井口耕二のレビュー一覧
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資源が乏しくなりつつあるにもかかわらず、世界人口は増加し、都市に住む人が増え、消費は拡大している。これでは、遠からぬ将来、いまのような消費社会は崩壊するだろう。我々はいま、大量消費の新しい社会―ポスト消費社会―へと移行しつつさり、時間や公的空間、バランスといったものについて人間が持っていた感覚を取りもどさなければならない状況にある。
ポスト消費社会になると、社会コストと環境コストが製品価格に反映され、物の値段は全体に高くなるはずで、楽しみとしての買い物は減るだろう。これは悪いことではない。時間的にはいまよりも余裕が生まれ、友だちや家族と過ごす時間を増やしたり、有意義な仕事をする時間を増やした -
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誰もがスティーブ・ジョブズになれる。そんなことは、絶対にない。ただ、スティーブ・ジョブズの信条としたシンプルさを模倣することは、勿論、可能である。そぎ落とすことは、付け加えることよりクリエイティビティと勇気を必要とする。やはり、並みでは到達しえない域なのだと心得ておく必要がありそうだ。本書では、イノベーションを新な結びつきを捉える力と説いている。そして、見つけた結びつきをユーザーの感動体験に妥協を排除して高めていく情熱。我儘・頑固。日本では、この十数年ですっかりお見かけしなくなったホットさがイノベーショを支えている。小気味がよい。元気をくれる本である。
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購入済み
安らかに眠れ
はじめてのパソコンにMachintoshを選んだ人。それは残りの半生を縛られて送る、ということを意味していた。
まだインターネットも無いころ。ジャーン!という立ち上げ音にわくわくして、アイコンのかわいらしさに微笑み、フリーズの爆弾アイコンにも苛立たず「しょうがねぇなぁ」とやさしく再起動していたあのころ。
Appleの業績が落ち込むと食欲も落ち込み、シェアが減少するとイライラは増大し、マイクロソフトは悪の帝国だと信じていた。(今でも半分くらいそう思っているが・・・)
たとえ今がどんなにボロボロでも、いつかはAppleの時代がくると信じていた。
結局それは、ジョブズの人生をずっと見 -
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購入済み
面白い!
まだ読み途中ですが、久しぶりに面白い本に出会いました。なぜあんような天才的な製品・サービスがうまれたかが、わかります。若い頃のジョッブスが上司・社長だったら、自分ならどうするかとふと考えてしまいます。
ちなみに、初めて電子版の書籍を買いましたが、便利です。スマホで読んでますが、子供の相手する空き時間やお昼が出てくる空き時間に読めるのがいいです。
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本は、読み手を選ぶと思うが、自伝を口語体で語っていることや、世界的な技術者がなぜ教育の世界に足を踏み入れたのかが、本書に答えが載っている。
自伝ものをみるといつも思うが、第三者は、それだけ能力があるのになんで?とかいう行動がとることが多くても、本人にとっての幸福追求ではそれが最良の答えだったりするから不思議だ。
私はアップル信者では全くないが、このウォズニアックの生き方には憧れますね。ジョブスがどうしても注目を浴びますが、個人的にはウォズニアックのほうがアップル社、マックの精神を受け継いでいる気がします。
その意味でも☆5つ -
Posted by ブクログ
【ポイント】
8/厳しい時代が伝説的なイノベーターを育む。ストレスや対立、必要性は「新しい方法を見つけ
ろ」と自然が語りかけている言葉かもしれない。
13/差別化に必要なのは「自分がなにをすれば、顧客は仕事を進めやすくなるだろうか」と自問
することだ。
15/発明とは、新しい製品やプロセスの設計・開発・構築を意味する。
イノベーションは創造的なアイデアからスタートし、最終的に発明やサービス、プロセス、手法
などに至る。
イノベーションは素晴らしい人生を送るために普通の人が、日々行うことだ。
53/イノベーションは取り憑かれると思うほど情熱を傾けるひとがいなけ -
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Posted by ブクログ
アップルはスティーブ・ジョブズだけじゃない・・
ジョブズと共にアップルを立ち上げた、もう一人のスティーブ、もう一人の創業者、天才エンジニアにして愛すべき怪物、スティーブ・ウォズニアックの自伝です。
自他共に認める八ヶ岳ファンであり、翻訳家であるBuckeyeさんから、ご自身の翻訳した本をいただきました。
この本には書かれていないけど、初期のアップルの製品はプラスチック製のカバーを外すと、その内側にその製品に関わった人たちのサインが刻印されていたんです。
もちろん、ウォズのサインが入っている製品もありました。
古くからのMacユーザーなら誰でも知っている人ですが、ジョブズと違って表舞台に殆ど出 -
Posted by ブクログ
とても面白く、最後まで興味深く読めた。
アップルを創った2人のスティーブ(ジョブズとウォズニアック)のウォズニアックの自伝的内容。
ウォズはほんとに技術が好きで、研究熱心でいたずら好き。みんなを思いやる気持ちを持っていて社会貢献活動もした。
一方ジョブズは、交渉ごと営業などに長けていて、どんどん仕事をとってきていた。
1980年代に開発されたアップルⅡを今でも利用している人がいることからも分かるように、完成度の高さや、その当時の革新的なアイデアが詰まった製品であることが伺える。
この二人がいたからこそ今のアップルがあるのだろう。
アップルといえばジョブズというイメージがあるが、エン