三崎亜記のレビュー一覧

  • 失われた町

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    三崎さんワールド全開な話

    最近は歳のせいか涙腺が脆くて困る。
    そんな話

    人って素晴らしい

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    2017年07月08日
  • メビウス・ファクトリー

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    久しぶりに三崎亜記を読んだ。
    不思議世界であるが、今回は分かりやすい。
    考えさせられる。

    最後が少しもの足りない。

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    2016年10月10日
  • 玉磨き

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    三崎亜記の玉磨きを読みました。
    不条理な設定の短編集でした。

    ルポ記者がいろいろな伝統技能や不思議な仕事を取材するという形式で書かれています。
    三崎亜記の小説ではいろいろな不条理が描かれますが、その不条理と対峙する人間たちがいきいきと描かれているため、なぜか昔体験したり見聞きしたりしたことがあったような不思議な既視感を感じてしまいます。

    現在は仕事上では効率が最優先されて、その仕事に関わる人間が充足しているかどうかは問題にされません。
    マニュアル化などという人間の充足を否定する方向で仕事が規定されてしまうこともあります。
    効率最優先とは対極的な物語を読むと、自分は仕事に満足しているんだろう

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    2016年07月19日
  • 終舞! コロヨシ!! 3

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    現実には全く存在しない「掃除」なのにイメージだけでここまで大きく展開するなんて、ただただ参った。久し振りに人に紹介したくなる作品に出会いました。

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    2016年04月30日
  • ミサキア記のタダシガ記

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    摩訶不思議なあり得ない世界を、とてもリアルに表現する三崎亜記のエッセイ集。あの世界を書く三崎さんはどんなことを考える人なのだろうか。極めて冷静で、常識と呼ばれるものの目につかないおかしさにキチンと気が付く人だった。
    三崎さんのエッセイ、ストンと腑に落ちるのだ。
    べつやくれいさんのイラストもニヤっと笑えて私は好きでした。

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    2016年03月20日
  • 決起! コロヨシ!! 2

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    ネタバレ

    再読。『コロヨシ!!』がスポーツの技術的向上に比重が傾いていたとするなら、『決起』はより精神的な施策と成長に比重が移り、より哲学的な雰囲気を漂わせる。しかし架空のスポーツをここまで厚みのある競技に作り上げる三崎さんてすごい。ちらりと出てくる「肩車スポーツ部」や「跳び剣部」も、脇に置いておくにはもったいないほど面白そうなスポーツだし。三崎さんの作り出す世界は本当に楽しい。そして次巻へ。

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    2016年02月05日
  • 終舞! コロヨシ!! 3

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    ネタバレ

    再読。スポーツ小説としてスタートしたはずのシリーズが最後にはここまで来るかというスケールの大きな話になってしまった。政治的な攻防とかは三崎さんらしいといえばらしいかな。でも、登場人物がみんな未来へ向かって頭をあげて進んでいくラストの清々しさは、スポーツ小説らしさで彩られた。続編を読みたいような、これで終わりでいいような、複雑な気持ち。梨奈のスピンオフとか読んでみたいかも。

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    2015年09月12日
  • コロヨシ!!

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    ネタバレ

    再読。こうみえてスポーツ青春小説。なんだけどそこはさすが三崎さん。作り出す架空の世界は他の作品とかすかにつながりながら、架空のスポーツまで作り出してしまった。とにかくこのスポーツが本当によく練られていて、現実にはあり得ない多様さと複雑さなのに、あってほしいと願わずにいられないほど魅力的。登場人物のキャラもスポーツ小説らしくマンガちっくに作りこまれていて面白い。『武士道シックスティーン』の解説を書いた金原瑞人さんがまたもや解説書いてます。

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    2015年09月09日
  • 失われた町

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    序盤はまるでゲームの話みたいで、正直つまらないと思いながら読んでいたけど、あるとき突然すべての伏線がはっきりと意味を持ち始め、ジェットコースターのように話が面白くなり結果最後まで一気読み。
    本を読んでてこんな体験をしたのは初めてで記憶に残る一冊になりました。

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    2015年06月19日
  • コロヨシ!!

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    国家の管理下で、掃除がスポーツとして楽しまれている世界の物語。この掃除が、武道なのです。掃除は武道とスポーツの境界線を踏み越えようとしていて、それは国際化にまつわる問題もはらみ、架空の競技を取り上げながら、作者は新しいスポーツが生まれる過程を構築(あるいは再構築)していると思いました。
    自分と向き合い、精進する主人公の様子に引き込まれます。設定はファンタジーといえますが、描かれているのは人間。彼らの葛藤を余すところなく読むことができます。生きるとはどういうことか――この主題に正面から取り組んでいて、感動すら覚えます。終盤ではスポーツと政治の問題に鋭く切り込み、深く掘り下げる意図を感じました。2

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    2015年06月17日
  • 失われた町

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    好きか嫌いかでいうと、この作品ものすごく好き。
    5段階評価でいうと、星五つ。

    ただ、欠点も色々ある。

    まず第1に会話文が下手。
    会話だけを取り出して読むと、話し手の年齢も性別もまったく違った風に読めてしまうことが多々あった。
    20代の彼女。40代の彼女。50代の彼女。
    全く同じで、どれも私には40代のガサツなおばちゃんにしか読めなかった。

    園田さんに至っては、おじさんでしょ?
    最終章を読むまでは、勝手におじさんに脳内変換して読んでいた。
    最終章で、園田さんは女性でなければならないと気づき、女性に戻してみたものの、会話文はやっぱりおじさんで。

    30年に一度、町から人々が消失する。
    どこの

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    2015年02月11日
  • コロヨシ!!

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    アニメ化したら面白そうとコメントされていた方もいらっしゃいましたが、全く同感です。最近のCGなら実写でもいけそうな気がします。原作マンガ版”進撃の巨人”の立体機動のシーンがアニメ版でとんでもなくかっこよくなった時のあの感激をこの本でも体験してみたい。

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    2014年12月19日
  • 廃墟建築士

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    ネタバレ

    廃墟が好きで、たまに見に行く。
    廃墟に突如行きたくなる。
    廃墟は結構怖いところなので、なかなか行けない。だから、写真集を買って、眺めたりする。

    完全な自然の姿なんて、目に触れられるところには存在していないと思っていて、
    もし探検家が未開の地に行ってその風景を私が目にしたとしても、探検家の目というフィルターが入った時点でもう自然の風景ではないと思う。
    廃墟の魅力は、もとは生きた町として存在していたものが、死にゆく姿をみることができるという点だと思う。
    表題の小説を含め、廃墟に対する思い入れが、尺者と一致して気持ちよかった。

    蛇足になるが、生きた町が死にゆく姿を見せるという点に関して言えば、世

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    2014年10月05日
  • となり町戦争

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    となり町戦争というのは、何かの比喩で、暗示にあふれた小説なのかな、と思っていたけど、
    読後3年ぐらい経過すると、実際に起きたことだったかなと思ったりした。

    現実感というのは私にとってはそのぐらい曖昧で、その瞬間をつかんでいないと、すぐに現実か、非現実か、判断がつかなくなる。

    たぶんそういうこと。

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    2021年08月07日
  • ミサキア記のタダシガ記

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    『ダヴィンチ』連載当時から読んでいたのがやっと本になった。
    あまりに小さなスペースだったので、あのコラムの読みにくかったこと。この本では、べつやくれいさんのイラストも大きくなって、とても楽しかった。
    エッセイとはいえ、ひとつひとつのネタの濃さは、半端ではない。ぎっしり詰め込まれた内容。この作家ならここから小説が出来上がってもおかしくない・・・と思ったが、よく考えたらそこまで不条理ではない。むしろ正論に思えてくるほど説得力がある。
    このくらいの説得力と構築がないと、三崎亜記の小説はその世界を保てないだろう。そのことがよくわかった。ツイッターまでもが、どれほど考えてからUPしているんだろうと思わせ

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    2016年02月11日
  • ミサキア記のタダシガ記

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    三崎亜記による一風変わった尖った視点から切り込むエッセイ集。べつやくれいによる独創的なイラストコラムも合わさって、笑いが止まらなくなる。間違ってないし、新しいんだけど、そうくるか…!
    連載コラムもTwitterも書き下ろしも繋がっていて、全てが絡んで三崎亜記という物語が形成されている、ということを再確認出来た一冊。
    是非、連載再開を。

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    2014年06月14日
  • 鼓笛隊の襲来

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    【世界を創造してみたい】

    僕は好きだった。表題の鼓笛隊の襲来も他の作品も是非とも長編で読みたいくらい。あっさりしたオチに飲み込みにくい、どろどろした感情が残る。またよみたい。

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    2014年06月06日
  • ミサキア記のタダシガ記

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    著者初のエッセイ集。基本的にエッセイは読まないことにしているんですが、とにかくへんてこりんな設定の多い著者ゆえにその人となりが少しでも垣間見えたらとチャレンジ。やはりこの人は半端なくへんてこりんな人でした。連載中に例の震災があったわけですが、過渡に反応するわけでもなく淡々と連載を続ける姿勢にも好感が持てました。

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    2014年03月11日
  • ミサキア記のタダシガ記

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    このエッセイは好き嫌いが別れるだろうな〜と思いつつ、喜んでくれそうな人を思い浮かべて、おすすめします。

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    2013年10月29日
  • ミサキア記のタダシガ記

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    ヤっ,ふっ,ふっ。絵があって良かったと思えるエッセイ~便座カバーを持っている程度の幸せ。携帯って言葉が定着した。クールビズって本当に環境に良いのか。蝉の声は騒音か。隠すと目立つモザイク処理。水節約に努めた結果,水道代値上げ。流行を決められるのは嫌だが。島を小さくする虫がいる。ツィッターが流行る訳。「地球のために!」は万能の合い言葉。B級があるならZ級も。最高と普通しかなくなった。二律背反より二律共存を。骨盤体操で花粉症軽減。グローバルを地球外から見たら。風評って怖いけど。バルス!「友」「供」「共」ダ・ヴィンチから本の旅人へ。先進国って言う概念は曖昧。馴れ馴れしい寿司。福岡の居酒屋チェーンぶあい

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    2013年10月17日