あらすじ
インターハイ最終日、個人戦。
二ツ坂・宮路真春、愛山・辻野みゆき、國陵・一堂寧々、出雲・佐来光里、熊本・戸井田奈歩…
全国から集った精鋭たちはトーナメントの中央へ進むに連れ、一人ずつコートから去ってゆく。
すべては絶対王者・奈歩と闘うために。
左ヒザに故障を抱えながら出場した真春、その激戦の行方は――!?
そして、遂に二ツ坂は団体決勝トーナメントへ!!
この10人で挑む、最後の夏。
目指す頂点、“日本一”まで、あと四つ……
物語は、いよいよ最終局面へ――!!
運動部の中でもかなりマイナーな競技である「薙刀」に挑む女子高生たちの物語。
主人公の旭は何の取り柄もない高校1年生。競技人口の少ない薙刀なら、未経験者でも活躍するチャンスがある!という先輩の口車に乗せられ入部するも、根っからの鈍臭さのせいであっという間に置いてきぼりに。それでも誰より努力して、少しずつ自分の特技を見つけてゆく…!
と、非常に王道のストーリー展開のようですが、本作の真の見どころは、主人公を含め登場人物のほとんどが「性格にやや難あり」なところ。ひとクセありすぎるチームメイトやライバル達に苦労している内気な旭ですら、実は超が付くほどの野心家。隙あらば皆より抜きんでて活躍してやろうと、常にチャンスをうかがっています。
先輩・後輩・指導者と、立場に関係なく口汚い罵りあいが展開されるのに、不思議と芯の部分では仲間同士で支え合っている。仲がいいのか悪いのか。女同士とは、それが一見わからないくらいの関係が面白いのかもしれません。
感情タグBEST3
一つずつ勝ち進んでるのが、すっごくハラハラするしこっちも見てて嬉しいし緊張する꒰•̥̥̥̥̥̥̥ ﹏ •̥̥̥̥̥̥̥̥๑꒱
試合の空気がびんびんに伝わります!
どき
進んでる!
進んでる!
ハラハラしながら、読みました。
実際、やす子ちゃんを追いかけてきた?みたいな後輩って…高校の指導者じゃなかったらどうしてたのだろうか?
楽しみです。
ライバルの先へ
もう一度逢いたいではなく、もういちど戦いたい
叶った人と叶わなかった人たち
登場人物が女性なので百合的だが、競技し続ける人なら通る道
スポーツでインターハイなら、何かを成し遂げようが前にきてしまうが、個人の思いは止められない