あらすじ
日本一を目指すべく、激しい練習に励む二ツ坂。
だが、突如さくらが部を辞めると言い出して……
旭はさくらを止められるのか!?
運動部の中でもかなりマイナーな競技である「薙刀」に挑む女子高生たちの物語。
主人公の旭は何の取り柄もない高校1年生。競技人口の少ない薙刀なら、未経験者でも活躍するチャンスがある!という先輩の口車に乗せられ入部するも、根っからの鈍臭さのせいであっという間に置いてきぼりに。それでも誰より努力して、少しずつ自分の特技を見つけてゆく…!
と、非常に王道のストーリー展開のようですが、本作の真の見どころは、主人公を含め登場人物のほとんどが「性格にやや難あり」なところ。ひとクセありすぎるチームメイトやライバル達に苦労している内気な旭ですら、実は超が付くほどの野心家。隙あらば皆より抜きんでて活躍してやろうと、常にチャンスをうかがっています。
先輩・後輩・指導者と、立場に関係なく口汚い罵りあいが展開されるのに、不思議と芯の部分では仲間同士で支え合っている。仲がいいのか悪いのか。女同士とは、それが一見わからないくらいの関係が面白いのかもしれません。
感情タグBEST3
結末への布石
緊張感と緩和。静と動。山と谷。ツボを押さえて、ドラマとしてよく作り上げられている。そして結末への布石もさりげなくていい。
Posted by ブクログ
練習試合編では、いよいよ熊本東との試合です。始まってしまうまでは心のどこかで「もしかしたら。」とか「1本くらい。」とかの気持ちがあったんでしょうね。
でも、実際にはぼろぼろで真春先輩ですら手が出ない状況。
くやしい思いを胸に、更に強くなることを望みながらいるとコーチのやす子先生が降臨!背景が花だったのがちょっと笑えます。
いや、コーチで袴姿の方が似合いますけどね。
そして、練習試合の中で唯一勝てないさくら。
元々プライドが高く、旭にも対抗心を燃やしていたのもありますが、自分が置いてかれているような気がしているようで、部活やめる宣言と、やす子先生のいらない発言でスイッチが入っちゃいました。
ま、どっかで引き止めて欲しい言葉があるんだろうなーと思っていましたが、案の定でした。旭は気づいてましたが、あえて無視。ずるいって気持ちが先行してますが、友達想いですよね。
でも、負けじと旭が気になってる真春先輩の弟くんに今度はアタック。ここだけは卑怯な女になっちゃってますね。
一番かわいそうなのは、巻き込まれてる弟君ですね笑