五十嵐貴久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
土方さん好きの龍馬嫌いからすると突っ込み満載な一冊。そして読みが当たるという(苦笑)どうして考える事が同じなのか、ある意味彼を可哀想だとも思ってしまう。あり得ないことが起こるのが小説だが、実際に二人がコンビを組んだら土方さんは龍馬みたいな人物はかなり嫌いそうだと思える。仇討をなすほどの仲にはなれないのではないだろうか。幕末、この時期はどこからも狙われていた龍馬が堂々と歩いていることも不思議だし、新撰組第一の土方さんがいかにお上の命令とはいえ近藤さんを立てることもなくこんなことをするだろうか?という邪心ばかりで、あまり世界に入り込めなかったのが残念。
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Posted by ブクログ
以前読んだ五十嵐貴久の『交渉人』がわりと面白かったので、
幻のデビュー作(?)である本作を読んでみた。
結論から言えば、『交渉人』のほうが面白かった。
が、まあ、この『TVJ』も楽しめたのは楽しめた。
テレビ局が正体不明のグループに乗っ取られ、
彼らの狙いはなんだかよくわからない。
女子経理部社員がひょんなことから内部に取り残され、
彼女は一人奮闘し、事件解決へと迫っていく。
最後に彼らのねらいははっきりして、
なるほどねー、とスッキリはするが、
『交渉人』のときほどのどんでん返し感はないかなあ。
ちょっと疲れてるなあという時の一服の清涼剤としてはちょうどいい、
そんなサスペンス小説と -
Posted by ブクログ
この間野球の方を読んで面白かったのでロケットの方も買ってみました。面白かったです。
が。物語の定石といえばそうなのですが物語中盤でうん、ここで大成功って訳ないよね、まだこれだけページ数あるし。野球物語のときもパターン的に同じだったし、とか思ってしまう自分。我ながらつまらない読み方してるなあ… 素直に楽しめばいいのに、とか思いました…。
筋は分かっていても面白いというか軽快なテンポで話が進んでいくので1日で読み終わりました。何となく冷めている若者が一度ぐらい熱血・青春してもいいじゃないか、という辺りが好きです。
でも野球の方が面白かったなあ。それはロケット(ロケットではなくキューブサッ -
ネタバレ 購入済み
精神を病む本間
この巻からどんどん本間の精神がおかしくなり、電車の中で12時間も寝てしまったり、取引先をライバル会社の名前で呼んでしまったり。
帰宅後、玄関のドアに大量の髪の毛がセロハンテープで貼られていました。
読者も本間も、髪の毛を貼った犯人がリカだと分かりきっているのですが、リカに対しては何の感情も抱けない私。
ストーカー女から狙われる男主人公の物語をいくつか知っていますが、大抵はストーカー女に「怖い」「気持ち悪い」「腹立たしい」「外見は悪くないのにもったいない」といった感情を抱くんですよね。
リカが架空の存在としか思えなくて、現実味が無いからかも。 -
ネタバレ 購入済み
全く同情できない
「俺は何を間違えたのだろうか」だと?
よくそんな台詞が言えるな。
そもそも、妻子持ちが出会い系でお手軽不倫を楽しむ時点で間違ってる。
タクシーで逃げる本間を走りながら追いかけるリカは、もはや超人。
リカに個人情報をバラまかれても、本間の自業自得なので全く同情できませんでした。 -
ネタバレ 購入済み
主人公の自業自得
妻子持ちでありながら出会い系に夢中。
その結果、「リカ」というストーカー女に狙われる羽目になったのは、どう考えても主人公の自業自得。
容姿にも性格にも全く魅力の無い主人公。
会ったこともなく、姿すら見たこともない相手に対して異常に入れ込むストーカー女という設定にリアリティが無い。
一回以上会ったことがあるか、一方的に姿を知られている設定にしないと感情移入出来ません。 -
ネタバレ 購入済み
救いがない
池井戸潤のストーカーものを読み終わり、他にも似たものを探し、この作品を読みました。
最初から最後までノンストップで読み終わりました。
読んでいる最中、トイレなどにに立った際、ドアに鍵がかかっているか無性に気になったり、電気のついていない部屋に入ると、言い様のない恐ろしさで無意識に鳥肌が立つほどでした。。。
読み終わった時、あれがラストなのかと思うと救いがないです。
読み終えた時、何とも嫌な気持ちになります。
身から出た錆…なのかもしれないけど、最後はせめてもハッピーエンドにして欲しかった。