押見修造のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
吹石さん
お父さんは賠償金を払うためにあちこち金策してご苦労されたのですね。それで家を売ってアパート暮らしになってたのか。ラストに吹石さん登場!
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匿名
ネタバレ 購入済み変な感想かもしれませんが、読んでる最中は作品全体に作者らしいな、という思いがいつもありました。あとがきを読むと、いろいろな憶測をしてしまいますが、私個人としては、自身の中にいる「愛されたかった何者か」によく似た人はこの世にたくさんいるんだろうな、そういう物語なんだろうな、と。勝手な思いを重ねつつ読みました。
親に愛情を求める気持ち、諦める気持ち、恨む気持ち、いっそ死んでくれという悲しみ、苦しみ。そういうものを持つ子ども。
事件が起こったり、追い込まれて病気になったり。そういうものが物語にはありますが、表面化していないだけで、世の中のみんなが意外に持ってるもんだと思います。
2023年4月。こども家庭庁ができました。
子育てを楽しく幸せなものだと感じられる社会を目指しているそうです。そうなると良いなと思います。本当に。 -
購入済み
完結
母子の物語、完結。
他の作品からの影響は感じられるが、類を見ない作品だと思った。
最終巻も大コマが多くてあっという間に読めてしまうものの、
深い内省によってその後の静一の人生が穏やかであったのなら。
作者のあとがき、どこまでリアルが含まれていたのかと考えさせられてしまう。
お疲れ様でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ静一〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
すごい、すごい、よく頑張った。えらい。すごい。
本当の事件内容と本当の気持ちを人に言えたこと、刑事さんの言葉をちゃんと受け止められたこと、「しげちゃん」を励ます言葉を言えたこと、ずっと言えなかった不満を「ママ」にしっかりぶつけられたこと、すごくすごく難しいことなのに、めちゃくちゃ頑張ったね。刑事さんもありがとう。
言語化する力、画や物語で表現する力が本当にすごい。漫画ってすごい。作者さんを本当に本当に尊敬する。
毒親の呪いって、親が物理的に目の前からいなくなっても簡単に消えるものじゃない。
大抵のマンガだと静一が完全に母の奴隷になっておしまい、または母が捕まっておしまい、とかになりそうだけど、この内容があって、まだ何巻も続いているのが本当に素晴らしい。
すべての毒親育ち読者の中の「ママ」が一緒に消えていきますように。「僕は僕のもの」であることを取り戻せますように。 -
Posted by ブクログ
毒親ってどういうことかすごーくよくわかる。これはあまりにも毒を極めすぎてるけど…
親を中心に世界が回るどころか、世界に親しかいなくて、自分はいなくなる。自分という存在がないものにされる。
親の願望を叶えて、親の嫌がることはせず、親が見たくないものは全て見なかったふりをして……都合のいい生き物でいなければいけない。ロボットになることすら許されない。
全てこの通りにしないと、居場所はなくなる。新しい居場所を作ろうとすると親の手で奪われて、更に辛いところへ追い込まれる。
そしてどんな悪いことがおきても責任は自分にあると思わされる。
静一は自分の内側の心も、外側の環境も、どんどんズタズタにされて、どんどん自分の価値も危ぶまれてきている。お母さんが好きとかどうとかの次元を超えてもう、母に見捨てられたら何もかも終わりって状態にされてしまったんだろうなあ。
母は気分で言うことを変えるし、少しでも「間違える」ことがあったらあなたはいりませんという態度を日頃からあえて見せているから、常に崖の際に立たされている感じだ。だから常に怯えてて、顔色を伺っているんだろうな。母の顔色を伺う時の静一の目が本当に…恐ろしくて痛々しくて…毎回毎回なんとも言えない気持ちになる。
もはや崖に立ててもいないのかもな、縛られて吊るされてるのかも。もがくと崖が崩れるんだなとよくわかるように、目はしっかり見開かされて。
静一って名前は母の静子と父の一郎からとったんだろうな。それを静ちゃんって呼んだら、静子になってしまう。静子の分身というか体の一部のようにしか生きることを許されていない。すごく悲しい。
被害者と加害者は、紙一重だったり両立されたりしていることはすごく多いのかもしれないな、ともあらためて思った。
一線を越えるか越えないかは、法律的な面も含めてやっぱり最も重視しなければいけないことだと考えている。静子がしたことは絶対に許されない。どんなに辛くても、もっと別の方向に進む選択肢を彼女は持っていたのだから。たとえ本人にはその選択肢を目視することができなかったとしても、できない状態まで追い込まれたのだとしても?加害は加害で、それは揺るがない事実だ。
一方で、おばさんたちが静子にしたことも、見ていてすごく嫌な気持ちになる。ひどいことをする権利があるかのように、自分は何一つ悪くないかのように振る舞われるとモヤモヤする。それも本当の気持ちだ。
加害者だからって蹴って殴っていいのか。そんなはずはない。でも被害者になった時、全部許してあたたかく接するのがいいって本当に言えるのか。わからない。そんな極端な二択で処理できる話ではない。
全部が、全員がまっ白でもまっ黒でもない。ただどちらかというとみんな黒っぽい。静一は何の罪もない被害者だったけど、ただの被害者でいられるラインを越えてもう加害者にもなってしまった。原因がどこにあろうとその事実は揺るがないものになってしまった。
素晴らしい作品すぎて本当に最悪だった。読んでて本当に息が詰まるし胸の奥がずーんと重くなる。なんて気持ち悪いのだろう。それでもまだ悪い方へ進むのが止まる気配がない。本当に嫌になる。(全部褒め言葉)
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