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生粋の博多っ子のかなめは、高校時代に片思いをしていた博と再会。しかし博はアンチ博多人間になっていた! ふたりは突然、「福岡」の文字がすべて「博多」に入れ替わった「羽片世界」に迷い込んでしまい!?
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Posted by ブクログ
本書とは関係ないけど、私が住んでいた長野県では歴史的に長野市と松本市の仲が悪い。
明治時代、長野県と筑摩県の県庁所在地を長野と松本で奪い合いしたからだ。
で、本書ではそれと同じように、福岡県の最大都市の名称をめぐって福岡と博多の争いがあったというのが、この話のテーマ。
武士の町”福岡”と町人の町”博多”が那賀川を挟み、町の名称を主張しあい、結果として福岡市になり博多は駅の名前として残った。
そして時が経つ。
建設会社の事務員として働く”かなめ”は、東京から来た建設事務所のデザイナー”博”と高校卒業以来ぶりに再会する。
再会を喜ぶかなめだが、博は再会を全く喜んでいない。
かつて、博はかなめの「よかよ」という博多弁の言葉を逆の意味にとり、手ひどく振られたと勘違いしていた。
その二人に降りかかる博多の怨念。
博多市の名称変更をもくろむ現実世界の裏の羽片世界。
その怨念が現実世界への影響を及ぼし始めた。
この状況を打破する白羽の矢が立ったのが、かなめと博の二人だった。
仲たがいをする二人は、博多の怨念を鎮めることができるのか。
一つの県の中でいがみ合ってる都市なんて、やっぱり各地あるのねぇと認識した。
自分の生活範囲外の争いごとは、ぶっちゃけどうでもいいのな。
Posted by ブクログ
三崎亜記による地元愛溢れるジェットコースターファンタジー小説。
三崎さんの本では『30センチの冒険』、他にはすっかりうろ覚えだけれど中村航の『デビクロくんの恋と魔法』とか恩田陸の『ドミノin上海』なんかを思い出します。福岡/博多を舞台に次から次にドタバタと少々突拍子も無いファンタジックな事件が起こる。そしてその中でボーイミーツガール。
もとは2021年3月から9月にかけてRKB(旧 Radio Kyushu Broadcasting)の連続ラジオ朗読劇。これを小説化して「シティー情報ふくおかナビ」に2021年7月から9月の掲載。それを単行本化した物です。つまり、完全ローカル。
色んな博多あるあるが散りばめられてるのだろうけど、土地鑑が乏しいと(一日歩き回った事は有るけど)なかなかついて行けません。他の人の評を見ても「福岡市民は必読の一冊です」とか「福岡を知る人には楽しめる一冊だと思う 」など、ローカルに徹した作品です。せめて地図だけでも付けてくれれば。。。
という訳で残ったのは「三崎さん、こんな小説も書くんだ~」という印象ばかりでした。
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