押見修造のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ母親の醜さと子供の醜さ、父親の立場
「笑ってあげる」というシーンを自身の子供時代と重ねた 自分ももしそうしてあげられる器量があればと違った未来があったのかなと考えた
しかし親と子の器量は今までの境遇で培ったものでしかなく仕方のないことだとも感じた
コミュニティが家族内に限定されると親も子も互い同士を正し合うことは不可能であり、不可能であるという極端な結論づけをしてしまいたいほどに説得力があった
父親が落第生であったことがまたさらに説得力を増した、一郎は男と父親を分け、静子は女と母親を分けられなかった それについて正しさはないと感じていたがこの物語では女の醜さが濃く示されていた良くも悪くも男 -
匿名
無料版購入済みはじめから終わりまで、どういうこと?っていう展開ばかり。母親の心理が本当に謎すぎる。単なる独占欲とか支配欲とはなにか違うような、でも歪んでる感じて本当に怖くて。この親子関係がこの先どうなるのか不安しかない。
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匿名
無料版購入済み静かに迫ってくるものがあるような、掴んで離さない得体の知れない異常性が怖くもあり、惹きつけられもするような感じ。お母さんがほんと怖いし、でも行動が謎すぎて、なんでなのかわかりたくなる。
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Posted by ブクログ
きれいな絵に反して衝撃だった。作者の後書きを読むと登場人物のそれぞれの悩みが差し迫ったものになって苦しくなる。
「男を降りた」。慧ちゃんの言葉の真意を知りたくて読み進めるけど、最後まではっきりとは分からなかった。ただ、「男」である自分の体や思考、それに囚われてしまっている自分への嫌悪、そして加害性への自責がひしひしと伝わってくる。
その「男」は幼少期からの経験で深く刷り込まれてきたものであって簡単に逃れられないが、見て見ぬふりもできない作者の心の叫びがぶつけられた作品。男性による男性性の苦しみを表現した作品に初めて出会った。苦しくなるけどとても美しい絵だから成立してる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
⚠️最終巻までのネタバレを含みます⚠️
筆致がエドワード・ゴーリーの絵本のように細かくおぞましさを含んでいて、母親と静一の精神の異常性がよく描かれていた。特に発狂した時の線のぐちゃぐちゃ加減はまるで幼稚園児が書いたみたいに崩れていて、他の漫画には無い狂気を感じさせた。
あとは目や口といった体の部位の描写が生々しくリアルで、台詞がなくとも表情で感情がこれでもかというほど伝わってきて緊張感がとても伝わってきたので、あぁ、次のページを捲るのが怖い……と躊躇う瞬間が度々あった。
内容については、静一が母親からされた虐待じみたことを恐怖し、恨み、自分の精神と人生を殺した母親を自分の中から殺 -
ネタバレ 購入済み
吹石さん
お父さんは賠償金を払うためにあちこち金策してご苦労されたのですね。それで家を売ってアパート暮らしになってたのか。ラストに吹石さん登場!
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