押見修造のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
きれいな絵に反して衝撃だった。作者の後書きを読むと登場人物のそれぞれの悩みが差し迫ったものになって苦しくなる。
「男を降りた」。慧ちゃんの言葉の真意を知りたくて読み進めるけど、最後まではっきりとは分からなかった。ただ、「男」である自分の体や思考、それに囚われてしまっている自分への嫌悪、そして加害性への自責がひしひしと伝わってくる。
その「男」は幼少期からの経験で深く刷り込まれてきたものであって簡単に逃れられないが、見て見ぬふりもできない作者の心の叫びがぶつけられた作品。男性による男性性の苦しみを表現した作品に初めて出会った。苦しくなるけどとても美しい絵だから成立してる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
⚠️最終巻までのネタバレを含みます⚠️
筆致がエドワード・ゴーリーの絵本のように細かくおぞましさを含んでいて、母親と静一の精神の異常性がよく描かれていた。特に発狂した時の線のぐちゃぐちゃ加減はまるで幼稚園児が書いたみたいに崩れていて、他の漫画には無い狂気を感じさせた。
あとは目や口といった体の部位の描写が生々しくリアルで、台詞がなくとも表情で感情がこれでもかというほど伝わってきて緊張感がとても伝わってきたので、あぁ、次のページを捲るのが怖い……と躊躇う瞬間が度々あった。
内容については、静一が母親からされた虐待じみたことを恐怖し、恨み、自分の精神と人生を殺した母親を自分の中から殺 -
ネタバレ 購入済み
吹石さん
お父さんは賠償金を払うためにあちこち金策してご苦労されたのですね。それで家を売ってアパート暮らしになってたのか。ラストに吹石さん登場!
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匿名
ネタバレ 購入済み変な感想かもしれませんが、読んでる最中は作品全体に作者らしいな、という思いがいつもありました。あとがきを読むと、いろいろな憶測をしてしまいますが、私個人としては、自身の中にいる「愛されたかった何者か」によく似た人はこの世にたくさんいるんだろうな、そういう物語なんだろうな、と。勝手な思いを重ねつつ読みました。
親に愛情を求める気持ち、諦める気持ち、恨む気持ち、いっそ死んでくれという悲しみ、苦しみ。そういうものを持つ子ども。
事件が起こったり、追い込まれて病気になったり。そういうものが物語にはありますが、表面化していないだけで、世の中のみんなが意外に持ってるもんだと思います。
2023年4月。
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