あらすじ
闘うために、ここにいる。波乱の夏合宿!!
インターハイ本選直前・恒例の夏合宿。
寺を訪れた二ツ坂メンバー+國陵の寧々・的林は、「心を鍛える」べく、寿慶から四日間 口を利かない“無言の行”という課題を言い渡される。
心をひとつにすべき時期に、確かめ合う術を失った旭たち。
溜まるストレス・募る焦燥…
あまりの異質な稽古に、すれ違いは次第に大きな亀裂を生み!?
一方、別メニューを課せられた大工原・等々力の一年生コンビもまた、
それぞれの壁に突きあたっていた!
合宿を制する者は夏を制す。
「私たちは、闘うために、ここにいる――」
うつむいた顔を再び上げるとき、
彼女たちはまた新たな高みを見据える――
羽ばたき大人になる、その寸前。
瞬間きらめく25集!!
運動部の中でもかなりマイナーな競技である「薙刀」に挑む女子高生たちの物語。
主人公の旭は何の取り柄もない高校1年生。競技人口の少ない薙刀なら、未経験者でも活躍するチャンスがある!という先輩の口車に乗せられ入部するも、根っからの鈍臭さのせいであっという間に置いてきぼりに。それでも誰より努力して、少しずつ自分の特技を見つけてゆく…!
と、非常に王道のストーリー展開のようですが、本作の真の見どころは、主人公を含め登場人物のほとんどが「性格にやや難あり」なところ。ひとクセありすぎるチームメイトやライバル達に苦労している内気な旭ですら、実は超が付くほどの野心家。隙あらば皆より抜きんでて活躍してやろうと、常にチャンスをうかがっています。
先輩・後輩・指導者と、立場に関係なく口汚い罵りあいが展開されるのに、不思議と芯の部分では仲間同士で支え合っている。仲がいいのか悪いのか。女同士とは、それが一見わからないくらいの関係が面白いのかもしれません。
感情タグBEST3
精神修行
無言の練習が武道を意識させられる。
自分を確認することと、感覚を研ぎ澄ますことによって、より戦う自分になっていくことが美しい
スポーツと武道の似て非なる点を意識させてくれる良作
Posted by ブクログ
ほんま胸熱!
大工原さんの気持ちが、突き刺さる。
「お前の苦しみは、お前だけのもの。
簡単に手放すな。
人に分かってもらおうとするな。
誰も分かってやれないから。」
Posted by ブクログ
真春はやはり インターハイを
諦めたほうがいいのかも・・・
と思いかけたときに
やすこ先生が乱入して次巻へ!
長い目で見るのも大事
でも今だって 大事だよね
十分あがいて 納得できますように・・・