こざき亜衣のレビュー一覧
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これはなかなか
「あさひなぐ」のこざき亜衣の次回作。
「あさひなぐ」が現代のメガネっ子を主人公とした、なぎなた部での青春部活物語であったのに対し、本作はガラリと毛色を変え、近世チューダー朝期のイギリスを舞台とする。
主人公はエリザベス1世を支え続けた重臣ウィリアム・セシル。
物語はエリザベス1世女王の戴冠の時から始まり、すぐに過去に戻って「ブーリン家の姉妹」でも有名なアン・ブーリンを中心としたエリザベス1世生誕の時の話となる。
まず、前作とのこのテーマの大きな違いがすごい。
長期連載かつ人気作であった前作の匂いを全く残さず、新しいテーマに臨むという作者の意気込みは素直に評価すべきだろう。
絵のレベルは当然高く、非常に読みやすい。
ストーリーも、ヘンリー8世を取り巻く宮廷の非常にややこしい話をうまくわかりやすく伝えていると思う。
(ただ、現代に伝わる情報では、アン・ブーリンは国王ヘンリー8世以外の人からすると全く美人ではなかったらしいが)
「『ベルサイユのばら』池田理代子氏、推薦」という煽り文句も納得できる、素晴らしい出来の作品。
ただ、やはりテーマが一般的ではない。
日本人にとっては、「ベルばら」のフランス革命時よりもさらにマイナーな時期の物語。
いくら「ビッグコミックオリジナル」がマンガ誌としては高めの年齢層を対象としているとはいえ、人気を得ることができるかどうか不安ではある。
(この出来なら「評価」は間違いないと思うが)
中途半端に終わらせるのは惜しい作品だと思われるので、同誌の他の作品のように本作も長期連載を成し遂げ、きっちりと描き切って欲しい。
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この面白さはどこから来るのか。 薙刀という競技も、それが高校の部活にあることも知りませんでしたが、自分でやってみたくさえなります。 高校の部活(スポーツ)という舞台。スポ根系漫画ではよくあります。でも女子中心のためか、いわゆる熱血、 という感じはあまりしない。 高校から薙刀部に入った主人公の旭日(あさひ)は、中学では文化部。しかも運動音痴。当然、弱い。部内でも底辺。でも多分それだけに、旭日の成長していく様は惹きられる。 もちろんいきなり急成長したりはしないですが、底辺ながら踏ん張るその姿は目が離せないですし、できなかったことが一つできるようになると自分までうれしくなる。いつの間にか、どんどん惹きつけられていきます。強くなった、と感じたころには、きっとやみつきです。 旭日だけでなく他のキャラも個性的で魅力的。というより、旭日だけでもこの物語の面白さは生まれてないと思います。 序盤読んでみて面白いと思えれば、その面白さはきっと加速していくと思います。
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さすが
初読みでしたがやはり人気作、さすがの出来です。
(ほぼ)女性ばかりの環境で、すごく気持ちよい人間関係が出来ている。
また、この手の話は、主人公に何らかの「センス」があるパターンが多いですが、本作品の主人公はそれが無い。
とにかく不器用に、ひたすらまっすぐと言うのが良い。
登場人物たちのキャラもいい感じ。
ともすればうざくなるような主人公のまっすぐさも、すごく気持ちよく入ってくる。
周囲のキャラも立っており、いい感じ。
人間関係的には、少し「とめはねっ!」に似たところがあるかな?
あちらは主人公が男性だし、相応の「センス」持ちではあるけれど。
(主人公のキャラは見た目からして「弱虫ペダル」の小野田坂道に似た感じだが、あちらもまた「センス」持ち)
5巻まで読んだが、これ上の2年生が引退したらどうなっちゃうんだろう??と思っていたけど、その前に完結するみたいね。
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結末への布石
緊張感と緩和。静と動。山と谷。ツボを押さえて、ドラマとしてよく作り上げられている。そして結末への布石もさりげなくていい。