あらすじ
“普通になれなくて ごめんなさい”ヒリヒリ青春漫画のマエストロが贈る、もどかしくて、でもそれだけじゃない、疾走焦燥ガールズ・ストーリー。“自分の名前が言えない”大島志乃。そんな彼女にも、高校に入って初めての友達が出来た。ぎこちなさ100%コミュニケーションが始まる――。いつも後から遅れて浮かぶ、ぴったりな言葉。さて、青春は不器用なヤツにも光り輝く……のか?
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Posted by ブクログ
読み終わっても作品の意図がわからなかった。
あとがきを見て理解した。
無知な自分が恥ずかしいと思った。
恥ずかしくなってネットで吃音症のことを調べてみた。
考えさせられた漫画だった。
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同じ吃音当事者としてリアルな描写が辛いところもありましたが勇気を出して読んでよかったです。吃音のリアルがそのまま描かれているので教育学部生必読にしてほしい、、、
吃音当事者にもおすすめです
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泣いた…
なんでも出来るけど吃音がでるしのちゃん
ギターは上手いけど音痴なかよちゃん
明るくムードメーカーだけどおそらくアスペルガーな菊池君。
みんな一生懸命生きてる。
作者の実体験を元に描かれたお話。
中学生で吃音がでだして大人になっても治らないもんなんだ…
小さい頃に症状がでるものだと思ってた。
無知は罪。
知るきっかけに触れられたんだから調べて少しでも理解出来たらいいなと思う
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再読。
人生に超えられない障壁があっても、支え合って生きればいい。社会は分かってくれなかったり聞く耳を持ってくれなかったり、辛いけど、、味方になってくれる人は必ず存在するから。
めちゃくちゃいい作品だと思う。
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自分はあまり話すのが不得意、という訳ではなく、
むしろ逆に得意な方だとはおもいますが、
主人公(志乃さん)みたく、喋りが苦手な人も勿論いる訳で。
自分はできるのに、なぜできないの? という叱り方をする仕事の絡みであった人に、
「そういう人もいるんですよ」と伝えたくなります。
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吃音については知っていたけどこうして読んでみると実際に出会ったとき理解できるかがすごく不安になった。
担任の先生みたいに「がんばろう」とか言っちゃうかもしれない…。現時点でそんな感じだから子どものころだったらなおさらだろう。
どうすれば理解してもらえるんだろうと考えている方がいる反面、どうすれば理解していると伝えられるのだろうと考えてしまう自分もいる。
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映画と両方観ましたが、映画、原作とそれぞれに違う面白さがあり、変にキラキラしていないのが、この漫画の良さだと思います。
ラストが個人的に好きです。
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私も吃音持ちなので、共感、同情、色んなことを感じながら一気に読んだ。 加代ちゃんみたいな人の存在、本当に心の支えになるんだよなあ。 大人になってからは気の持ちようでどうにでもなるんだけど、子供時代は環境次第。こういう先生だとどんどん抱え込んじゃう。悪気はないんだろうけど。
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志乃ちゃんの「くやしいッ」に、この漫画の全てが詰まっている。「悲しい」でも「辛い」でもなく「くやしいッ」なんだ。志乃ちゃんには言いたくても言えないことがたくさんある。号泣した。
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大島志乃は高校の入学式前日、自己紹介の練習をしていたが、当日言葉が出てこずにクラスで笑われてしまう。
上手く喋ることができずクラスで孤立していた志乃は、音楽好きな加代と友達になる。
ギターは上手いが音痴な加代と、喋れないが歌はつかえずに歌える志乃、二人は"しのかよ"を結成して学祭で歌う計画を立てる。
作者の吃音の体験を基にした漫画。
読んでいて何度も(´;ω;`)ブワッってなったよ。
吃音には裸の大将みたいな連発型と、最初の言葉が出てこない難発型があるそうです。
こういった事って学生の頃から知っていたら、世界がだいぶ違って見えただろうと思う。
学校でも取り上げればいいのになと思います。
腫物扱いしたり、こそこそのけ者扱いするのは理解がないから。
人と違う症状を持った子がいることを、なんらかの授業でやって欲しいです。
ただ、当事者は取り上げて公表されるのも嫌かも知れませんね…難しい。
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テレビで映画版を見て本作を知った。
吃音症の女の子が高校に入学してからの半年間の話。先生の理解はないし、クラスメートからは笑われる。加代との出会いが志乃を変えた。ラストの叫びは志乃が苦しみながらも、時分を受け入れ、前向きに進んでいこうとする宣言に違いない。
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押見先生の実体験が元に書かれた作品
鬱漫画かと思いきや、ハッピーエンドで押見先生の作品ではかなり珍しいなあと思った。
吃音を持った子が主人公なんだけど、吃音、どもりという言葉を使わないことで、ただの吃音マンガにしたくなかったそう。「どんな小さな事でも、大きな事でも、世界を反転させる何かがひとつだけ、一瞬だけでもあれば、それで生きていけるんじゃないかと。」「とても個人的でありながら、
誰にでも当てはまる物語になればいいな、と思って描きました。」というあとがきがよかった。
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"自分の名前が言えない"大島志乃。自己紹介など話すことが上手く出来ない大島志乃は、入学早々にどもり癖をネタにつまはじきにあう。歌が下手な加代とフォークデュオを組み、灰色の学園生活に光が差してくると思えたが。
作者の押見修造さんが実際に吃音に苦しんだだけに、大島志乃の自分の言いたいことを言葉に出来ない苦しみやもどかしさやせっかく出来た友達が他の友達と仲良くしているのを見て寂しく思った孤独感がリアルで、吃音の自分やそんな自分をバカにしている自分など認めたくない自分も含めたありのままの自分自身に向き合うことで新たな一歩を踏み出すラストは、勇気や力をくれる力強いものでした。
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人と話すって簡単にできる人とそうでない人はいる。吃音のように病的なレベルの問題があると、うまく喋れない経験から余計にうまくしゃべりにくくなるし、諦めちゃう。人に言葉があるが故に、コミュニケーションを取りにくくする面がある。けど、受け取る側の理解(準備)があれば、きっと喋りやすい環境は作れる。
まずは家族の話をしっかり聴こうと思った。
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購入
ASA-CHANG&巡礼の「まほう」を聴いて、やたら心に残って頭から離れず。
題材を調べてこの本にたどり着いた。
押見さんの作品を初めて読んだ。
誰にだってなくては寂しい、青春のかたち。
言いたい、言えない、もどかしい。
リアルに描かれていて心にザクザク刺さる。
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映画化されると聞いて読んでみた。この著者は「悪の華」以来注目していたが、本作の題材選びも秀逸である、どうやら著者の実体験のようだが、これはこれで素晴らしい青春漫画である。同じように障害を描いた「聲の形」のような長編でないため、まだ昇華仕切れていない部分もありそうなので、大幅に加筆した長編版も読みたい気がする。
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吃音症の女の子が声を取り戻して行くための戦いを描いた、青春マンガ。読み切り1冊でさらっと読める。作者の体験談が盛り込まれているので、吃音症の辛さがじんわり伝わってきました。
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「どもり」「吃音症」を作者の実体験を基に描いた作品らしい。ただ、あとがきにもあるようにそのような言葉は一切でてこない。
もっと「誰にでもあるような物語」
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教室で突っ立って、何も言えない。
なつかしい、と言えばいいのか、その感覚。
それに対する、励ましと言う無理解と重圧。
はじめっから泣きそになりました。
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音痴だったり空気読めなかったり名前が言えなかったり、みんなができる当たり前のことができないことへの怖さや悔しさが最後にわーっと発散されて感動したし読んでてすごく爽快だった。押見さんのあとがきでは、自分の欠点は時に武器になるということを身をもって実証していてちょっと勇気をもらった。
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作者自身が吃音症に悩んでいたにも関わらず、それを題材にし、吃音の症状をこれだけしっかりと描写できるのはすごいと感じました。
志乃…あどけない一人の少女が、あんなに顔を歪めずとも、もっとソフトに、綺麗に描くことは可能だったと思います。
ですが敢えてそれをしないことで、吃音症患者の苦しみや情けなさ、恥ずかしさ、悔しさがひりひりと伝わってきました。
惡の華愛読中なのでもっと暗い話になるかと思いましたが、救いのある青春ものとして、ややテンポは早いものの一冊に上手くまとまっていました。
作者の後書きも必要不可欠でした。
惡の華とは違う方法で、誰かを救える作品なのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
頑張ればできる、頑張らないからできない、という安直な価値観にとらわれている人はちょくちょくいるわけだし、頑張っているのにできない者を異端として攻撃する人もしかり。
旧来の学校組織における残念な現実を描いている。
しかし終盤、頑張りや熱い想いによって克服するという展開は物語的には美しいオチなのかもしれないが、それは結局、頑張ればできるという価値観の肯定になってしまっていないか。
まあ作者の実体験に基づいているならそれはそれで一つの真実なのだろうが…まあ門外漢がとやかくいっても仕方ないが、要するにそういう価値観は嫌いだ
Posted by ブクログ
テーマとしては重い方のはずだけど表現や流し方がうまいと言うか、すんなり読めた。
自分が吃音症だったから漫画家になれた、と前向きに捉えている作者は素晴らしい。
できれば文化祭のその後、彼女がどう歩んでいったかも見たかったな。