あらすじ
決勝の舞台。そこに立つ資格のある者は!?
インターハイ団体準決勝、
後がない状態にまで追い込まれたVS.沖縄光明戦、残すは副将・将子と大将・旭の二人!!
“日本一”
それは半年前、突然に降ってきた夢物語――
“この道は、どこまで続くんだろう”
一歩ずつ積み重ねてきたその先。
指先が、夢に触れる距離まできた。
最後まで追い求めた者にしか届かない場所、
誰もが闘うことを夢見た場所……
さあ、そこに立つ資格はあるか。
薙刀にかける少女たちの長い夏、遂に最終局面へ――!!
運動部の中でもかなりマイナーな競技である「薙刀」に挑む女子高生たちの物語。
主人公の旭は何の取り柄もない高校1年生。競技人口の少ない薙刀なら、未経験者でも活躍するチャンスがある!という先輩の口車に乗せられ入部するも、根っからの鈍臭さのせいであっという間に置いてきぼりに。それでも誰より努力して、少しずつ自分の特技を見つけてゆく…!
と、非常に王道のストーリー展開のようですが、本作の真の見どころは、主人公を含め登場人物のほとんどが「性格にやや難あり」なところ。ひとクセありすぎるチームメイトやライバル達に苦労している内気な旭ですら、実は超が付くほどの野心家。隙あらば皆より抜きんでて活躍してやろうと、常にチャンスをうかがっています。
先輩・後輩・指導者と、立場に関係なく口汚い罵りあいが展開されるのに、不思議と芯の部分では仲間同士で支え合っている。仲がいいのか悪いのか。女同士とは、それが一見わからないくらいの関係が面白いのかもしれません。
感情タグBEST3
素敵な作品
全巻買わせて頂いたものです。正直始めは部活動の漫画なんて面白いのかなと思っていました。しかし旭さんの真っ直ぐさや将子ちゃんの優しさなどにどんどん引かれていきました。特にこの巻は将子ちゃんがとてもかっこよくて大好きな巻になりました。私は高校時代部活動をやっていなかったのですが凄く惜しいことをしたなと思ったのと同時に旭さんみたいに何でも全力で出来るような人間になりたいとも思いました。素敵な作品をありがとうございました。
Posted by ブクログ
王者と呼ばれる学校も選手目線からするとまた違うものよの。立場が人をつくるといえど悩み止まったり色々あるよね。
主人公だけでなく全てのキャラクターの成長にスポットを当てることでひとつの試合がいかにドラマチックになるか。本当にいいマンガだ。