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Posted by ブクログ
ボードレールを愛する少年、春日高男。ある日、彼は、放課後の教室に落ちていた、大好きな佐伯奈々子の体操着を、思わず盗ってしまう。それを、嫌われ者の少女・仲村佐和に見られていたことが発覚!! 盗んだことをバラされたくない春日に、彼女が求めた“契約”とは‥‥!?
「常磐を仲村の代わりにしている」 佐伯の言葉を否定できず、思い悩む春日。その間に、常磐が晃司と仲直りをしたことで、二人の関係はよそよそしいものへと変わってしまう。小説を書くことにも自信をなくす常磐を必死に励ます春日だが、その思いは届かず‥‥。逆に、春日に謝りたいという晃司に会ってほしいと言われる。“逃げつづけたくない”春日は、常磐たちのバイト先へ向かうが‥‥!?
佐伯の言葉と常盤が書いている小説の内容から、自分が仲村さんの亡霊に囚われていることに気づいて、常盤に告白する春日。
今までで、一番カッコいい。
9巻ハッピーエンドでヨクネ!?
思春期のあれやこれやをひたすらこじらせて爆発させるような物語で、ところどころ物足りなく感じたりしつつ(多分それは、キャラ萌えだったり燃えだったり、怖さ、ヤバさ、エロさ、そういう散りばめられてるそれぞれの記号について)。
しかし続きを読みたくなるハラハラ感はありました。
そして9巻のこの、なんですか、健康的な展開は!クリスマスのシーンとかたびたび読み返します。結局俺が求めてたのはラブ要素なのか。
なににしろ、9巻がこれで、さぁ10巻でどうなるのか。このままの前向きさで、全て乗り越えてハッピーエンドか。
それともこんだけ落差をつけて壊しにくるのか。
ハラハラ待ちつつ、9巻でハッピーエンドでよかったと思うヘタレです笑
Posted by ブクログ
連載当初は主人公とヒロインの関係性が逆さになっているものの、青春の中のSMめいた世界観が喜国雅彦『月光の囁き』を彷彿とさせ、てっきりスピリッツやヤンマガの漫画だとばかり思っていたが、コミックスの表紙を見返して少年誌(別冊少年マガジン)連載だという事に驚いた。
ストーリーは、少し他から浮いている"ありのままの自分"というものを隠して、平和に暮らしている地方の中学生・春日くんの物語。(現在は高校生編) ある日、誰もいない放課後の教室で、ひょんなことから密かに恋心を抱いているクラスメイト・佐伯さんの体操服を盗んでしまう。そのことが仲村さんというちょっと変わった女の子に知られ、秘密を共有するふたりの関係性は戸惑いから理解、そして共感へと向かって行くが、それは清らかな恋という形などではなく、明らかに破滅の道へと繋がってしまう。
それに対し、第7巻中盤からはじまった高校生編では、一見普通のさわやかな青春恋愛マンガのような展開になったように見えるが、やはり一筋縄ではいかず、特にこの第9巻は少ない台詞と動作だけで、見事にその中にうごめく違和感を表現しており、より一層"悪の華"の存在感が浮き彫りになってくる。
高校野球やテレビドラマや漫画で描かれる青春は、いつも健全でキラキラと光っており、誰しもがそうなりたいと願うものの、自分の事を思い返してみても、不健全でドロドロとしたやるせなさばかりが、恥ずかしく思い出される。むしろ大人になった今の方がそのモヤモヤとした雲は晴れ、世界はクリアに見えているのではないだろうか。つまり青春の正体とは、そのやるせなさに他ならない。そう考えると、この『惡の華』は変化球に見えて、実は一番少年誌らしい青春漫画なのかもしれない。その証拠に少年、少女、小説、夢、地方というモチーフ、スタジオジブリ『耳をすませば』と一体どこが違うのだろうか。僕にはまったく同じ作品に思えてならないのだ。いや、思いたいのだ。
Posted by ブクログ
生きているからこそ歩んでもいい道が描かれた第9巻。
惡の華を握りつぶすは生者の手。中学生のあの時、仲村さんに手を放された時から春日の時は止まっていました。そんな幽霊な生活のなか出会った自分を救ってくれる物語を書いてくれた女性。壊したことは事実のまま、それでも生きているからこそ自分の惡の華を握りつぶした春日がとても良かった。自分の罪を認めて、それでもなお前に進めることができる。思春期からの卒業としては素晴らしいの一言。
しかし、ここからが。ここからこそが本当の惡の華なのではないかと思います。過去と真正面から向き合うっていうのは正直本当に嫌で嫌で苦しいものですが、それでもやらなきゃいけないのが過去のツケというもの。その道中でまた惡の華がひょっこり顔を出すかもしれませんが、また握りつぶしてくれることを春日に期待します。帰ろうあの街に、
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少年・青年マンガ
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