三崎亜記のレビュー一覧

  • ミサキア記のタダシガ記

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    うはははは。このひと、初めて知ったけど、めんどくさー。
    でも好きだわー。良いわー。
    モノゴトをナナメ下から見上げてみました的な解釈、知的な屁理屈が、ちゃんと頭を使う人、思考で遊べる人って感じで好きです。
    とりあえず、なんか小説読んでみようと思います。

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    2013年09月19日
  • コロヨシ!!

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    再読。以下は初読時の感想やけど、今回は素直に面白かった。初読時と同様、苦手なキャラが多いのは変わってないけど。

    三崎さんらしい、あり得ないのにリアリティのある舞台設定や、主人公の樹や偲のキャラクターは魅力的。
    グイグイと引き込まれるリーダビリティもあるのだが、それ以外のキャラの魅力が僕には今ひとつわからなかったので☆-1。

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    2013年07月14日
  • 鼓笛隊の襲来

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    やばい。やばばい。三崎亜記の短編では一番好きです。どれも三崎色に染まってる。圧倒的な力で構築された世界観。たまりません。そしてどこかに残る多幸感と寂しさ。脆弱なものだからこそなのかもしれません。鼓笛隊が好き。欠陥住宅も好き。

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    2013年05月29日
  • 廃墟建築士

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    想像力と優しさに満ち溢れた短編集です。
    抽象的で現実離れしてるからこそ、現実や物事の本質を描けている気がしてくることが不思議です。

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    2013年03月03日
  • 鼓笛隊の襲来

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    ネタバレ

    ちょっとホラーだったりロマンスだったり日常なのに不思議なお話
    不思議設定が当然のように語られるのが楽しい!
    鼓笛隊、かわいらしいですけど実際何万人も連れて行かれたりしたら怖い…
    「象さんすべり台のある公園」はなんだかジワーっときて泣いてしまった。準公務員な象さん…
    「『欠陥』住宅」と「校庭」は読みも奇妙なお話でこれも好き
    三崎亜記作品は初読だったので、他作品も読んでみたい

    2012/10/11

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    2012年10月11日
  • 廃墟建築士

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    三崎さんの描く世界は、普段身の回りにある当たり前のものが意思を持っていたり、普段暮らしているのと変わらないように見えつつ、実は少しずれている社会が出てきたりする。
    そして登場人物自身も、それに違和感や戸惑いを感じている姿が描かれる場合と、それを当たり前のこととして、その世界で暮らしている姿が描かれる場合とがある。
    前者は自身と重ね合わせて共感できるし、後者はその誇り高い姿に感動を覚える。
    そしてどちらであっても、三崎さんは静かに淡々とさえいえる語り口で、それを見せてくれる。
    今回、この短編集に収められた4編もそんな三崎ワールド満載。
    いつもながら、楽しく読ませていただきました。

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    2012年10月14日
  • コロヨシ!!

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    ネタバレ

    久しぶりに三崎亜記の本が文庫にあるのを見て購入。内容は全く知らず。。
    あの人の相変わらずの、「現代社会から少し軸をずらしたパラレルワールド」が健在で、とても面白かった!!
    続編なのか、続編があるのかもさっぱりわからずに終わってしまってかなり混乱してるところで、検索したらやはり続編が!…いや、梨奈とか日登美さんとの関係を思うと、前作があってもおかしくなさそうだけどね?
    現代社会の概念にとらわれてると思いつけないような発想が新鮮で、読むのが好きな作家です。今回のテーマは掃除!まったく、よく掃除からここまでストーリー作れるもんだ。。
    ところで、ところどころの設定に読み覚えがあるような気がしたのはなぜ

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    2012年11月26日
  • 鼓笛隊の襲来

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    ネタバレ

    ・「戦後最大規模の鼓笛隊」がやってくる表題作。台風のようでもあり、宇宙人がやってくるような不思議な話。でも最後はほっこり。

    ・自分を見失いそうになっている女の人の「記憶」を巡る「彼女の痕跡展」。自分の記憶は正しいものなのか?そもそも私は私なのだろうか?

    ・覆面を被る権利が成立した世界での日常を描く「覆面社員」
    本当の素顔をさらせなくなった切ない話。

    ・本物の象のすべり台がある街の話。しかも象さん日本語喋ってるし。あなたの「故郷」はどこですか?

    ・「突起型選択装置」…ボタンのある女のひとと出会う男の人の話。ボタン、押したらどうなってたのかなぁ…。

    ・「欠陥」住宅に取り込まれてしまった家

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    2012年10月06日
  • 鼓笛隊の襲来

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    ネタバレ

    本当に、三崎亜記の意表のつき方は巧い!日常に馴染んだ言葉が、全然知らないものへと変化する。鼓笛隊、象さん滑り台、ボタン、欠陥住宅、遠距離…。
    そのドキドキ感が堪らない。意表をつかれたい時(笑)、おすすめな三崎亜記でした。。

    (2011.03.26)


    『廃墟建築士』を読んで、久しぶりに再読。
    やっぱり、三崎亜記には自分の中の常識をあっけなくひっくり返されて、それがものすごく快感。
    この中だったらやっぱり「鼓笛隊の襲来」が一番好きかな。鼓笛隊が可愛くてw
    『廃墟建築士』よりもライトにさらっと読める短編集なのでとても好き。

    (2012.10.13)

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    2012年10月13日
  • 鼓笛隊の襲来

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    三崎さんの作品は、突拍子もないことが淡々と、実に物静かに語られます。
    でも、その淡々とした雰囲気こそが、物語に登場する人々の気持ちや、そこで起こる少し不思議な出来事を逆にくっきりと印象づけることに成功していると思います。
    やっぱり好きですね。

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    2015年03月26日
  • バスジャック

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    表紙と題名から、当時騒がれたバスジャックを題材にした、シリアスな長編物語かと思ったが、不思議な話の短編集。

    バスジャックがブームとなった社会を描く表題作。「バスジャック」
    タイトルからしても不思議な話。「二階扉をつけてください」
    双眼鏡の先から見えるはずもない世界を描く。「しあわせな光」
    一緒にいる彼女の記憶が自分の記憶と違う2人。「二人の記憶」
    雨夜に本を片手に見知らぬ女性が訪れる。「雨降る夜に」
    小さな動物園に派遣された若い女性。彼女の不思議な仕事を通じて、得る物とは。「動物園」
    いなくなった母親を追って辿りついた町。夏休みの数日を母親や同居人とともに過ごす。やがて別れるものとは。「送り

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    2025年12月11日
  • 本からはじまる物語

    購入済み

    読みやすい

    本屋の魔法使い。よかった。自分もこんな本屋の人に会いたいと思った。自分の好みの本を見抜いて勧められたり、欲しい本があるとすぐに取り寄せてもらえる。うらやましいな。

    #ほのぼの #エモい #共感する

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    2025年11月22日
  • バスジャック

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    友人から三崎亜紀さんと言う素晴らしい作家さんがいるという話を少し前に伺ってました。
    街の書店でブラブラしながら本を見ていると、たまたま目についたのがこの『バスジャック』でした。
    すごいタイトルだなぁと思いながらも三崎さんが素晴らしい作家さんという友人の印象があったので早速読ませてもらいました。

    感想としては唯一無二の三崎ワールドが描かれていて、素晴らしい本だなと心から思いました。
    勧めてくれた友人にも感謝しました。

    世界観としては、日常の風景なのかなと思うと全く別の世界線にあるような価値観、文化、風習なんかを生活の延長に組み込んでいるようで、一瞬何のことかわからなくなったりしてしまいます。

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    2025年10月04日
  • みしらぬ国戦争

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    ネタバレ

    設定が、こんなことありえないと思うのだけれど、実際ありえたら恐ろしいと思った。
    政府が自分たちの支持率をあげるために、国民を誘導し、戦争がないのに侵略されていると国民に思い込ませる。ネットが普及した時代ならではの印象操作。国民がまるッとみんな騙されるとは思わないが、偽の情報、AIによる呟き、不都合な書き込みを自動で削除する仕組み、、徹底的に管理されたら国民みんなで同じ思考になるのかと、恐ろしくも感じた。
    小説なので、普通に面白かったが、現代ならではの話だなぁと思った。

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    2025年09月29日
  • となり町戦争

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    戦争のただなかにいて、それに関わっているのに危機感がない主人公は、現実のなかで色々なことの重要性を軽くみてしまう自分のようで、危うさに心配をしつつ歯がゆさや少しの苛立ちを感じた。

    「戦争」だけど「普段」と変わらない、大丈夫・大丈夫と思っていたら、「死」という最大のピンチが見えない薄皮一枚の厚さで肌の外にあった、という状態や描写がとても好きだ。

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    2025年08月07日
  • 名もなき本棚

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    不思議な話、ほっこりした話、恐ろしい話。
    まるで某番組を見ているかのよう笑 

    いろんなジャンルの話が楽しめる全19編。

    ほんとよく思いつくなぁと思う笑 

    あなたはどの話が好き?

    特に私は【待合室】【スノードーム】【名もなき本棚】【回収】【妻の一割】が好き。


    やっぱ色んな意味でのホラー系が面白いよね笑 

    現代ではあり得ないような話たち笑

    いろんな面白さがありました!

    綺麗で素敵な話もありましたよ!

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    2025年07月28日
  • バスジャック

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    短編集。どの話も不条理な出来事が語られている点では共通しているが、長さは3ページ程度のものから100ページぐらいのものまで色々ある。結末もブラックなものもあればハッピーエンドもあって、それぞれ違った味を楽しめるバラエティパックだ(逆に言うと、1冊の中でも好き嫌いが分かれるかもしれない)。

    短編にしては濃い内容が多く、表題作の「バスジャック」や「動物園」は非現実な部分の設定がしっかり考えられていて、この短編だけで終わらせるのはもったいない気がした。

    最後の「送りの夏」は、夏の海辺の美しい情景描写と人々の不気味な行動とのコントラスト、そして、悲哀の中にも希望を感じさせる結末が印象に残った。

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    2025年07月14日
  • となり町戦争

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    町の広報誌でとなり町との戦争が始まったことを知った主人公は、戦争の実感を持てないまま、戦死者数だけが増えていく日常を過ごしていた。

    そんなある日、となり町の偵察任務に任命された主人公は、戦争とどのように向き合っていくのか?
    実態の掴めない戦争をどのように解釈するのか?

    理解が難しいく、もやもや感が残る内容でしたが、再読して作者の伝えたかったことを読み取りたい!
    戦争がテーマで重めなので、再読まで期間を空けたいと思います笑

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    2025年07月07日
  • 本からはじまる物語

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    著名な作家達による「本」がテーマのアンソロジー。
    甘酸っぱい恋の話しやちょっとゾクッとする話、不思議なお話など本というテーマ1つでも色んなお話が書けるんだなぁと楽しく読ませてもらえました。
    中でも本が飛んでいったり、飛んできたり、飛んでる本をつかまえたり…といった本が飛ぶ話がいくつかあり、作家さんには本が飛ぶという発想があるんだなぁ〜と思いました。
    どれも良かったですが、本多孝好さんの「十一月の約束」が好きです。

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    2025年06月10日
  • 名もなき本棚

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    教科書に載っている「私」の影響で読みました。
    ショートショートの形式で不思議な世界を味わえました。
    感動、不思議、恐怖と様々なジャンルで日常と非日常が混在した話が多かったです。
    自爆に関しての感じ方やデータへの考え方などが印象に残っています。

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    2025年06月03日