こざき亜衣のレビュー一覧
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ネタバレ 無料版購入済み
王道の歴史ものですね
子どもの頃、英国ロンドンに5年程住んでいましたので、この時期の英国の歴史等は概ね、大雑把な知識くらいはありますね。
主人公、手品やチェスが得意な少年ですし、十分に聡明なのでしょうね。
ヘンリー8世の傍若無人さ、梅毒由来では?といった話も聞きますね。実際、それ故に正常な判断力が途中からなくなって……というものです。
この巻では最後の方にエリザベス1世となる赤ん坊が生まれるところまでなので、お話が動くのはまだまだ先でしょうね。
巻末にはちゃんとチェスの棋譜等も載っていたのは良かったです。 -
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これはなかなか
「あさひなぐ」のこざき亜衣の次回作。
「あさひなぐ」が現代のメガネっ子を主人公とした、なぎなた部での青春部活物語であったのに対し、本作はガラリと毛色を変え、近世チューダー朝期のイギリスを舞台とする。
主人公はエリザベス1世を支え続けた重臣ウィリアム・セシル。
物語はエリザベス1世女王の戴冠の時から始まり、すぐに過去に戻って「ブーリン家の姉妹」でも有名なアン・ブーリンを中心としたエリザベス1世生誕の時の話となる。
まず、前作とのこのテーマの大きな違いがすごい。
長期連載かつ人気作であった前作の匂いを全く残さず、新しいテーマに臨むという作者の意気込みは素直に評価すべきだろう。 -
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この面白さはどこから来るのか。 薙刀という競技も、それが高校の部活にあることも知りませんでしたが、自分でやってみたくさえなります。 高校の部活(スポーツ)という舞台。スポ根系漫画ではよくあります。でも女子中心のためか、いわゆる熱血、 という感じはあまりしない。 高校から薙刀部に入った主人公の旭日(あさひ)は、中学では文化部。しかも運動音痴。当然、弱い。部内でも底辺。でも多分それだけに、旭日の成長していく様は惹きられる。 もちろんいきなり急成長したりはしないですが、底辺ながら踏ん張るその姿は目が離せないですし、できなかったことが一つできるようになると自分までうれしくなる。いつの間にか、どんどん惹
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さすが
初読みでしたがやはり人気作、さすがの出来です。
(ほぼ)女性ばかりの環境で、すごく気持ちよい人間関係が出来ている。
また、この手の話は、主人公に何らかの「センス」があるパターンが多いですが、本作品の主人公はそれが無い。
とにかく不器用に、ひたすらまっすぐと言うのが良い。
登場人物たちのキャラもいい感じ。
ともすればうざくなるような主人公のまっすぐさも、すごく気持ちよく入ってくる。
周囲のキャラも立っており、いい感じ。
人間関係的には、少し「とめはねっ!」に似たところがあるかな?
あちらは主人公が男性だし、相応の「センス」持ちではあるけれど。
(主人公のキャラは