五十嵐貴久のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレネゴシエーターが主人公の話としては「交渉人」の方が奥深くて面白かったというのが、読後の率直な感想かなぁ。
このタイトルが犯人のセリフではなく、警察側が下した処置の理由ってところが驚きポイントなのかもですが、ちょっとインパクトが弱かったかも。
それは、作中で横川がわざと高橋を刺激するために理不尽な指示を出すあたりに感じた、違和感に近い非現実感——いくらなんでもリアリティがなさ過ぎないか?という疑問——に由来する気がします。
横川が普段無能と思われている人物だったらその言動は自然に映ったかもしれませんが、けしてそうではない人物があからさまに不自然な行動をとっていたので、そこに不信感やうさんく -
Posted by ブクログ
ネタバレ大好物なホームズもののパスティーシュ短編集です。「聖典は一通り読んだつもりだけど、取りこぼしはあるかも〜( ^ω^ )←」程度のシャーロキアンには、サービス精神旺盛なパスティーシュはどんとこ〜い!なのです( ^ω^ )
というわけで、今作にふんだんに盛り込まれた意匠には、非常ーにエキサイトしました。
ワトソンに銃を向けるホームズ!
ライヘンバッハ前後のホームズの人物像の齟齬を説明する新解釈!
バリツ!←
意外な「あの人」との邂逅!
そして、悪名高い「ある人物」が日本にやってきたという斬新なエピソード!
うーん、どれをとっても素晴らしい。ミステリとしては物足りないと言わざるを得ませんが、メ -
Posted by ブクログ
かなり前、ライアーゲームにはまってた時に、本屋さんで『Fake』を見かけて面白そうだなーと思いました。
あらすじを読んでみたらまさにライアーゲームって感じで気になったんですが、その時は他に読む本もあったので買わないで、あれから6年後(?)くらいの今になってようやく読みました(笑)
序盤のカンニング、中盤のリベンジの準備、そして終盤のリベンジのポーカーとなってますが、全体的に長いと感じてしまいました。
回りくどい説明が多かったり、繰り返しのような文が多かったりで、もうちょっとまとめれば2/3くらいのボリュームになったんじゃないかな?
序盤、終盤はスピード感もあってスピード感もあっておもしろかっ