押見修造のレビュー一覧

  • 血の轍 1

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    ネタバレ

    母親の醜さと子供の醜さ、父親の立場

    「笑ってあげる」というシーンを自身の子供時代と重ねた 自分ももしそうしてあげられる器量があればと違った未来があったのかなと考えた
    しかし親と子の器量は今までの境遇で培ったものでしかなく仕方のないことだとも感じた
    コミュニティが家族内に限定されると親も子も互い同士を正し合うことは不可能であり、不可能であるという極端な結論づけをしてしまいたいほどに説得力があった

    父親が落第生であったことがまたさらに説得力を増した、一郎は男と父親を分け、静子は女と母親を分けられなかった それについて正しさはないと感じていたがこの物語では女の醜さが濃く示されていた良くも悪くも男

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    2025年03月20日
  • 血の轍 17

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    ネタバレ

    表現がリアル
    歪んだ愛情ではあったが確かに愛されていた
    最後主人公が自分の人生を穏やかに過ごせていたのがせめてもの救いだった
    しげるが夜中に来たのはホラーだったし行動も意味不明だったのはなぜなんだろう
    突き落として捕まる描写で必要だったのかもしれないが行動は理解できなかった

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    2024年08月04日
  • 血の轍 3

    匿名

    無料版購入済み

    特に後半が怒涛の展開で読んでいて緊迫した空気を感じたし、主人公の気持ちを思うと痛かった。今回はすごく頑張ったと思う。でも、母親が強すぎるし怖すぎる。

    #怖い #ドロドロ

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    2024年06月29日
  • 血の轍 2

    匿名

    無料版購入済み

    はじめから終わりまで、どういうこと?っていう展開ばかり。母親の心理が本当に謎すぎる。単なる独占欲とか支配欲とはなにか違うような、でも歪んでる感じて本当に怖くて。この親子関係がこの先どうなるのか不安しかない。

    #怖い

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    2024年06月26日
  • 血の轍 1

    匿名

    無料版購入済み

    静かに迫ってくるものがあるような、掴んで離さない得体の知れない異常性が怖くもあり、惹きつけられもするような感じ。お母さんがほんと怖いし、でも行動が謎すぎて、なんでなのかわかりたくなる。

    #怖い

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    2024年06月25日
  • 血の轍 1

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    もやがかったような絵の表現がすごかった。主人公の妄想と現実の境が分からなくなっていく表現描写に恐れつつ、じっとりした綺麗さもあった。あと、やっぱり押見修造の描く少年少女は可愛い。笑った時目が三日月形になるのがすごく好み。

    最初は行きすぎた母性に対するグロさみたいなものと思っていたらだんだんと抉られていく。母親ではなく、得体の知れない化物として作中の母親を見ていた。
    吹石さんじゃなくてママを選んだと訴えた直後、気持ち悪いと突き放されるのほんとにえぐかった。

    最後の一言で、あぁ、本当にちゃんと静一は解放されたんだと思い、鳥肌がたった。

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    2024年06月24日
  • おかえりアリス(1)

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    きれいな絵に反して衝撃だった。作者の後書きを読むと登場人物のそれぞれの悩みが差し迫ったものになって苦しくなる。

    「男を降りた」。慧ちゃんの言葉の真意を知りたくて読み進めるけど、最後まではっきりとは分からなかった。ただ、「男」である自分の体や思考、それに囚われてしまっている自分への嫌悪、そして加害性への自責がひしひしと伝わってくる。

    その「男」は幼少期からの経験で深く刷り込まれてきたものであって簡単に逃れられないが、見て見ぬふりもできない作者の心の叫びがぶつけられた作品。男性による男性性の苦しみを表現した作品に初めて出会った。苦しくなるけどとても美しい絵だから成立してる。

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    2024年04月18日
  • 血の轍 1

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    押見修造 作品
    凄いものを読んでしまった。
    思春期の少年の私小説的で叙情的な苦しい物語。
    見ている私も登場人物もその罪に縛られ
    思考停止させられてしまったのか。
    ページをめくる手が止められなかった。

    希望や絶望で記憶をすり替えても、
    記憶にモヤをかけても
    人は生まれ変わる事も、
    人生を巻き戻すことも出来るはずもなく。
    終わらせ方にフォーカスして
    収束して
    ボヤッと消えて行ってしまう。

    一人称視点で語られる内容に
    ついつい自分を重ね合わせてしまった。

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    2024年03月25日
  • 血の轍 17

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    ネタバレ

    作者の心の傷を抉り出して描かれた作品でした。
    読む方の気持ちも抉られるので読むのに覚悟が要ります。
    エンタメとしては楽しめないけど、読者に何らかの爪痕を残すアートな作品だったと思います。

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    2024年02月12日
  • 血の轍 17

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    完結

    作者さん、おつかれ様でした。これだけ濃厚な世界観を見せてもらえて、こちらも一仕事終えたように思います。

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    2024年01月01日
  • 血の轍 16

    ネタバレ 購入済み

    いよいよ佳境

    ネコが生き返り、静一とママと一緒に過ごした後、静一が帰るためドアを開けたら外へ出て行った。何かの暗示?

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    2024年01月01日
  • 血の轍 15

    購入済み

    毒親

    母の支配下で生きてきたけど、今後どうなるのか。ハラハラします。

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    2024年01月01日
  • 血の轍 17

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    ネタバレ

    凄まじい親子の情!旅の終わり!
    母親を婉曲的に殺す事によって、主人公の呪いは解除された。が、全ての感情も同時に失われたかの様でもある。最終話の静一、老人に見えて実はまだ40代くらいなんじゃないだろうか?と邪推してしまうなー。
    これを描かずにはいられなかった。とゆう押見修造センセの執念。後半にかけて筆致にも想いが載りまくってて凄まじい。全巻イッキに読んでしまった。

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    2023年12月24日
  • 血の轍 1

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    ネタバレ


    ⚠️最終巻までのネタバレを含みます⚠️





    筆致がエドワード・ゴーリーの絵本のように細かくおぞましさを含んでいて、母親と静一の精神の異常性がよく描かれていた。特に発狂した時の線のぐちゃぐちゃ加減はまるで幼稚園児が書いたみたいに崩れていて、他の漫画には無い狂気を感じさせた。
    あとは目や口といった体の部位の描写が生々しくリアルで、台詞がなくとも表情で感情がこれでもかというほど伝わってきて緊張感がとても伝わってきたので、あぁ、次のページを捲るのが怖い……と躊躇う瞬間が度々あった。

    内容については、静一が母親からされた虐待じみたことを恐怖し、恨み、自分の精神と人生を殺した母親を自分の中から殺

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    2023年12月22日
  • 血の轍 14

    ネタバレ 購入済み

    母の顔

    自らパンドラの箱を開けてしまった静一。そして母もまた精神を病んでいて、悲劇は向かうのでしょうか。ゾクゾクします。

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    2023年12月19日
  • 血の轍 13

    ネタバレ 購入済み

    吹石さん

    お父さんは賠償金を払うためにあちこち金策してご苦労されたのですね。それで家を売ってアパート暮らしになってたのか。ラストに吹石さん登場!

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    2023年12月19日
  • 血の轍 12

    ネタバレ 購入済み

    怖い

    母はサイコパスですね。しげちゃんは命を奪われて、ただただお気の毒です。究極の毒親に支配され、自分が無い静一、、、

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    2023年12月18日
  • 血の轍 11

    ネタバレ 購入済み

    スリリング

    遂に静一は幼い頃の自分を殺すため、しげちゃんを突き落としてしまいます。これから静一はどこへ向かうの課?

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    2023年12月18日
  • 血の轍 10

    ネタバレ 購入済み

    恐ろしい

    ついに母と決別を決意して静一ですが、突然しげちゃんが現れて大混乱してしまいます。続きがどうなるのか楽しみです。

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    2023年12月18日
  • 血の轍 9

    ネタバレ 購入済み

    ヤバい

    どんどん面白くなってきました。ついに母の逮捕があり、静一も証言をしなくてはならないことに。次の展開は?ワクワクします。

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    2023年12月18日