板垣恵介のレビュー一覧
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板垣恵介『刃牙らへん 5』秋田書店。
やっとのことで第5巻。
恐らく『週刊少年チャンピオン』の連載頻度は月2回くらいではなかろうか。『漫画 ゆうえんち』の方は月1回の連載ながらボリュームがあるので、先頃、第8巻に到達した。何とももどかしい限りなのだが、板垣恵介は自分よりも歳上で、70歳近い年齢なので仕方がないか。
なかなか始まらないジャック・ハンマーと花山薫の闘い。ピクルとの死闘で傷付いたジャックを気遣い、闘いを延期し、極上のレバ刺しを差し入れる花山。久し振りに刃牙も登場し、久し振りにセリフを発する。
お約束の範馬勇次郎に対する不可侵宣言の場にトラムプとイーロソが揃い踏み。連載が滞る間 -
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板垣恵介『刃牙らへん 4』秋田書店。
ようやくの第4巻。噛道を極めたジャック・ハンマーと白亜紀から蘇ったピクルとの闘いが始まる。
この『刃牙らへん』は、やはりジャック・ハンマーを中心とした闘いが描かれるのか。ドーピングや骨延長手術だけでも卑怯なのに、通常の格闘技では反則とされる噛み付きを『噛道』と言い張り、チタニウムの入れ歯で噛み付き捲るジャック・ハンマーは狂気じみている。
以前、ジャックはピクルにアッサリと負け、餌にされるという屈辱を味わったはずなのに、何と言う強さか。投げ、打撃、極めといった近代格闘術に加えて、噛道を駆使したジャックはピクルを一方的に粉砕する。
と、そこに現れた花山 -
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原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち 7』秋田書店。
5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。
第7巻に到達。完結までにはあと何巻を要するのだろうか。
藤田勇利亜の作画は、板垣恵介の描く『刃牙シリーズ』よりも登場人物がおどろおどろしく、妖怪じみている。その点は夢枕獏の伝奇小説や格闘小説の方に近いのかも知れない。ハリウッドザコシショウの誇張ものまねみたいなものだ。
『ゆうえんち』に葛城無門に縁のある人物が現れる。その名は葛城無門の育ての父親の弟の神奈村狂太。何者か知らないが、恐ろし