五十嵐貴久のレビュー一覧
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私の中で、「五十嵐貴久 青春シリーズ」と呼んでいる一連の作品がある。
「1985年の奇跡」や「ダッシュ!」「サウンド・オブ・サイレンス」などがそうなのだが、本作は「サウンド・オブ・サイレンス」のバスケ版のような感じである。
ライトノベルの雰囲気もあるかな。さらっと読めて、すかっと爽やか。
難しいことは何も考えなくていいし、エンディングはいつも同じパターンでハッピーだ。気楽に読めてとても楽しいんだけど、ちょっと物足りなさも残る。
ジュンペーは信じられないほどノーテンキな男子である。(それにしても「ジュンペー」とは、なんと秀逸なネーミングであろう。音も文字列もすべてがキャラクターを見事に表現してい -
Posted by ブクログ
マックイーンの大脱走を思わせるような、天然の要塞からの脱出劇。
でもドキドキハラハラというより“ザ・武士の一分”
面白いけど、どっぷり感情移入はしなかったなぁ。
割とスラスラ読める感じ。悪い意味じゃないんですけど。
南津和野の主要人物をもうちょっと掘り下げてあったらよりハマったかも。
井伊大老も、若君時代のエピソードのおかげで憎めないというか。
悪役ではないよなーと。
ただ、やり方が悪かったしそれだけの権力を持ってしまったのも仇になったんじゃないかと。あれだけの権力を持っていなかったら、ああいう手法を思いついたとしても
実行に移すことはできなかっただろうし。
力を持ってて「イケそうな気がする -
Posted by ブクログ
土方さん好きの龍馬嫌いからすると突っ込み満載な一冊。そして読みが当たるという(苦笑)どうして考える事が同じなのか、ある意味彼を可哀想だとも思ってしまう。あり得ないことが起こるのが小説だが、実際に二人がコンビを組んだら土方さんは龍馬みたいな人物はかなり嫌いそうだと思える。仇討をなすほどの仲にはなれないのではないだろうか。幕末、この時期はどこからも狙われていた龍馬が堂々と歩いていることも不思議だし、新撰組第一の土方さんがいかにお上の命令とはいえ近藤さんを立てることもなくこんなことをするだろうか?という邪心ばかりで、あまり世界に入り込めなかったのが残念。