五十嵐貴久のレビュー一覧

  • 誰でもよかった

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    ネタバレ

    渋谷通り魔殺傷事件を起こした犯人が喫茶店に立てこもり、逃亡を図るために警察と電話で取引きしようとする話。

    犯人が事件を起こすシーンは、被害者一人一人の人物像だったり背景が描かれていたし、臨場感があって引き込まれるものがあった。

    ただ、立てこもった後からが長すぎる。ここまで長くするなら、身勝手ながらも犯行を実行するに至った心情、渡瀬の焦りと葛藤をもう少し描いて欲しかったし、なぜ横川が不可解な言動を繰り返すのか匂わせて欲しかった。

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    2021年05月07日
  • 南青山骨董通り探偵社

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    とりあえずメンバーの仲間意識が爽やかで好き。雅也の癖のある性格もだんだん探偵社のメンバーに感化されて馴染んでくる過程とか。
    事件の方のインパクトよりも、メンバーの捜査過程が面白かった。

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    2021年05月01日
  • 炎の塔

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    ネタバレ

    銀座に超高層ビルがオープンした。
    数万人が集まる初日、作品タイトルから予想される内容通りに話が展開していく。
    伏線がいくつか張られており、それらが後半にうまく回収されるし、沢山の人々の混乱と対応する人々の奮闘が次々と描かれて、最後まで続きが気になり勢いで読み切った。
    ただ主人公の、女性消防士神谷に今ひとつ感情移入しきれなかったのが残念。

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    2021年04月23日
  • リミット

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    酷評も散見されるが、ラジオの裏側、仕事の矜持、コアなリスナーの心理、組織の意思決定のあり方など、楽しめる要素はあるように思うのだが...。安岡の、奥田の、リスナーの生き方論が詰まっている。
    そして、自殺したい理由が明かされた時、他の読者はどう思ったか聞いてみたい...。

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    2021年04月18日
  • リカ 黒髪の沼【合本版】1巻

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    怖いねえ

    五十嵐貴久のホラーサスペンスのコミカライズである。原作の持ってる 底抜けの不気味さをよく表現している。(題名の「沼」という語がよく効いている)コミカライズにありがちの説明文の多さや 長台詞もあまり目立たず、なかなかうまくコミカライズできていると思う。
    ただ私自身はこの原作が苦手なので この作品もあまり好きにはなれなかった。

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    2021年04月03日
  • ウェディングプランナー

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    プロとして、1人の女性として、
    「結婚」に向かい合う姿勢が美しい。

    他人の幸せ、自分の幸せ
    客観的、主観的な立場で描かれる、結婚式を舞台にした様々な物語から、
    あらためて結婚の意味を考えさせられる。

    主人公のこよりが選ぶ、予想外のラスト。女心、勉強になった!

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    2021年03月21日
  • パパママムスメの10日間

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    タイトルに惹かれて。

    昔、このタイトルに似たドラマを観たなあと思ったら、その続編だった。

    自分の立場を客観的に、そして相手の気持ちを理解しながら成長していく家族の物語。

    肩の力を抜いて楽しめるホームドラマ。

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    2021年03月21日
  • リカ

    ネタバレ 購入済み

    怖い怖い

    登場人物達の背景が詳細に描かれてないにも関わらず、この怖さは一体何なのだ!
    なぜリカは黒眼なの?なぜ屈強な男がバラバラになって発見されたの?なぜ娘さんは裸で背中に十字が描かれてたの?
    様々な疑問が逆に恐怖を煽ってくる。
    怖い怖い怖すぎまっせ!

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    2021年03月03日
  • 可愛いベイビー

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    児島くんと晶子さんの絡み多めを期待していましたが、晶子さんがキャリアウーマンのため仕事多めでした。

    もっと、もっと、児島くんと晶子さんの会話を聞きたかったです。

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    2021年02月09日
  • シャーロック・ホームズと賢者の石

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    題名の通りホームズもの。
    あえて書くだけあって、いろいろと工夫が凝らされている。

    特に最終編は日本を舞台に切り裂きジャックと対決する。なぜ日本かというと...

    ちなみにハリーポッターとは何の関係もない。

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    2021年02月09日
  • 1981年のスワンソング

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    主人公 松尾俊介(まつおしゅんすけ)29歳、独身、彼女いない歴2年、飲み会の翌日のコンビニ帰りに突然2014年から1981年にタイムスリップしてしまいます。

    タイムスリップ物に有りがちな帰るまでの苦悩などは殆ど描かれず1981年の東京での意外と楽しげな様子が描かれていてクスっと笑える個所も多々あります。

    サザンの桑田さん、松田聖子さん、マッチやキムタク、秋元康さんなどの著名な有名人の名前が登場したりヒット曲や有名番組等も多数出て来るエンタメ小説です。

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    2021年02月04日
  • リミット

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    一気読みしてしまった。
    会話やセリフが多く読みやすいせいもあるが、「先が気になるでしょ?さあ、めくって」的な展開でスラスラ読めたです。

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    2021年01月31日
  • 贖い : 上

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    3つの事件の繋がりを、推理とゆうか想像しながら読み進めていく。何が共通しているのだろうか?動機は?
    冒頭から登場する稲葉とゆう人物は、予想どうり犯人なのだろうか?
    星野さんを軸に、3件の捜査が同時進行していくので、しっかり把握しながら読まないといけませんな。

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    2021年01月31日
  • ウェディングプランナー

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    何かあるとは思ってたけど、ラストこう来るか!
    結婚までの、プロのウェディングプランナーの視点でのアレコレは楽しかった。
    でも結末は、色々あるってメッセージで終わってしまって残念かも。
    幸雄の態度は嫌だけど、私なら結婚考え直すけど、前夜のスッキリした気分のままストレートにラストに向かってほしかった。
    あれだけ責任がどうのとか言ってただけに、こよりの社会的責任感の欠如が強く引き出されてしまった気がする。

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    2021年01月29日
  • セカンドステージ

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    主人公の杏子の想いは育児を経験された方なら大なり小なり共感出来る部分があると思います。

    「ありがとう」を言わない旦那と子供達 そして社会から取り残されて行く様な危機感など 杏子の心理描写が丁寧に描かれています。

    旦那にはその言葉は禁句でしょ!と言いたくなる箇所が何度かあり腹ただしい思いにもなりました。

    従業員のお年寄りの無茶ぶりとか他にも結構ツッコミどころもありましたが、楽しく読めた1冊でした。

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    2021年01月29日
  • 天保十四年のキャリーオーバー

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    01月-17。3.0点。
    江戸時代、水野忠邦の時代。鳥居耀蔵に貶められた奉行の義父、養子が復讐に立ち上がる。

    スピード感あり。細かいところは粗いが、一気読みできるし、人情もあり。

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    2021年01月20日
  • パパとムスメの7日間

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    会社側に立ってみると、小梅の気持ちが新鮮に感じてしまう
    お客さんの方を見てないときがある、というか
    想定質問練習するくらいなら、最初からその人ら呼んでしまえ、とか

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    2020年12月05日
  • 警官の目

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    230頁を切る薄さに4人、結構豪華な作家陣でお得感があります。もしかするとこの中ではいちばん知名度が低いかもしれない三羽さんに私はかつてドハマリしていたことがあるから、本作は嬉しい。

    いずれも主役は当然警官。短編ながら事件自体もじゅうぶんに推理させるもの。そこに作家それぞれ家族や上司や部下とのあれこれを絡ませています。つまりは普通の警察小説ということになりましょうか。

    トリの誉田さんの作品には、えっ、ここで終わるんかい!と唖然。そうですか、三部構成のうちの一部なんですか。そっちも買わなしゃあないやん。(^^;

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    2020年11月28日
  • 炎の塔

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    11月-25。3.5点。
    女性消防士が主人公。銀座に100階建てのビルがオープン。
    ワンマン社長が完成までこぎ着けたが、不穏なオープンへ。

    スピード感はさすが。一気読み。最終的には三部作。次作も期待。

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    2020年11月25日
  • 警官の目

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    警察小説の短編4作品。警察組織のいろんなことが少しづつ分かったり隠語が分かったり単純に物語を楽しむのとは別に楽しめることがある。自分には少し難しい内容もあったけど警察小説を読み続けると解るようになる気がする。自分の好みとしては家族小説でもある人間味あるものが好きだ。

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    2020年11月06日