三崎亜記のレビュー一覧

  • みしらぬ国戦争

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    設定が、こんなことありえないと思うのだけれど、実際ありえたら恐ろしいと思った。
    政府が自分たちの支持率をあげるために、国民を誘導し、戦争がないのに侵略されていると国民に思い込ませる。ネットが普及した時代ならではの印象操作。国民がまるッとみんな騙されるとは思わないが、偽の情報、AIによる呟き、不都合な書き込みを自動で削除する仕組み、、徹底的に管理されたら国民みんなで同じ思考になるのかと、恐ろしくも感じた。
    小説なので、普通に面白かったが、現代ならではの話だなぁと思った。

    0
    2025年09月29日
  • となり町戦争

    Posted by ブクログ

    戦争のただなかにいて、それに関わっているのに危機感がない主人公は、現実のなかで色々なことの重要性を軽くみてしまう自分のようで、危うさに心配をしつつ歯がゆさや少しの苛立ちを感じた。

    「戦争」だけど「普段」と変わらない、大丈夫・大丈夫と思っていたら、「死」という最大のピンチが見えない薄皮一枚の厚さで肌の外にあった、という状態や描写がとても好きだ。

    0
    2025年08月07日
  • 名もなき本棚

    Posted by ブクログ

    不思議な話、ほっこりした話、恐ろしい話。
    まるで某番組を見ているかのよう笑 

    いろんなジャンルの話が楽しめる全19編。

    ほんとよく思いつくなぁと思う笑 

    あなたはどの話が好き?

    特に私は【待合室】【スノードーム】【名もなき本棚】【回収】【妻の一割】が好き。


    やっぱ色んな意味でのホラー系が面白いよね笑 

    現代ではあり得ないような話たち笑

    いろんな面白さがありました!

    綺麗で素敵な話もありましたよ!

    0
    2025年07月28日
  • バスジャック

    Posted by ブクログ

    短編集。どの話も不条理な出来事が語られている点では共通しているが、長さは3ページ程度のものから100ページぐらいのものまで色々ある。結末もブラックなものもあればハッピーエンドもあって、それぞれ違った味を楽しめるバラエティパックだ(逆に言うと、1冊の中でも好き嫌いが分かれるかもしれない)。

    短編にしては濃い内容が多く、表題作の「バスジャック」や「動物園」は非現実な部分の設定がしっかり考えられていて、この短編だけで終わらせるのはもったいない気がした。

    最後の「送りの夏」は、夏の海辺の美しい情景描写と人々の不気味な行動とのコントラスト、そして、悲哀の中にも希望を感じさせる結末が印象に残った。

    0
    2025年07月14日
  • となり町戦争

    Posted by ブクログ

    町の広報誌でとなり町との戦争が始まったことを知った主人公は、戦争の実感を持てないまま、戦死者数だけが増えていく日常を過ごしていた。

    そんなある日、となり町の偵察任務に任命された主人公は、戦争とどのように向き合っていくのか?
    実態の掴めない戦争をどのように解釈するのか?

    理解が難しいく、もやもや感が残る内容でしたが、再読して作者の伝えたかったことを読み取りたい!
    戦争がテーマで重めなので、再読まで期間を空けたいと思います笑

    0
    2025年07月07日
  • 本からはじまる物語

    Posted by ブクログ

    著名な作家達による「本」がテーマのアンソロジー。
    甘酸っぱい恋の話しやちょっとゾクッとする話、不思議なお話など本というテーマ1つでも色んなお話が書けるんだなぁと楽しく読ませてもらえました。
    中でも本が飛んでいったり、飛んできたり、飛んでる本をつかまえたり…といった本が飛ぶ話がいくつかあり、作家さんには本が飛ぶという発想があるんだなぁ〜と思いました。
    どれも良かったですが、本多孝好さんの「十一月の約束」が好きです。

    0
    2025年06月10日
  • 名もなき本棚

    Posted by ブクログ

    教科書に載っている「私」の影響で読みました。
    ショートショートの形式で不思議な世界を味わえました。
    感動、不思議、恐怖と様々なジャンルで日常と非日常が混在した話が多かったです。
    自爆に関しての感じ方やデータへの考え方などが印象に残っています。

    0
    2025年06月03日
  • みしらぬ国戦争

    Posted by ブクログ

     映画「カプリコン・1」を思い出した。
     火星へ向かったロケットの隊員たちは英雄となったが、地球への帰還中にロケットが爆発した。
     しかし、実はロケット打ち上げも火星での生活もスタジオで行われており、発覚を恐れた政府から隊員たちが逃げるという話。

     となり町戦争から20年、ディープフェイクなど嘘がまかり通る世の中になるとは想像できなかった。
     見知らぬ国との戦争中で鎖国中の政府が流す情報に国民はうんざりしていた。
     政府の方針に反対するもの、サボタージュするものもインターネット規制で言論が封じられた。

     浜に流れつくものに刻まれた見知らぬ国からのメッセージ。
     何が書かれているのか誰も知ら

    0
    2025年05月19日
  • チェーン・ピープル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お話が現実寄りだと、「まとめに入った…」と思うラストでもそんなに説教臭く感じなかったです。全く、というほどではないけれど。
    どのお話も面白かった!

    どのお話も「!?なるほど」と思いましたが、特に「ぬまっチ」「応援」がブラックで好きでした。
    「応援」に“おいつめ”とルビが振ってあるのは痺れました。このやり方は上手いと言ったらいけないけど、わかりやすく脅迫とかじゃないから止めさせることも出来ない…よく考え付くなぁ。忘れ去られるのを待つしかないです。

    「正義」の圧がありありと感じられる作品が多いな…と思いましたが、気付かなかった「似叙伝」「チェーン・ピープル」も考えてみれば『正義』のお話なのか。

    0
    2025年05月16日
  • みしらぬ国戦争

    Posted by ブクログ

    『となり町戦争』を読んでから20年近く経ってることにもびっくりだし、“戦争”の質感も変わった感じ。未確認隣接国家と戦争するのにもリアリティがある時代になったな、と。またいつか読み直したいね。

    0
    2025年05月14日
  • みしらぬ国戦争

    Posted by ブクログ

    なさそうであり得るかもしれない近未来。
    自粛警察や怪しげなネット情報に踊らされる風潮をみると
    行き着くところはこんな社会かもしれない。

    「国民の心に『無意識の呪縛』を生み出すことこそが、戦争事業の目的の一つだった」

    「与えられた幸福の枠内で満足できる、コントロールしやすい国民意識へと変化させるための戦争事業だったということですね」

    「今の自分も、誰かに誘導された偽りの記憶によって過去を都合よく塗り替えてしまってるんじゃないかって思えてくるよね」

    自分で考えること、選択することはともすれば困難を伴うし辛いこともある。
    与えられた「幸せ」を享受する〈コスパの良さ〉がもたらす危機…。
    でも「

    0
    2025年05月11日
  • みしらぬ国戦争

    Posted by ブクログ

    近未来ディストピア風SF、と纏めてはもったいないお話でした。この国には、こんな器用なことは出来ないような気がしますが、面白く読みました。

    0
    2025年04月20日
  • みしらぬ国戦争

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     『となり町戦争』の著者が20年ぶりに筆を執った”Ver. 2.0”というコピーを目にして早速購入。どこか手応えのないまま戦争が遠ざかってしまっていた前作に比べ、3・11やパンデミックの経験が裏打ちされることで、国家の統制装置としての「戦争」がより明確に位置づけられたのは、この20年間の社会の変化ともかかわるか。
     メディア・テクノロジーを用いたプロパガンダ作戦の展開や、インフルエンサーを活用した対抗宣伝のシーンには読みごたえがあった。しかし、作品世界の設定にどこか得心がいかないままで読み進めたことも事実。おそらくその理由は、著者が主要人物以外の人びと(あるいは、登場する人物たちすべて)を容易

    0
    2025年03月20日
  • 手のひらの幻獣

    Posted by ブクログ

    三崎ワールド.それは現実ファンタジー.現実と同じなんだけどなにかどこか一つクリティカルに違う要素があるパラレルワールド.
    今回は「幻獣のだせる世界」.
    全く新しい世界観のSFや現実社会の中での話よりもよっぽど「似て非なる世界」で物語を紡ぐのは難しいんじゃないかと思う.
    その中で,人同士の諍い,組織同士の争い,その世界独自の恋愛を描いていて本当に不思議な感覚になる.
    そう,脳がいい意味でバグる.クセになる.

    0
    2024年10月05日
  • 30センチの冒険

    Posted by ブクログ

    (読んだ当時の記憶より)
    異世界に迷い込んでしまった主人公がどうにか元の世界に戻ろうとする話。
    中世ファンタジーではなく、民族的で独特な感じの世界です。
    タイトルから、最初は主人公が小さくなって冒険するのかなと思いましたが、どうも30センチ定規のことのようです。
    じょ、定規??定規がキーアイテム???と困惑する自分。
    そんな神器みたいな位置に定規を持ってこられても。
    ですがこの作品は、滅茶苦茶な法則のユーモラスな世界を主人公と一緒の目線で見る事が出来ます。定規がいくら凄くてもなあ…!と思いながら読んでいたのに、後半の展開は緊迫感がありどきどきしながら楽しませて頂きました。
    ファンタジーとして異

    0
    2024年10月01日
  • 本からはじまる物語

    Posted by ブクログ

    まだ本を本格的に読み始めたばかりなので、各作家さんの特徴など、自分にとって読みやすかったなどが分かり、これから本を…という人におすすめ!
    本屋を巡る話しはどれも面白かった!

    0
    2024年06月27日
  • コロヨシ!!

    Posted by ブクログ

    三崎亜記ファンは持っとくべき本。代表作と言っても過言ではありません。文庫本だと3部作。読み進めるにつれ物語に引き込まれました。三崎亜記の本を読み終えるとその世界に浸っていたくなる。この本も例外なくそんな気持ちにさせてくれます。続編希望!!

    0
    2024年06月16日
  • 名もなき本棚

    Posted by ブクログ

    三崎さん久々に読んだが、面白かった!常識が違う世界の不条理加減が好み。自爆するときってどんな時なんだろう。

    0
    2023年06月22日
  • となり町戦争

    Posted by ブクログ

    通常、戦争を描いた作品はその戦争の残酷さ、非日常さをまざまざと描くものが多い。
    しかし、この作品は違う。主人公は戦争が行われているという実感をはっきりとは得ないまま、偵察業務を行い、そして戦争を終える。同じ戦争に対しても、仕方の無いものだと受け入れる者、憤りを感じながら正義のために参加しようとするもの、単に面白いものと笑うものなど様々な人の視点が見受けられる。そういう様々な人間がいて、巻き込んで、戦争という「2つの町の共同事業」が完遂された。
    戦争と日常は違うものではなく、日常の延長線上に戦争があるという文が印象的だった。

    0
    2023年02月22日
  • バスジャック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    独特な世界観に引き込まれあっという間に読み終わってしまった。魚を食べて「お肉みたいで美味しい」と表現するナンセンスな芸能人みたいだけど、
    「世にも奇妙な物語の良作みたいで面白かった」

    ショートショートまではいかない短編集という感じ。短編と言えば有名なのは星新一だが、初めて星新一を読んだときぐらい衝撃を受けた。久しぶりに自分の好みの小説に出会うことができてとても満足した。三崎亜記の作品、もっと読みたい!

    0
    2023年02月11日