五十嵐貴久のレビュー一覧

  • リミット

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    ラジオ局に届いた自殺予告のメール。それに翻弄されるディレクターとパーソナリティ。ずっと奥田は頭の中でダウンタウンの浜田さんをイメージしながら読んでしまった笑 
    予定調和的なストーリーだったけど、全員のラジオ愛が感じられる作品だった。

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    2020年10月27日
  • Fake

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    最初から、そんなうまくいくわねないでしょって思っていたら、それはトラップで、またそんなんうまくいくわけないでしょって思ってたら、それもトラップで、、、。
    話がずさんで途中でうんざりしてしまったのだけど、そういうことか、とまぁ納得。
    ただ、登場人物に魅力が感じられなかったな。

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    2020年09月25日
  • 天保十四年のキャリーオーバー

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    結末は意外だけど、それを秘すためにうやむやにしてしまうところが多くて(読者に明かせないことはわかるけど)エンタメなのだから、フィクションなのだから、多少の無理は面白ければいい、と我慢しながら読まなくてはならない。
    所々にある富くじや宝くじの子細にわたる解説も、所々にあるので興をそいでしまった。巻末にまとめてくれたらよかった。
    ・・・ところが、読み進むうち、悪役の鳥居の所業や、金目当てに裏富くじにたかる大名たちが、なんだか現代の政権をも想起させて、別の興味も湧いた。作者が意図していたかどうかはわからないけれど。

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    2020年09月13日
  • 年下の男の子

    購入済み

    揺れ動く心情の表現がうまい

    思いっきり年下の男との関わりにためらう女心をうまく表現している。実際同じ立場(女の方でも男の方でも)になったらどのように感じ行動するのか考えさせられてしまった。
    ただ残念なのは終盤がずいぶん駆け足になってしまっていること。もうひとひねりぐらいした方が印象的な作品になったような気がする。

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    2020年08月05日
  • 贖い : 下

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    「贖い」の意味するものが、想像以上に重いものだった。

    上巻の勢いのまま、一気に読んでしまいました。
    3つの事件が少しずつ噛み合っていって、じわじわと犯人を追い詰めると思いきや、終盤はかなりのスピード感で展開して行きました。
    面白かったけど、上巻がとても面白かった分、期待値が上がりすぎてしまった感。

    犯人の、憎しみへの執着が狂気で恐怖だったけど、経緯を考えるとやるせない気持ちも少しある。少しだけね。
    断言出来るのは亡くなった子供たちがとにかく可哀想。

    大久保さん上巻でイラッとさせられたけど、思ったよりいい人だった。

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    2020年07月06日
  • リカ

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    こっわ……。シンプルに怖い。
    42歳の妻子あるサラリーマンが、出会い系サイトでやばい女を釣り上げてしまい、付きまとわれる話。リカのイカれっぷりがすさまじく、一気読みしてしまった。この女、不死身の化け物か何かなの?そして清々しいほどのバッドエンド。嫌いじゃない。読んだ後、うちにもリカが来そうで怯えた。
    続編もあるみたいですが、ターゲットを替えてまた襲来するのだろうか。めっちゃ怖いやん。続きも読もう。

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    2025年10月30日
  • ウエディング・ベル

    購入済み

    前作の年下の男の子とは違って、切れ味が悪いというか、話がなかなか進展しませんでした。
    親の説得に関してはちょっとくどい感じがしました。
    次の完結編に期待します。

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    2020年07月11日
  • リメンバー

    ネタバレ 購入済み

    リカ感染…

    リカが感染する⁉︎。
    あんな恐ろしい女は1人で十分。

    今作はリカ本人は出てこず、サスペンスよりミステリー要素が高い作品。

    句読点なく支離滅裂にしゃべる様は文字だけなのにうすら寒く恐怖を感じる。

    残念なのは途中でなんとなく先が読めちゃったこと。

    今作は今までのリカシリーズとはテイストが異なり、どんな展開でもリカは健在なんだなと、今後もリカシリーズが続く予感。

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    2020年06月30日
  • 年下の男の子

    購入済み

    30代後半まで独身だと、焦る時期を通り越し、恋愛にもかなり慎重になる様子が
    リアルに書かれていました。。
    自分の『好き』という感情よりも世間体、周りの目が気になる気持ちが
    これでもかというほど書かれていて、もっと素直になったらいいのに
    などと思ってしまいました。

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    2020年07月11日
  • セブンズ!

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    合言葉は、ワンチーム。7人制女子ラグビーチーム「岩手ジャッカル」が地元で開催される国体での優勝を目指すストーリー。厳しい練習の中から生まれる女子ラガーウーメンの葛藤が描かれ、読み応え有り。

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    2020年06月25日
  • 南青山骨董通り探偵社

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    最初は主人公の性格が好きになれず、うーんって感じだったが後半ググッときた。最終的には面白い。ただ、推理小説としてはどうなの?犯人が以外というかなんというかだね。

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    2020年06月22日
  • 7デイズ・ミッション 日韓特命捜査

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    韓国のエリート女性刑事と、警視庁の新人刑事がバディを組む異色警察小説。
    隅田川で発見された韓国人の溺死体は事故か事件か。
    捜査のため、韓国から女性刑事が来日。新人刑事が対応に当たる。
    オヨヨな新人刑事君は、アマゾネス的な女性刑事にタジタジ。民族性の違いから反発しあうが、モノノフをきっかけに協力し合うようになる。
    互いの民族性を貶める掛け合いの妙が、この小説の魅力のひとつか。
    そして、この事件の背後には、恐るべき陰謀が潜んでいて、思いがけない展開となる。終幕まで、ノンストップ。

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    2020年05月12日
  • 南青山骨董通り探偵社

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    「リカ」シリーズの著者とは思えない爽やかさ漂うライトミステリー。主人公のどこかズレてる感じや全体の雰囲気が好み。

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    2020年04月29日
  • ぼくたちは神様の名前を知らない

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    東日本大震災以降、それぞれの事情により全国各地に離れ離れになった6人は中三になった。
    そんな中、仲間の1人である葉月が自殺したと知らされる。
    葉月の暮らしていた北海道に、当時の担任と集まることになった。
    震災に対するそれぞれの思いや悲しみを抱えながらも、今もそれぞれの地で上手くやっていると繕う。
    しかし、岬へ向かった車が橋から転落し、助けを求めて森をさ迷うことになる。
    そこで徐々に浮き彫りになるそれぞれの今の生活や心境。
    震災のあの日から崩れてしまった多くのものの大きさが、多くの人の心を塞がせ、狂わせてしまったのかもしれない。
    傷は大きくても、未来もまだまだ長い彼らの力強さが救い。

    2020

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    2020年04月18日
  • 消えた少女 吉祥寺探偵物語 : 1

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    探偵というわけではないのに、なぜかあれこれ頼まれる。人徳?
    1年前に行方不明になった少女を探すことに。探さないほうが良かったのか?
    見つけられて良かったのか?

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    2020年04月16日
  • 逸脱捜査 キャリア警部・道定聡

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    どんくさいキャリア刑事と途轍もない美人ながら性格が最悪の女性刑事のコンビが登場する警察もの。
    美人刑事が不純な動機がある時だけ抜群の推理力を発揮して事件をあっさり解決するという、表紙の雰囲気とは全く異なる軽い内容でした。軽すぎて読み応えは無かったです。

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    2020年03月29日
  • 天保十四年のキャリーオーバー

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    荒唐無稽だから面白い小説も(たまにだが)ある。本作はギリギリ許せるレベル。天保の改革がどのような治世だったかをある程度知っていれば、フムフムと思いながら読んだり流したりしてエンターテインメントとして楽しめる。
    全く関係ないが、タイトルが「万延元年のフットボール」みたいで興をそそられたのも事実。

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    2020年03月28日
  • 1981年のスワンソング

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    昨年観た映画「イエスタディ」に似た雰囲気の作品でした。
    こちらはタイムスリップものなので、現代のネット社会の便利だけれど何となく気持ち悪い状態に対する問題提起が入っているのですが、そこはあくまでもオマケのような扱いでした。
    自分としては音楽より現代の感覚で80年代を見た描写の方が興味深かった。確かに過度に情報に支配されている現代より、少し不便な時代の方がもっと考えたり工夫したり面白かったように思う。

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    2020年03月15日
  • 警官の目

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    ネタバレ

    娘がテセウスの船見ている
    ムズイ
    TVに「ヤメイ」とか言い煩がれた
    此の本の2話目に親子の話がある
    主人公の心中は似ている気がする

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    2020年03月14日
  • 2005年のロケットボーイズ

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    青春三部作の第2弾。今回はキューブサットなる人工衛星づくりに没頭する高校生たちを描く。小気味よいツッコミは前作同様、笑わせてくれる。チームの成長過程やメンバーの役割、チームリーダーシップとは?という視点で読むのもいいが、純粋に楽しめればいいか...。What a fool we are!

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    2020年03月09日