惡の華(11)
  • 完結
  • 最新刊

惡の華(11)

594円 (税込)

2pt

常磐(ときわ)と生きていくため、仲村(なかむら)に会いに行くと決めた春日(かすが)。海沿いの町で穏やかに暮らす仲村と、春日は3年半ぶりの再会を果たす。夏祭りの日、あの瞬間まで春日は信じていた。仲村と二人“クソムシの海”から抜け出すのだと……。それは、ずっと春日の心を過去に縛り付けていた疑問。かつて二人で見た夕焼けと同じ空の下、春日はあの時、自分を突き飛ばした理由を仲村に問いかけるが……!?

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惡の華 のシリーズ作品

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全11巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~11件目 / 11件
  • 惡の華(1)
    期間限定無料版あり
    594円 (税込)
    ボードレールを愛する、文学少年・春日高男(かすが・たかお)。ある日、彼は、放課後の教室に落ちていた大好きな佐伯奈々子(さえき・ななこ)の体操着を、思わず盗ってしまう。それを、嫌われ者の少女・仲村佐和(なかむら・さわ)に見られていたことが発覚!!バラされたくない春日に、彼女が求めた“契約”とは……!?話題沸騰!!奇才・押見修造が描く背徳的純愛ストーリー!
  • 惡の華(2)
    期間限定無料版あり
    594円 (税込)
    大好きな佐伯(さえき)とデートすることになった春日(かすが)!だが仲村(なかむら)から、デートの時に盗んだ体操着を着ていくよう命令され、不安を抱えながら、当日を迎える。春日と佐伯のあとを、ひっそりと付いてくる仲村。彼女を気にしつつも、順調にデートを進める春日に仲村が出した、更なる命令とは……!?
  • 惡の華(3)
    期間限定無料版あり
    594円 (税込)
    真夜中に学校へ忍びこみ、自分たちの教室を“クソムシの海”にした春日(かすが)と仲村(なかむら)。高揚した一夜が明け、犯人だとバレる覚悟で春日は登校するが、偶然が重なり、変質者の仕業ということで片付けられる。だが、プレッシャーに耐えられず苦しむ春日。さらに、本当は春日が犯人であることが、彼女である佐伯(さえき)にバレてしまう!!「別れよう」佐伯に言う春日だが、彼女が出した衝撃的な答えとは……!?
  • 惡の華(4)
    完結
    594円 (税込)
    家を出て“山の向こう”へと行こうとした春日(かすが)と仲村(なかむら)。だが失敗に終わり、再び町に連れ戻されてしまう。事件から1か月後、佐伯(さえき)とも別れ、絶望の淵へと自らを追い込む春日。が、“山の向こう”へ行けなかったことで、自分以上に傷つき、怒っている仲村に気づいた春日は、「仲村さんを一人にはしない!!」と心に決め、行動に出るが……!?
  • 惡の華(5)
    完結
    594円 (税込)
    河原に作った秘密基地で、町の中に“向こう側”を作り始めた春日(かすが)と仲村(なかむら)。一方、二人の行動に気づいた佐伯(さえき)は、親友と共に秘密基地を探り出す。春日と仲村の親密な関係に気づき、嫉妬する佐伯。「春日くんは、初めて本当の自分を見てくれた」彼を取り戻そうと、佐伯は全てを投げ出して行動を起こすが……!?
  • 惡の華(6)
    完結
    594円 (税込)
    「……春日(かすが)くん、明日捨てようか……これからの人生全部」――佐伯(さえき)に秘密基地を燃やされ、途方にくれる春日。だが、仲村(なかむら)のためにも夏祭りを諦めきれず、計画実行を模索する。そんな彼の前に、基地の燃え跡に残された「計画書」を携えた警察がやってくる。そのノートには春日、そして仲村の名前が記されていた! 少しずつ焦り、追い詰められる春日の前に、髪を切った佐伯が現れ……!?
  • 惡の華(7)
    完結
    594円 (税込)
    夏祭りの夜、ついに計画を実行した春日(かすが)と仲村(なかむら)。“向こう側”へ行くため、最後の舞台に立った二人だが、寸前で失敗に終わってしまう――。時は経ち、新たな町で、新たな友人に囲まれ、春日は高校生活を送っていた。消息を絶った仲村の影を追い、抜け殻のように過ごす毎日。そんな春日の前に現れたのは……!? 新章「高校生篇」突入!!
  • 惡の華(8)
    完結
    594円 (税込)
    常磐(ときわ)の部屋で、彼女の書いた小説のプロットノートを発見した春日(かすが)。読みたい衝動に駆られ、ノートを手にするが、そこへ常磐の彼氏・晃司(こうじ)が現れ、春日は現実に引き戻される。晃司に誘われるがまま、常磐と共に彼らの溜まり場へと向かう春日。そこで二人の仲を疑う晃司に、常磐と昔好きだった子を重ねているんじゃないかと問われた春日は……!?
  • 惡の華(9)
    完結
    594円 (税込)
    「常磐を仲村の代わりにしている」佐伯の言葉を否定できず、思い悩む春日。その間に、常磐が晃司と仲直りをしたことで、二人の関係はよそよそしいものへと変わってしまう。小説を書くことにも自信をなくす常磐を必死に励ます春日だが、その思いは届かず……。逆に、春日に謝りたいという晃司に会ってほしいと言われる。“逃げつづけたくない”春日は、常磐たちのバイト先へ向かうが……!?
  • 惡の華(10)
    完結
    594円 (税込)
    危篤の祖父を見舞うため、3年半ぶりに故郷へ戻ってきた春日(かすが)。しかし、夏祭りの事件以来、初めて姿を現した春日を親類たちは疎む。決して戻らない人間関係を感じつつ、祖父の葬儀に参加する春日の前に、かつての級友・木下が現れる。過去の自分に決着をつけるため、木下と話すことを決めた春日。そこで、未だ過去に囚われ続ける木下は、春日に問う。「仲村(なかむら)が今いるところ、聞きたい?」
  • 惡の華(11)
    完結
    594円 (税込)
    常磐(ときわ)と生きていくため、仲村(なかむら)に会いに行くと決めた春日(かすが)。海沿いの町で穏やかに暮らす仲村と、春日は3年半ぶりの再会を果たす。夏祭りの日、あの瞬間まで春日は信じていた。仲村と二人“クソムシの海”から抜け出すのだと……。それは、ずっと春日の心を過去に縛り付けていた疑問。かつて二人で見た夕焼けと同じ空の下、春日はあの時、自分を突き飛ばした理由を仲村に問いかけるが……!?

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惡の華(11) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ○噂にたがわずとてつもなく面白かった

    ○むずむずしながら読んだ

    ○子供には読ませたくない

    ○押見の本は、完結してから読みたい

    ○これを週刊で追いかけていくのは、難しいとおもった

    ○ひととおり、押見作品を読みたいとおもった

    2
    2015年03月12日

    Posted by ブクログ

    コミックでしか描けないシーンの数々。美しかった。完結。

    最後のノートからのくだりは春日が過去と自己を距離を置きつつも直視できるようになった象徴のように思えた。

    思春期に限らず、暴走する自己と折り合いを付けていくことは重要なテーマ。本書はあらゆる世代に読み継がれていくだろう。

    1
    2014年07月04日

    Posted by ブクログ

     1巻2巻の頃は個人的にはそこそこ面白いフェチマンガといった程度の印象で、表紙とタイトルでなんとなく買って読んでいたのだけれど、もういつからか発売が待ち遠しい漫画になっていました。そしてもう少し続くと思っていたので完結が寂しいです。高校編もう一波乱あると思った。終わり方としては、盛り上がりには欠ける

    1
    2014年06月16日

    Posted by ブクログ

    青春とは疾風怒濤、吹き荒ぶ風と、猛り狂う波と、
    そして海辺での殴り合いだ。
    それはもう、お決まりのパターンなのだ。

    青年期を「疾風怒涛」と表現したのはアメリカの心理学者G.S.ホールであるが、彼が提唱した学説に「心理的反復説」というものがある。
    個人の発達は生物としての人類が辿った進化の歴史に似た

    1
    2014年06月12日

    購入済み

    素晴らしい物語に出会えた!

    今から紙本を保管用に探そうと思ってます。ずーーーっと何ともいえない気持ちで、詰まったような感情で読みました、、何度も唖然としたし、読んでるわたしまで辛かった。
    みんなに幸せになって欲しい。

    #ドロドロ #深い #切ない

    0
    2023年04月03日

    購入済み

    らすとー

    今巻は、思いがけない帰郷からはじまります。

    しかし、それは重大な決意のもとの行動です。
    前巻で、常磐さんに話すことが出来なかった「過去」
    話さないでおこうとした「過去」
    そのことが、二人の関係に微妙な違和感・しこりを生みます。
    それに気付く春日は、自分の心に再び芽生えた
    小さな悪の華にも気付くので

    0
    2022年06月06日

    Posted by ブクログ

    うわー!めっちゃ良かった。これは文学だな。無音のコマで訴えかける押見修造先生の思想が心に刺さる。どんな作品か形容するのは難しいが、閉鎖的な空間で思春期の少年少女のリアルが描かれていた。

    0
    2022年04月07日

    購入済み

    厨二病の極み。だけどそれがいい

    すごくいい完結の仕方だなっていうのが第一印象。
    ちゃんと全ての登場人物に区切りをつけて、心がスッとした。
    こういう手のストーリーだと、ぐちゃぐちゃに終わらせて?になることが多いけど。。

    0
    2020年01月27日

    購入済み

    本当に好きな漫画のトップ3に入

    物語の完成度(いや 言い方を換えればリアルな未完成度とも言える)の高さもすごいが、
    これは文章より絵であることにすごく意味がある作品だと思う
    多かれ少なかれ、自覚しているより何倍も不安定な時期にとりわけ抱えるものを、あーそうそうこんな感じ!としっくりきてさらに入り込む感じ
    何度読んでも発見がある

    0
    2016年05月13日

    Posted by ブクログ

    思春期とはかくも醜く儚いものか。
    さも美しいかのように賛美するマンガは数あれど、〝自意識過剰な日常〟であることを読者に突きつけてくる意味で2000年代の古谷実とこの作品は双璧をなす。

    0
    2015年12月31日

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