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Posted by ブクログ 2012年10月14日
三崎さんの描く世界は、普段身の回りにある当たり前のものが意思を持っていたり、普段暮らしているのと変わらないように見えつつ、実は少しずれている社会が出てきたりする。
そして登場人物自身も、それに違和感や戸惑いを感じている姿が描かれる場合と、それを当たり前のこととして、その世界で暮らしている姿が描かれる...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月07日
となり町戦争は昔読んだはず。「一ヶ所だけズラした設定を端正な文章で」という印象。嫌いじゃない、むしろ好きなんだけど、これを続けるのはしんどいんじゃないかなぁ、と思ったような。で、今回文庫交換会で当たって読んでみたけど、まぁ同じ感想。どれも変な設定なのにリリカルで切ないんだけど、ホンマにこれを飽きさせ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月23日
暗喩、というのだろうか。
廃墟を建築する、というのは、理に叶わない話に聞こえるかもしれないが、結果全ての建物は無に帰す。
つまり、その無に帰す前の段階では、どんなに短い間でも、廃墟、となる理屈ではある。
最近、自分が入社当時やっていた仕事で、あるいはそれ以降やった仕事で、今もかたちをなしている、価...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月25日
短編集。
「廃墟建築士」感想
廃墟とは、人の不完全さを許容し、欠落を充たしてくれる、精神的な面で都市機能を補完する建築物
一定の規格が設けられ、その上で認可されるものに偽造はつきものだ。
耐震性を偽造した建築が前に話題になったけれど、新たに作り上げられるものだけが偽造の対象ではない。
ずっと以前に...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月17日
「廃墟を作る」という言葉に心ひかれて購入。
物質的な建築だけに終わらず、時間をかけて「廃墟」にしていく過程を大切にする、そうして先人達が残した「廃墟」に想いを馳せる、そんな表題作でした。
ただ、私個人の気持ちとしては、建築物は実際に利用されてこそ、と思うので、住みもせずに作られた廃墟など偽物!とか...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月05日
廃墟が好きで、たまに見に行く。
廃墟に突如行きたくなる。
廃墟は結構怖いところなので、なかなか行けない。だから、写真集を買って、眺めたりする。
完全な自然の姿なんて、目に触れられるところには存在していないと思っていて、
もし探検家が未開の地に行ってその風景を私が目にしたとしても、探検家の目というフ...続きを読む
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