないか。

印象に残ったのは生い立ちと現在の家族の項。他に挙げられている経営者も含め、そういう出自が経営の仕方に影響するのだなあと感じた。

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2014年09月08日

Posted by ブクログ

新書ではなくて,単行本にするだけのボリュームが詰まっている.少々うんざりするくらいだけど,よくかけているとおもう.

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2014年08月26日

Posted by ブクログ

こういう一流経営者の人って一癖あるひとが多いのだろうか。本だから多少拡大解釈してるところもあるんだろうけど。

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2014年06月22日

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