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Posted by ブクログ
シリーズ最終巻も面白かったです。
樹と偲、そして樹の両親、樹の祖父と水玉様…とたくさんの対が、とか、表の対と裏の対、とか、「くつがえし」と「けっき」とか、「相撲」(すまい)の「取組」など…最終巻なのに更に情報量が多くてくらくらしましたが楽しかったです。
顧問との相撲の取組や、大介とのくつがえし対決などハラハラし通しでしたが、青春だ!と思いました。
真実は受け取る人によっていくらでも変化する、や、歴史とはもともと捻じ曲がっている、など、樹の祖父の言葉が重いです。
それにしても、まだまだ続きがありそうな終わり方でした。登場人物たちのこれからが気になります。
Posted by ブクログ
三崎亜記の決起! コロヨシ!! 2、終舞! コロヨシ!! 3を読みました。
コロヨシ!!の続編・完結編でした。
パラレルワールドの日本を見ているような「この国」で「掃除」というスポーツに打ち込む高校生藤代樹が主人公の青春小説でした。
物語の後半になってくると伝奇小説のような風味も加わってきて物語に引き込まれてしまいます。
日本語でよく使われる言葉を独特の説明で別の意味に再定義し、それが「掃除」の極意にまつわる言葉として物語っていく三崎マジックを楽しみました。
ただ、漫然と読んでいると登場人物が女性なのか男性なのか勘違いしてしまうことがあって、もう少し登場するキャラクターの性格や行動の描き込みがあった方がいいのに、と思いました。
Posted by ブクログ
何だか長編スポコンアニメです。
「キン肉マン」とか「悟空」のノリです。最初は軽いものだったのが、どんどん拡張して行き、舞台も技もとてつもないものになってしまい(笑)。
アニメを意識してるのか、登場人物も初代顧問の寺西先生は「スラムダンク」を思い起こさせるし、今回の顧問・牧田先生もどこかのアニメにモデルが居そうです(私は詳しくないので)。
ただ、それが成功しているかというとチョット。何か所も「ずっこけ」シーンは作っているのですが、笑う前に「ああこのパターンね」と思ってしまいます。
そもそも三崎さんは人を描くのはあまり上手くないのかな。考えてみれば、過去の三崎作品の中で思い出されるのは、作品に描かれる不思議な世界そのものだったり、廃墟建築のような不思議なシーンだったりで、ほとんど人物が出てきません。
この作品でも世界観の構築は流石です。ある種の現実を下敷きにしながらも、それを見事に変換して現実から引きはがし、かつ説明しない所は読者が現実から補完してくれる。そんな設定です。
何だか編集者に乗せられて、三崎ワールドにアニメを持ち込んだらどうなるのか実験してみた、そんな気がする作品です。
しかし三崎さんの一番の持ち味はやはり「不条理な世界のなかの静謐感を感じる美しいシーン」と思えます。今回はアニメチックに楽しませてもらったけど、やはりそちらの世界に戻って頂けないかと。。。
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