みしらぬ国戦争

みしらぬ国戦争

1,980円 (税込)

9pt

国名も位置も分からない未確認隣接国家〈UNC〉の侵略で、「交戦状態」となったこの国。2年間続く戦争に人々は飽き飽きし、数字だけで伝えられる戦況を他人事のように感じていた。海岸の漂着物を確認するという徴集業務に従事するユイも、そんな「日常」を送る1人。ユイの目的はただ1つ、両親の形見に刻まれた謎の文字を解明し、幼い頃失った記憶を取り戻すことだ。その文字の記された漂着物を拾い集める男性、文字と同じ言語の歌を歌う少女らと交流を深めながら、その秘密に迫ろうとするユイだったが――。
みしらぬ敵、みしらぬ文字、みしらぬ歌、みしらぬ戦争。全てが繋がるとき明らかになる、戦争の“真実”とは?

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みしらぬ国戦争 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あの思い出の一冊に、続編が出た。

    15年以上前のこと。
    友人に頼まれて、中学生数十人の前で話をすることになった。テーマは自由。

    そこで「読書」について話すことにした。
    家にあった読み終えた本を何冊か持参し、演題に並べて話し始めたものの、少年たちはあまり関心がなさそうだった。

    そのとき紹介したの

    0
    2025年06月28日

    Posted by ブクログ

     映画「カプリコン・1」を思い出した。
     火星へ向かったロケットの隊員たちは英雄となったが、地球への帰還中にロケットが爆発した。
     しかし、実はロケット打ち上げも火星での生活もスタジオで行われており、発覚を恐れた政府から隊員たちが逃げるという話。

     となり町戦争から20年、ディープフェイクなど嘘が

    0
    2025年05月19日

    Posted by ブクログ

    『となり町戦争』を読んでから20年近く経ってることにもびっくりだし、“戦争”の質感も変わった感じ。未確認隣接国家と戦争するのにもリアリティがある時代になったな、と。またいつか読み直したいね。

    0
    2025年05月14日

    Posted by ブクログ

    なさそうであり得るかもしれない近未来。
    自粛警察や怪しげなネット情報に踊らされる風潮をみると
    行き着くところはこんな社会かもしれない。

    「国民の心に『無意識の呪縛』を生み出すことこそが、戦争事業の目的の一つだった」

    「与えられた幸福の枠内で満足できる、コントロールしやすい国民意識へと変化させるた

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    近未来ディストピア風SF、と纏めてはもったいないお話でした。この国には、こんな器用なことは出来ないような気がしますが、面白く読みました。

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    こんな国家の陰謀が情報操作されて実在すると思うとゾッとするが、案外これに近いような事が行われているのではとまたまた怖くなった。

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    「これ小説だよね?大丈夫だよね?」と読みながら何度も確認したくなった。国名も位置も分からない未確認隣接国家〈UNC〉の侵略で「交戦状態」となった国。作中で描かれる、見えない「敵」と戦う戦争に人々が次第に飽きて、数字のみ伝えられる戦況を他人事にしか捉えられない《日常》に怖くなり、他国の戦争のニュースを

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    〔Ⅰ〕崩壊間近な日本はどこかわからない国から攻撃を受け戦争状態に突入したが諸般の事情から戦争と表明することはできず「非平和状態」に移行した。本当に戦争なんてやってるのか?
    〔Ⅱ〕戦中と戦後の二部構成でそれぞれ男女二人の視点から描かれる。誰がどの陣営なのか、本音なのか、どこまでが事実なのかわからない状

    0
    2025年08月13日

    Posted by ブクログ

    現代社会の問題がてんこ盛りされた、
    (架空の?)日本が舞台。ほんとに架空でいいんだよね?と思わせる現実の既視感が漂う物語でした。

    ニュース見てても他人事だし、戦争は、
    「過去に起きた出来事か、よその国がやめたらいいのにやってること」なのかもしれない。

    情報に踊らされず、煽られず、
    正しく現実を見

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    好きな作家の世界観がどの本でも好きになるとは限らない。ネットに踊らされている人々に知らない間に加担されている人など現実でも同じような事が三崎亜記氏の世界では戦争という表現で描いている。そして使われた事ないパンデミックという言葉もコロナによって日常会話に、三崎亜記氏世界でも違和感なく浸透。情報、政府に

    0
    2025年06月24日

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