感情タグBEST3
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再読。『コロヨシ!!』がスポーツの技術的向上に比重が傾いていたとするなら、『決起』はより精神的な施策と成長に比重が移り、より哲学的な雰囲気を漂わせる。しかし架空のスポーツをここまで厚みのある競技に作り上げる三崎さんてすごい。ちらりと出てくる「肩車スポーツ部」や「跳び剣部」も、脇に置いておくにはもったいないほど面白そうなスポーツだし。三崎さんの作り出す世界は本当に楽しい。そして次巻へ。
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三崎亜記の決起! コロヨシ!! 2、終舞! コロヨシ!! 3を読みました。
コロヨシ!!の続編・完結編でした。
パラレルワールドの日本を見ているような「この国」で「掃除」というスポーツに打ち込む高校生藤代樹が主人公の青春小説でした。
物語の後半になってくると伝奇小説のような風味も加わってきて物語に引き込まれてしまいます。
日本語でよく使われる言葉を独特の説明で別の意味に再定義し、それが「掃除」の極意にまつわる言葉として物語っていく三崎マジックを楽しみました。
ただ、漫然と読んでいると登場人物が女性なのか男性なのか勘違いしてしまうことがあって、もう少し登場するキャラクターの性格や行動の描き込みがあった方がいいのに、と思いました。
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現実と紙一重ながら非現実的な世界を描くのがウリだと勝手に認識していた三崎氏ですが、本シリーズは予想範囲を遙かに超える独自の世界に引き込まれます。
読み出すと止まらない。早く続きを読まなければ。
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気がついたら文庫化されていた
掃除がスポーツ認定されている世界の
ファンタジースポ魂小説第二巻。
(「となり町戦争」の著者が
「もしも掃除がスポーツだったら」な世界を
かなりディープに作り出してる。)
登場人物たちが「こいつ…デキる!」
みたいなのを感じとっていくのだけれど、
理由が良く分からないので納得できず
読者がおいてけぼりをくらう気分。
居留地や西域の雰囲気を掴むためにも
映像化(アニメーションかな?)が望まれる。
主人公の樹が後輩達一人ひとりとの絡みで
一緒に成長する描写は良い感じ。
あと、後藤がやな感じのキャラ
に育ったのがやっぱり残念。
必要悪なりに今後見せ場が欲しいところ。
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樹がさらに成長する2巻。
まだまだ上には上がいる状況で、騙し騙されながら成長していきます。
しかし、結局誰が味方なのかまだわからず。どんどん新国技の件で巻き込まれていく主人公はなんとも。
大人の思惑がと言いますが、大人の自分でもいい加減にしてほしい感があります。樹は偉い。
最終巻で色んなフラグが回収されてすっきり終わるといいなと思います。
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三崎亜記さんのスポーツ青春小説の続編。
面白かったです。でも3に良いところで続く…です。
樹がどんどん成長していきます。掃除のレベルも、人間性も。掃除の想像が更に難しくなってきて、アニメ化を…!と思ってしまいます。
新入生もキャラが立っていて好きです。ニノ、可愛い。
掃除が国技になるかもしれないけど、その政治的な思惑は闇が深くて、高校生を巻き込むには重苦しい、と思ってしまいますが、続きも楽しみです。
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三崎亜記によるファンタジースポーツ青春小説。続きのものの二作目。
少年漫画誌的にスタンダードなスポ根を、キチッとした文体でやっている。
展開に捻りはないものの、架空のスポーツの書き上げ具合はなかなか。これまた架空の国政を絡めた、競技相手以外との戦いもストイックに書いていて話に奥行きもある。
ただ、主人公が課題にぶち当たって、周囲のなぞの人物たちとの修行で成長していくという過程に、「どんどんすごくなっていく」感じが上手く汲み取れない。ありきたりでも面白いものは、この辺りに興奮するものではないか。
次が完結編。
3+