三崎亜記のレビュー一覧

  • ミサキア記のタダシガ記

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    『ダ・ヴィンチ』、『本の達人』で連載されたエッセイタダシガ記、
    twitterを抜粋したツブヤ記、
    居酒屋甲子園体験記のケンブツ記の3構成エッセイ。

    不可思議な物語を書く人だけれど、当然ながら福岡在住の元公務員なので、その日常はごく普通である。
    こだわりや着眼点は一風変わっているけれど、そこまでおおっというところはなかった。

    最初のワープアが便座カバーを買うことについての考察が面白く、全体としてシニカルな見方が興味深かった。
    震災を挟んでの連載ということで、震災以前に書いた文章について今コメントするという形式が内容を厚くしている気がする。

    ただ、既に作品に現れているのだが、2010年〜は

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    2014年05月06日
  • ミサキア記のタダシガ記

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    三崎さんの作品は不思議な設定となんとなく失われているという感覚があるのですが、エッセイを見ると、まともな感覚の人なんじゃないかと疑ってしまう。ちなみに、感覚がまともなだけで、まともな人ということではありませんので。。。

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    2013年12月09日
  • 失われた町

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    決して嫌いな話ではないが、長くて時間がかかった。かなり細かい創造設定が盛り込まれている。(消滅/消滅耐性/分離/別体/汚染/音/珪化/消滅順化/澪引き/管理局/感情抑制/居留地/回収員/余滅/残光etc.)「となり町戦争」を途中で断念した経験があるけれど、どんな本なのかを少し想像できる材料になった。丁寧な文を書く人で、丁寧な文は嫌いではないのだけど何だか疲れてしまう。ゆっくりゆっくり読まれるべき本なのかもしれない。私が一番この話で寂しくなったのは、失われる人々より、章が進むにつれ時の経過によって自然に亡くなる人がいるというところだった。舞台が一緒の小説があるらしいので機を見てそちらの方も読もう

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    2015年12月02日
  • ミサキア記のタダシガ記

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    この人の書く小説はSFチックで理屈っぽくて以前からコロヨシなどを読んでいたのだが、今回は雑誌連載のエッセイやTwitterでの発言などをまとめたもの。物事を分解してナナメから読み解く感じの理屈っぽさは友達のオセロ王ソックリでクスッと笑える。

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    2013年07月30日
  • ミサキア記のタダシガ記

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    「三崎亜記、めんどくせー!」と思うこと間違いなし(笑)
    こうやって、日常と非日常の境がわからなくなる三崎小説ワールドができるのか……。
    ご本人が「あわい」という言葉を使っていましたが、まさしくピッタリだなと。

    三崎さんが気になった言葉についてあれこれ考察したエッセイ、Twitterでの呟き、書き下ろしレポが収録されてます。
    雑誌連載がベースなので時事ネタが多め。

    「え、そこまで話がいっちゃうのの!?」とツッコミつつも、ちょっとしたことをあれこれ考える時間がいつの間にか減っている自分に気づかされました。

    Twitterのつぶやきがそのとき書いていたと思われる小説のライナーノーツの役割や、エ

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    2013年07月14日
  • コロヨシ!!

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    独創的な設定なのに世界観に対する説明が一切ない。
    それなのに最後まで読める。
    すごいな。
    そしておもろいな。

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    2013年05月26日
  • 鼓笛隊の襲来

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    異常性の中に覗く日常への警句。
    シュールな設定を引き立てる淡々とした語り口は、著者のお家芸か。

    「覆面社員」は、本心を隠して理想的な役割性格を演じる内に、自分がわからなくなってしまう――そんな誰もが身に覚えのあるような病のメタファーに思われた。
    現代版『人間失格』と呼べそうな1篇。

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    2013年04月10日
  • 鼓笛隊の襲来

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    やっぱり三崎さんらしい短編集。

    ありえない世界だし
    読み終えてすっきりもできないのに
    現実を感じさせられる。

    ただひとつ、
    ボタンを押すとどうなるのかだけ教えていただきたい。

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    2013年03月17日
  • 鼓笛隊の襲来

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    この人の小説は、いつも不思議な内容です。
    この作品も、その例に違いません。

    シュールなショートショートというと、
    星新一の名前が思い起こされますが、
    星新一とも、また違うんですよね。
    星新一の場合は、シニカルな現代風刺と言う感じですが、
    この人の作品の場合は、風刺というより、
    一風変わった世界の話に尽きると思います。

    短い物語ばかりなので、一気に読んでしまいました。

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    2013年02月19日
  • コロヨシ!!

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    三崎亜記独特の面白い世界設定。「掃除」というスポーツについての小説。一見荒唐無稽な設定ながら、グイグイと読ませる作者ならではの面白さ。

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    2012年11月23日
  • コロヨシ!!

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    この人は架空の「なにか」を書くのがうまいよな。「掃除」といいつつそれは一般的な掃除とは全く異なるものだった。スポーツとしての「掃除」。でもこの人の文章からは本来存在しないはずの掃除の競技風景が鮮烈に思い浮かぶようだった。観客として競技を観戦しているかのような、実際に自分自身が舞台で舞っているかのような、空想でありながらもそのリアルさはすごい

    しかし今巻では完結しない……のかぁ…。終盤に差し掛かってからは薄々感じてはいたけど。結局最初から最後まで作中の謎はまだほとんど明かされてはいないわけで

    なにはともあれ「部活」がもう一度やりたくなる。そんな一冊

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    2012年11月17日
  • コロヨシ!!

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    架空世界の日本で、高校生が「掃除」というスポーツに打ち込む話。
    これは…SF?…異世界青春ものというか。
    少年漫画のようで、面白いです。

    藤代樹は高校2年生。
    高校だけに限られている特殊なスポーツ「掃除」を部活で行っている。
    箒のような「長物」で、羽根つきの羽根を小さくしたような「塵芥」を自在に操り、回収する競技。
    技術だけでなく芸術的な美しさも評価される。

    マイナーな部で、樹は部に入っていることを両親には隠している。それには、わけがあった…
    樹は、既に州大会新人戦で優勝した腕前。
    実は子どもの頃に祖父に「長物」を貰い、一人で練習していた積み重ねがあった。祖父はその後、失踪してしまったのだ

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    2012年10月21日
  • コロヨシ!!

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    ”掃除”がスポーツとして在る、その設定が面白い。
    そして私は”掃除”という競技を全く知らないのに、主人公が舞う姿を、はっきりと想像できるのだ‼

    作者が、何百回も見直して、ふさわしい言葉・ふさわしいリズムを探している、というだけあって、文章によどみがない。

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    2012年10月18日
  • 鼓笛隊の襲来

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    これ面白い! 短編集だけれども。
    世界のほころび隙間をあぶりだすような物語。
    表題になっている『鼓笛隊の襲来』は、”鼓笛隊”が台風のように語られていて、面白い。

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    2012年10月18日
  • コロヨシ!!

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    架空世界の「日本」が舞台で「掃除」というスポーツをテーマにした青春ものの学園小説。

    三崎亜記さんは「となり町戦争」、「バスジャック」、「廃墟建築士」ぐらいしか読んでないのですがかなり好きな作家さんです。
    ページを読むにつれて引き込まれる独特の世界観、飽きさせない文章力。他の人じゃ真似できないような独創的で読めない発想が非常に好きなんです。
    なんだか読んでいてラノベに近い感じのような気もしました。造語も語感の良さがカッコいい。中二心をくすぐられる……。
    試合や練習中とかの「掃除」の描写は、まるで生の映像を見て書いているかのような徹底とした細かさなのも圧巻でしたこれはアニメ化してほしい。
    個性的

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    2012年10月14日
  • コロヨシ!!

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    「頃良し!」
    今朝の掃除に取り掛かる時、ハタキを構えて思わず言ってしまった。。。
    (箒じゃないところが、ちょっと邪道な気がしたけれど)

    ここではないどこかの(?)日本で、国家保安局の管理下、
    高校生の間だけ許される活動制限スポーツ、「掃除」。

    横8尋×縦6尋の敷舞台の上で、長物を用いて塵芥を巻き上げ、
    美しい軌道を描いてそれを迅速に回収する、特殊な競技だ。

    この「掃除」のスピード感あふれる描写が素敵で
    今は亡き金田伊功さんの、独特のパースをつけた作画で
    アニメ化してほしい!と妄想してしまうほど。

    そして、この架空のスポーツを構成する
    敷舞台、長物、塵芥、差手、柄掃、寄袋、統声、裁定士

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    2012年08月14日
  • 鼓笛隊の襲来

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    引き込まれて抜けられなかった。
    実際とは違う物事を使って表現されているけど、日常生活の中にある出来事や気持ちの動きが書かれているように思う。だから、起こっていることは非現実的なのに、どこかで自分の経験と重なる物があるみたいで、ものすごく恐い。いくつか最後にほっこりできるお話があって、救われた。
    現実と非現実の境が解らなくなるような、こんな感覚は初めて。良かった。

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    2012年08月06日
  • 鼓笛隊の襲来

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    三崎亜紀の世界、最高です!
    特に短編が上手いと思っています。

    「鼓笛隊の襲来」は、わくわく感に怖い気持ちが入りこみ、興味をそそるような心情が何とも言えない。
    台風が来る気分が鼓笛隊の音楽にそわそわさせられます。

    後は、「彼女の痕跡展」と「覆面社員」や、「校庭」は今すぐ短編ドラマにできそうなお話です。
    切なさと、人間の心の表と裏、そして、リアルにありそうな恐怖体験に近い部分が、非現実的ですが、そのユーモアが人を引き付ける気がします。

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    2012年08月01日
  • 失われた町

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    町の消滅とそれに関わる人たちのお話し。

    著者の他の物語と同じくバラレルワールドな舞台設定。完全に異世界なのに説明なしで進行するから、一歩間違うと意味不明な前衛になってしまうが、今回もギリギリ踏みとどまった。
    だけど今回は本当にギリギリ。西域の描写のあたりからそっち向きの描写が楽しくなってしまった様子。
    まぁ量もあるからそれぐらいのアクセントが必要だったのかも。

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    2019年04月03日
  • コロヨシ!!

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    面白いが、言葉遣いが読みにくいと感じる若い人も多いだろう。相当な言葉のセンスが無いと面白さが伝わらない部分がある、

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    2018年10月14日