五十嵐貴久のレビュー一覧
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物語の舞台は地方の市立病院(モデルになったのは三重県の志摩市民病院)、4億円の赤字となったことを受け、指定管理となることを危惧した院長以下3名の医師が辞意を表明…残った医師は若干34歳の速水隆太1人だけだった…。地域住民の医療を守るため、どんな患者でも見捨てず診察する、開かれた病院として知名度を高める、職員の抜本的な改革などを打ち出し、奮闘する姿を描くストーリー。
「自助・共助・公助」について、厚労省の官僚がいけ好かないなぁ…。読んでいて、何だこいつ!って思っちゃった…。まず自分でなんとかする、できなければ助けてくれる人を…どうしても無理な場合は生活保護…でも、そこに頼ろうとする人々は医療を受ける権利がない??自分には関係ないことだからと蚊帳の外にいて…そんなイヤ~な奴がいて認めたくないがために、この作品自体の私の評価も下がってしまったかな。主人公の妻はいい感じの人でよかったんだけれど…。最初っから映像化を見込んだ作品のような印象をもってしまって…実際はどうだったんだろうか??って思わざるおえない作品でした。 -
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リカシリーズ第8弾。リターンで青木孝子刑事に12発の弾丸を撃ち込まれたはずのリカが、今なお生き延び、その後2年間逃走をつづけているとあるのだからたまげる。
本作では、免職となってから興信所で探偵として勤めている青木孝子と、リカ事件を取り上げるバラエティ番組を作ろうと目論むテレビ局員・佐藤が、それぞれの手掛かりを頼りにリカの跡を追っている。
過去作の振り返りも兼ねていて、その点は読者に優しい内容なのだが、リカが全然でてこないので幾分退屈だった。その点ラスト20ページの勢いは凄まじいんだけど。
このシリーズにおけるリカという存在が、どんどん観念的なものになっているのが気になる。
「リカ的な犯罪」とか「リカになってしまった」とか、リカが悪意の総称である描かれ方がすごく目立った。
作中に"殺したいほど憎いのと、実際に殺すのは違う"という柏原の言葉があったが、リカの悪意に感染することで、実際に兇行に及んでしまう者が増殖しているということだろうか。
リカは純粋なのか残虐なのか分からなくなってきた。いや、とんでもなく純粋ゆえにとんでもなく残虐なのだな。逆もまた然り。
次作も読みます。 -
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マーダーは、そのまま殺人の意味でいいのかしら。直球なタイトル。
女子大生が初めての一人暮らしにシェアハウスを選ぶ。鎌倉で部屋の広さ充分、家賃も破格。入居者達もフレンドリーで、美男美女。
数ヶ月過ぎるうち、部屋に違和感を感じるようになる。誰かが侵入しているような。加えて、シェアハウスの住人が一人、又一人と不可解な事故で亡くなる。
日常生活での違和感は気持ち悪い。そして、その嫌な感じは、おおよそ正解になりますよね。
ラスト数ページまで、犯人限定しなくて、なかなかスリリングでした。
最近は賃貸物件を遠隔で契約する事も多くなってきたけど、部屋との相性はやっぱり内見して決めたい。 -
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ネタバレ『リバース』『リセット』『リフレイン』『リハーサル』『リカ』『リターン』『リベンジ』『リメンバー』が時系列に沿っている、と聞き順番に読もうと決めた。
なんとリカは感染する?
猟奇的事件で逮捕された宮内静江を、心理学者の立原教授の講座を受けている4人が診断面接をする。4人中、2人の男性が殺される。樋口刑事はリカに近い身体的特徴を持つ結花子を疑う。しかも結花子という名前はリカの姉と同じ。だが樋口刑事は先輩である梅本尚美、青木孝子の仇討ちの気持ちが強すぎ、捜査の方向性を誤る。
なんと講座生の残りの一人は、白崎亜矢。6歳頃、リカから感染していた…誘拐され背中に赤いバツを書かれた、たかおの娘、あの亜矢だった。
話をリードしているのは亜矢。
亜矢が逮捕されたところで終わるが、また次の猟奇的事件が起こる。リカはどこに?
本筋とは関わりがないが、この事件に初参戦する刑事さん本当に大変だわ。