五十嵐貴久のレビュー一覧

  • 警官の目

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    四人の作家による、4編の警察小説。

    「消えたホトケ」
    トップバッターは今野敏。
    前作でも登場した、萩尾と武田のコンビがいい。
    決してかっこいいとは言えない萩尾と、若干腰掛け(他部署への)の武田が織りなす物語は、テンポが小気味よい。
    コロンボを彷彿とさせる、ちょっと冴えない感の漂う先輩警官の武田は、誇り高きプロフェッショナルだ。
    物語は「ボタンの掛け違い」によって答えが見つからない。
    ダメなら元に戻ってみよ。
    この考え方は、今、仕事に行き詰まる私にとって家族や先輩に言われるよりもすっと心に入ってきた。
    できるかな、明日からの仕事。
    抜け出せるかな、苦悩から。
    頑張れるかな、きっと、大丈夫。

    「裏切りの日」
    解説にもあるように、事件の動機も、犯人も、分かる人にはきっと早くからわかってしまうだろう。
    しかし、本書での終わり方、海外ドラマのような、「え、これで終わり?次は?!」となる。
    それもそのはず、近日発刊される物語の序章なんだそうだ。
    何を裏切ったのか?事件の全容が知りたい。
    姫川玲子シリーズの凄惨さがないだけに、いったい何が影に隠れているのか、気になる。
    誉田哲也も、私は好きで、ついつい新作や、未読のものがあると穴を埋めようと読みあさってしまう。
    先輩から指摘されるように、視野を広げないとな。
    (でもどうやったらいいんだか。自分ではそんなに狭いつもりはないけれど)
    と思いつつも、趣味ぐらい、どっぷり好きなものに浸かりたい。

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    2019年11月24日
  • リカ 黒髪の沼【合本版】1巻

    出会い系って恐ろしいですね

    出会い系アプリとか最近増えてるけど、やっぱり知り合いじゃない人と仲良くなっていくって怖いですね、、、。人は見かけによらないものです

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    2019年11月16日
  • 天保十四年のキャリーオーバー

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    時代小説なのですが、とても読みやすく、物話に没頭できました。宝くじを題材にした勧善懲悪もので、いかにして目的を達成していくかの展開が面白く、時代小説でこんなストーリーが作れるのだなと思いました。読後感が爽快です。

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    2025年02月05日
  • 年下の男の子

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    シチュエーション的にはなんかよくわかる。
    年の離れた男の子と付き合うことによる心の動きがよく表現されててもどかしくなります。
    どうなるのかと最後までドキドキしたけれど、ラストのシーンは微妙でした。でも、読み終わりは爽やかな気持ちでまた恋がしたくなります。

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    2019年11月01日
  • 贖い : 下

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    ネタバレ

    上巻と比べて、早く読み終わったw
    面白いのは間違いないんだけど、やっぱり★は3つかな?w

    というのも、(エンタメすぎてシラケる最後の展開wは別として)ラストにむけての流れが(個人的に)しっくりこなかったんだと思う。
    確かに、犯人は本来はまっとうな人だから、犯行を躊躇することはあるだろう。
    とはいえ、直接的に関係ない被害者3人は殺してしまったわけだ。
    なら、張本人である3人に対する行動は、もっと早く実行してもいいのでは?と思ってしまうのだ(もしくは、ほっぽらかしにするか)。
    あれでは、まるで良識が実行を躊躇させている内に捜査の手が及んでしまったので、慌ててそれをしたようだ。
    そもそも、あの場でうまく逃げられない可能性だってあったわけで、その辺りはちょっと納得がいかないw

    最後まで読むと、やっぱりこれは、(いい意味で)“たんなるエンタメ小説”だと思うのだ。
    なら、たんなるエンタメ小説らしく、犯人の方からアクションを起こして、派手にドンパチな展開を読みたかった気がする。

    納得がいかないといえば、星野警部や鶴田の口から何度か出てきた、「人として、絶対してはいけないことをした」というのも素直にうなずけない。
    確かに2人は警官だから、法に反した犯人をそう言うしかないだろう。
    でも、なら、人を自殺に追い込むようないじめをすることは、「人として、絶対してはいけないこと」ではないのか?
    この話は、たんなるエンタメ小説なのだ。
    たんなるエンタメ小説だからこそ、3人が自分の家族や社会から軽蔑や非難され、過去の行いを悔やみながら自ら死を選ぶ、そんな胸のすく絶望を描いてもよかったんじゃないだろうか?

    少なくとも自分は、そんなエンタメ小説が読みたい!(爆)

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    2019年10月26日
  • 贖い : 上

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    ネタバレ

    『エヴァ・ライカーの記憶』に続いて、面白かった……
    …のは面白かったんだけど、でも、これも、なぁ~んか惜しい話w

    そういう感想になってしまうのは、たんなるエンタメ小説なのか、警察(の捜査)小説なのか、どっちつかずになっているからだと思う。
    たんなるエンタメ小説なら、星野警部vs犯人の頭脳戦やらスリル・アクションに徹しちゃった方がスッキリ楽しめただろうし。
    警察小説なら、星野警部みたいなスター(?)を出さずに、神崎&中江や坪川みたいな地味なキャラクターだけで捜査過程をコツコツみたいな方が重厚さを楽しめたように思うのだ。

    他の方の感想を見ると、「長い」と書いている方が多いように感じるが、それはそのどっちつかずにしちゃったからこそ、なのではないだろうか?
    だって、文庫本上下、それぞれ400ページ弱という、決して短くはないが、とはいえこの程度の長さのミステリー小説は普通にあるわけだ。
    読者に「長い」と感じさせてしまうのは、話の本籍地がどっちつかずだからのような気がしてならないんだけどなぁ~。

    つまり、エンタメ小説として読む読者は、地味な捜査の描写が延々続くところを「退屈だ」と思うだろうし。
    コツコツと積み上げていく捜査を描く警察小説を期待して読む読者は、エンタメ要素を「軽い」と思うだろう。

    実際、自分も最初の事件のセンセーショナルさから、“エンタメな展開を期待”して読んだ口なのだが、上巻の話の進まなさに期待外れに思った。
    ただ、読んでいる内に、「むしろ、これは捜査をコツコツ積み上げた末に詰む、その過程を楽しむ話なのかな?」と思うようになって。
    それからは、むしろその話の進まなさを楽しんで読んでいたのに、(下巻)最後の“なんともエンタメな展開”に、「なら、ずっとこっちでやればいいじゃん!」とシラケちゃったんだよなぁ~w
    全体のストーリは面白いだけに、その辺はもったいなく思う。

    あと、個人的にはパート毎の切り替えが早すぎるように感じた。
    特に最初の方なんかは、目まぐるしすぎる。このパートの主人公は何ていう名前の人で…と覚える暇がない。
    もし、それぞれのパートをせめて2、3ページ分増やしていたら、(自分は)評価がガラッと変わった気がする。

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    2019年10月26日
  • ひっくり返ったおもちゃ箱 傑作短編集

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    最初の2作はかなりエロチックで読んでてちょっとドギマギしてしまった・・・。4作ともそれなりに面白かったけど、一番面白かったのはあとがきでした。

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    2019年07月23日
  • ひっくり返ったおもちゃ箱 傑作短編集

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    ネタバレ

    ・ぽきぽき ★★
    食事中に読んだので細かい性描写がオエって感じだった。
    男に同情の余地なく、ざまーって感じだった。
    遊ぶならきれいに遊びましょう笑

    ・嗜虐 ★★
    これまた詳細なエロ描写やった。
    オチはなんとなく予測がついた。
    そこまでじゃなくてもこんな変態になれたら、楽しそう。

    ・麻雀探偵 ★★★
    麻雀が全く分からないので微妙。
    それ以外は○。

    ・ガールフレンド ★★★
    手紙形式は面白かった。
    内容はまあまあ。

    ・オープン・セサミ ★★★★
    良かった!特に1番最後の文章が良かった!!

    0
    2019年07月15日
  • 学園天国

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    現実味に乏しく内容もどこかにありがちな設定。いまいち入り込めなかった。ピンチを切り抜ける場面、同じことの繰り返しで
    ちっともハラハラドキドキせず。
    ちょっと残念。
    生徒と先生の秘密の結婚。こういう内容になるしかないんだとわかっていても
    もうひとひねりあって欲しかった。

    0
    2019年06月20日
  • リカ 黒髪の沼【合本版】3巻

    購入済み

    読み応えはあります

    しかし何とも後味の悪い話です
    絶望しか感じられず
    確かに これを読んで浮気をする男が
    減ればいいとは思いますが
    流石の酷さに同情します。
    あまりに気になって買ってしまいましたが,
    もう二度と読み返すことはない
    後味の悪さです。

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    2019年06月16日
  • スマイルアンドゴー!

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    実話をベースにしたお話。
    震災で奪われた気力を取り戻すため、気仙沼に誕生した素人の寄せ集めによる即席のアイドルグループ。
    心無い批判を受けながらも、がむしゃらに努力する彼女たち。
    そんな彼女たちの姿勢を見て、周りや自身にも少しずつ変化が起きはじめる。
    努力は身を結ぶ、努力する姿勢はきっと身を結ぶ、見てる人はちゃんと見てると思わせてくれる。そして、読後は爽快な気分を味わえる。

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    2019年05月15日
  • ウェディングプランナー

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    ネタバレ

    面白く読めた。自分の結婚式は随分前の話だけど、こんなプランナーに頼みたかったなあ。
    ラストは、ハプニングへの完璧な対応をする凄腕ぶりだけど、幸雄とは十分分かり合えてたから、何が足りないのかわからなかった。
    〜とこよりは〜って表現が多くて、ちょっと読みにくかった。

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    2019年05月11日
  • 可愛いベイビー

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    三部作完結編。
    現実ならばこんなに簡単にいくものではないだろうけど、
    まあ、リアルかどうかなんて関係なく、
    幸せな気分になれるからOK。

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    2019年04月21日
  • 降りかかる追憶~南青山骨董通り探偵社III~

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    登場人物たちの行動や会話は面白いんけど、事件の結末はいただけない。
    途中で伏線らしきものが何度も出てきたので「もしかして」と思っていたものの、やっぱりそんなつまらない真相でしたか。。。

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    2019年04月02日
  • 贖い : 上

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    複数の場所での事象が並行して話が進んで行く。そのため、かなりの登場人物が出てくるのだが、多過ぎて把握が大変なことこの上ない…
    読むのに時間がかかりました(ーー;)
    巻末か目次の後に登場人物のラインナップがあるとありがたかったなぁと。
    ただ、ぜひ根気強く読んでいただきたいです。
    下巻は面白い展開に。

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    2019年03月28日
  • 誘拐<新装改版>

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    なかなか面白い!ありきたりな展開を予想していたが、見事に騙された。誘拐作品の中では、一番といっていいくらい。

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    2019年03月23日
  • セカンドステージ

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    有佳利さんはクールでカッコいい。中島が惚れてしまうのはよくわかる。金井由香の件で「口は出すよ」と言う、それが年寄りの義務だと。尚也と良美の捜索での機転はもちろんだけど、その足で尚也のクラスに行って児童たちを震え上がらせるところはほんとに有言実行だと思った。そんな有佳利さんに告白できず、けじめとしてフルマラソンに挑戦した中島もカッコ悪くて?カッコいい!足を痛めた中島に対して有佳利さんは「何だ、このざまは。情けない。みっともない。あんたはそんな男だ。死ぬまでそんなジジイだよ」「馬鹿じゃないの?一度くらいやり通してみなよ。そんなこともできないあんたは死ぬまで負け犬だ。一度くらい……」、って手厳しい言葉をかける。そうしたら思わぬ展開で、やったね中島っ!て感じ。
    夫の浮気疑惑に揺れる杏子にかけた諸見里もカッコよかったな。「子供のことはいいんだ。問題は社長の気持だよ。旦那のことが好きかい?一緒にいたいと思うかい?大事なのはそれだ。好きなら他の女に渡すな。仕方ないなんて言うな。社長は女房で、つきあっていた時を含めたらそんな女より全然長い時間を共に過ごしている。有利な立場なんだ。勝てるケンカなんだぞ」「でもな、気持がないなら、夫婦でいる必要はない。社長はまだ若い。どうにでもなる。世間体とかそんなこともいい。要は社長次第なんだ」
    熟年離婚に怯えてる場合じゃないよな、オイラ……。

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    2019年02月27日
  • 年下の男の子

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    友人から借りた本。
    嫌いではないけど、自分からは手を出さない様なジャンルなだけに、本読み友達というのは大切だな、と改めて再認識。苦笑

    婚期を逃し気味の37歳女性が勢いでマンションを買ってしまう。このまま一人で暮らしていくのだろうか、と半ば覚悟していた中、ある時14歳年下の男の子が現れて、恋愛に発展していくという話。


    主人公である女性の気持ちの描写が非常にコミカルで面白い。心の葛藤の部分を読んでいると、クスッとくる。作者は男性らしいけど研究しているのか、恋愛初期のもどかしさとか、不安定さといいた心理をうまく描いていると思う。だから感情移入がしやすい。
    明るくほのぼのとした話で、読んでいる側も軽い気持ちになれる作品と思う。


    ただ、クライマックスに至る主人公の気持ちの移り変わりの部分が少し書き足りないような気がする。やや急展開すぎるかな。そこら辺は若干のマイナスポイントかな、と。

    でも中々楽しめた作品でした。
    3.5点!

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    2019年02月27日
  • 消えた少女 吉祥寺探偵物語 : 1

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    シリーズ第1弾。
    妻と離婚して小5の息子と二人で暮らす川庄。
    仕事はコンビニのアルバイト。
    日々、息子の食事を作り、アルバイトをし、夜は飲みに出かける。
    そんな川庄に、猫探しの依頼が舞い込んだ。
    その次は、オカマの京子ちゃんが持ち込んだ一年前に行方不明となった少女を探すというもの。
    探偵でもない川庄なのに、なぜこんなことに??
    警察にもわからなかったことをバシバシこなしていく。あり得ない…
    でも、何か気になる…
    シリーズだから、また読んでしまうだろうなぁー。

    2019.2.13

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    2019年02月13日
  • Fake

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    どうしてもカイジと比較してしまって、この種のテーマは不利だなぁと。一人称が俺で、俺目線の描写が多いのでハードボイルド感あふれる雰囲気に。

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    2019年02月06日