あらすじ
真夜中に学校へ忍びこみ、自分たちの教室を“クソムシの海”にした春日(かすが)と仲村(なかむら)。高揚した一夜が明け、犯人だとバレる覚悟で春日は登校するが、偶然が重なり、変質者の仕業ということで片付けられる。だが、プレッシャーに耐えられず苦しむ春日。さらに、本当は春日が犯人であることが、彼女である佐伯(さえき)にバレてしまう!!「別れよう」佐伯に言う春日だが、彼女が出した衝撃的な答えとは……!?
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わくわく
読み進んで本の中に引き込まれると、なんか自分が悪いことしたかのように錯覚させられるマンガ。常にハラハラ、ドキドキしながら読むマンガです。ほっとするところがほとんどない。今の生活に悶々としている人は世界観が変わって、スッキリできるのではないかな。私じゃダメ?
私とは誰か。
一般よりも抜き出た理想的な私。
これでも満足出来ないほど、変態とは突き抜けた存在なのか。
これは強い投げかけである。
面白い。オススメです。
ドロドロだが感動する
本当に暴走し始める主人公達。
行動原理は意味不明だが、十代のころのドロドロは、理由なんか誰にもわからないもの。
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春日が自分のことを吐露するシーンは、
誰でも一度は感じたことのようで、
当時の自分を見ている気分になった。
ここまで変態ではないけれど。
思春期特有の青臭さがとてもよく出ている巻だと思った。
Posted by ブクログ
少しだれたかなぁ、と思った二巻から、一気に急展開。
途中から、グシャグシャの顔の佐伯さんとは対称的に仲村さんの顔がえらく美人にかかれている。あぁ、やっぱり作者は仲村さんなんだなぁ、と思いました。終わりをどう持って行くのか。
次巻くらいで終わるかな?
そして、佐伯さんはどうしてあんなに春日くんが好きなのかよくわからない。
Posted by ブクログ
思春期の若者が持つ不安定な心、それから葛藤。
自分には何も無いという嘆き。
このような描き方でも輝きがあると思います。
そ二人の女性の間で揺れる春日くんの恋心が初初しいですね。
Posted by ブクログ
佐伯さんが落とした惡の華をぐちゃぐちゃにして春日に投げつけた後の仲村さんのアップの絵にゾクゾクした。
あれは涙ですよね?
仲村さんが春日を振り回して遊んでるイメージだったけど、実は春日のへたれ具合に女の子二人が振り回されてたのかなと感じました。
仲村さんは変態というより、自分は人とは違うんだということを示すために、おかしな行動をとっているような、そんな気がします。
私はそうゆうんじゃないから クソ部品
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真夜中に学校へ忍び込み、教室をメチャメチャにした春日と仲村。変質者の仕業ということになったが、彼女である佐伯にバレてしまう。それにしても主要キャラみんなあたまおかしい。
Posted by ブクログ
二巻まではただのイタイ漫画かと思ってたけど、そうじゃないということが三巻で遂に判明。
三巻のために一、二巻があるよと聞いてたけどたしかにそうだと思った。
絵がすごくうまくなってたから余計ずどーんときた。
誰が変態だとか佐伯さんはなんでそんなに春日くんのこと好きなのとか仲村さんマジキチとかそういう話じゃないと思うの。
かっこよさそうな本を読む。変態のふりをする。自分に価値を見出してくれる人に固執する。
自分の生きてる世界をくだらないと思う。見下すことで自分を保つ。ダメなのは自分じゃなくて自分がいる場所だ。抜け出せばもっと面白い生活に変わると思っている。
きっと全部、「何もない自分」「何もできない自分」を受け入れられないから。自分を肯定するために逃げる。
そういう思春期を真正面から見てる話だと思う。
どもったり泣いたりしたとき、あぐ、とかすごくかっこ悪い声が出るところも本当に正面からズバズバいっている。
中途半端なエロも、イコール思春期。
仲村さんの一見頭のおかしい叫びも全部納得がいく。
春日くんも仲村さんも佐伯さんも、他人を巻き込んでるけど実はみんな自意識の中にいる。
春日くんが仲村さんを呼び止めたのは佐伯さんより仲村さんのことが好きになったんじゃなくてきっと「ミューズの存在」より「(変態としてでも)価値のある自分」を求めただけ。
ただ、他人を巻き込んでることによってお互いに傷を抉られて、自分を正面から見れるように成長するのか。最後の春日くんの6コマみたいに。
結局大人に捕まるところも所詮思春期という感じで皮肉。
そしてあとがき?で書かれていた「思春期の始まりはわかりやすいけど終わりは勝手に来てくれなくて ほっとくとずっと出られない」ということ。
恥ずかしながら私もまだ思春期だ。大人にならなくては。
Posted by ブクログ
なかなかのマンガに出会った!
小説好きのさえない中学生春日はあこがれのお嬢様系優等生の佐伯さんの体操着を盗んでしまう。
それを目撃していたドSで変態な仲村さんは春日に、バラされたくなかったらいう通りにしろとありとあらゆることを指令する。
そんな秘密をもったまま春日と佐伯さんは付き合うことになるのだが、ある日体操着を盗んだことが佐伯さんにばれてしまう。
その時の佐伯さんは意外なリアクションをするんやけど、その気持ち、わからんでもないなぁ!
俺は夜中に何をアップしてるんや。笑なんか、誰かに言いたい気分。笑
Posted by ブクログ
まさかの超展開を迎えますが、1度整理する意味ではいい進み方じゃないでしょうか。
主人公のアイディンティティの揺れ具合が一層の混迷を極めて行きます。次の巻からどう進むのか、また驚かせてほしいです。
Posted by ブクログ
春日くんいい思春期過ごしてるなぁ、どうみてもマジヘタレにしか見えないけど、自分のようなクズが果たしてこんな天使のもとにいていいのかなんてよく考えますもんねぇ オチをどうつけるのかすごい楽しみです
佐伯さんが可愛い!!
佐伯さんのかわいさで持ってるけど
仲村さんがとにかく苦手で
気持ち悪くて作品に集中できませんでした、、
私には合っていない作品でした。
痛々しい
佐伯さんの気持ちや行動がひどく痛々しい。
この作者は人間の心の奥底に潜む醜さを赤裸々に表現してしまう。
ここまでぶちまけてしまうと、むしろすがすがしさまで覚えてしまう。
Posted by ブクログ
罪の意識に苛まれた春日は仲村とともに夜の教室で自らの罪をぶちまけ、惡の華を咲かせる。
この行為は変質者の犯行と受け取られたが、佐伯は春日のやったことであると見抜く。春日は別れを切り出すが、佐伯はそれを拒否。全てを知った上で春日を受け入れようとする。
しかし春日は仲村とともに山の向こうを目指して脱走。佐伯もそれを追うが……。
思春期の悩みというものはいつの時代も不可解である。
Posted by ブクログ
「思春期暴発」と帯に書いてあるようにセンセーショナルな描写が多いのでこの漫画の面白さは、じわじわ伝染してくる。
佐伯さんが春日のことを好きなのは嘘見えないけれど、”引くに引けない状態”にもなっているように見える。
第一部完。
佐伯さんは可愛いのに自己肯定感が低すぎて
春日と別れたくないが為に春日のやったことを
全て許そうとしていたけど、なんでそこまでして
春日にしがみつくのか分からない。