井口耕二のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
人生の50冊 プロデューサー編 ベスト2
すべてのプロデューサーはクレイジーなイノベーターであれ。
イノベーションという、何かしらのオリジナルな工夫があってクリエイティブは世の中に出る。
そのオリジナルな工夫とは、製品開発をすることに留まらないで、
パッション、ビジョン、顧客との関係作り、デザイン、体験など多岐に渡るクレイジーな試みの総体である。
本書はジョブズがしてきたことや、ジョブズなるどうするかという観点で
イノベーションの起こし方を7つの法則にまとめている。
法則1:大好きなことをする(キャリア)
法則2:宇宙に衝撃を与える(ビジョン)
法則3:頭に活を入れる(考え方)
法則4:製品を売るな。夢を売れ。(顧客)
法則5:1000ものことにノーと言う(デザイン)
法則6:めちゃくちゃすごい体験をつくる(体験)
法則7:メッセージの名人になる(ストーリー)
読めばわかるが、プロデューサーに必要なのは、クレイジーなアプローチなのだ。
日本の名著「葉隠」では「生き狂い、死に物狂い」と表現された
常識に縛られないイノベーションの方法をプロデューサーは学ぶ必要がある。
Think Different.
ジョブズはまさにクレイジーなイノベーターであり、不世出のプロデューサーだった。 -
Posted by ブクログ
資源が乏しくなりつつあるにもかかわらず、世界人口は増加し、都市に住む人が増え、消費は拡大している。これでは、遠からぬ将来、いまのような消費社会は崩壊するだろう。我々はいま、大量消費の新しい社会―ポスト消費社会―へと移行しつつさり、時間や公的空間、バランスといったものについて人間が持っていた感覚を取りもどさなければならない状況にある。
ポスト消費社会になると、社会コストと環境コストが製品価格に反映され、物の値段は全体に高くなるはずで、楽しみとしての買い物は減るだろう。これは悪いことではない。時間的にはいまよりも余裕が生まれ、友だちや家族と過ごす時間を増やしたり、有意義な仕事をする時間を増やしたりと、心の底から満足できることに時間が使えるようになるからだ。
(「レスポンシブル・カンパニー」より)
この本でイヴォン・シュイナードはポスト消費社会での企業のあるべき姿を提言している、それはパタゴニアが40年間すでに実践してきたことであり、人間としての責任を全うすると同義語のような気がする。そんな企業の日本本社が鎌倉にあるのは誇らしいし、鎌倉にはそういう可能性があるんだと、考えればワクワクしてきます。
消費を楽しむ時代が終わり、モノを大切にして、大切な人と大切な時間や機会を味わい深く過ごすことに価値が見出される時代。あれ?これって昔、日本にあった考え方ではない?そういう意味で日本は見直されると思います、原点回帰か・・・色々なことを振り返ってみたい。酒飲んで大騒ぎしている場合でないなこりゃ(笑) -
Posted by ブクログ
著者のコリン・パウエル氏は、政治家としてはジョージ・W・ブッシュ政権時の国務長官、軍人としては、陸軍大将・統合参謀本部議長を歴任したスーパーエリートです。
本書は、パウエル氏によるリーダー論、アメリカでもベストセラーになったとのことです。
紹介されている多くのアドバイスは、パウエル氏自らの体験から生まれた氏自身の信条を表したものですが、それに止まらず、パウエル氏が大切にしている言葉やエピソードで伝わるその人柄・価値観が、読むほどに心地よく響いてきます。“リーダー論”といった狭量なジャンルに整理されるべき内容ではありません。
その点でいえば、「帯」にかかれたキャッチコピーは、返って本書の価値を貶めているものだと思いますね。 -
Posted by ブクログ
誰もがスティーブ・ジョブズになれる。そんなことは、絶対にない。ただ、スティーブ・ジョブズの信条としたシンプルさを模倣することは、勿論、可能である。そぎ落とすことは、付け加えることよりクリエイティビティと勇気を必要とする。やはり、並みでは到達しえない域なのだと心得ておく必要がありそうだ。本書では、イノベーションを新な結びつきを捉える力と説いている。そして、見つけた結びつきをユーザーの感動体験に妥協を排除して高めていく情熱。我儘・頑固。日本では、この十数年ですっかりお見かけしなくなったホットさがイノベーショを支えている。小気味がよい。元気をくれる本である。
-
購入済み
安らかに眠れ
はじめてのパソコンにMachintoshを選んだ人。それは残りの半生を縛られて送る、ということを意味していた。
まだインターネットも無いころ。ジャーン!という立ち上げ音にわくわくして、アイコンのかわいらしさに微笑み、フリーズの爆弾アイコンにも苛立たず「しょうがねぇなぁ」とやさしく再起動していたあのころ。
Appleの業績が落ち込むと食欲も落ち込み、シェアが減少するとイライラは増大し、マイクロソフトは悪の帝国だと信じていた。(今でも半分くらいそう思っているが・・・)
たとえ今がどんなにボロボロでも、いつかはAppleの時代がくると信じていた。
結局それは、ジョブズの人生をずっと見守ってきた、ってことなんだね。
この変人一歩手前の天才が、この世界にもたらしたアレコレを心から感謝し、心からご冥福を祈ります。合掌。