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Posted by ブクログ
五十嵐貴久『こちら弁天通りラッキーロード商店街』光文社文庫。
読み終えた時の爽快感が心地よく、元気と勇気をもらえるエンターテイメント小説。非常に面白かった。無論フィクションであるがゆえ、出来過ぎたストーリーではあるのだが、決して夢物語とは思えない。本書の中には地方のシャッター通り商店街が復活するためのヒントが秘められているのではなかろうか。
多額の借金を抱えて見知らぬ町に逃げ込んだ印刷屋の笠井は、町の住民から新しく来た住職と勘違いされる。シャッター通りと化した老人ばかりの町の住民は笠井にポックリ逝かせてくれと請い願う。笠井が何気なく口にした一言が寂れた町の復活につながっていく。
Posted by ブクログ
死に体の商店街が鮮やかに甦る。普通に考えれば夢物語なのだろう。でも甦るという意味は少し違うように思う。商店街の人々の生き甲斐。彼らの活力を取り戻すこともまた甦ると言えると思う。とても元気が出る面白い一冊でした。
あらすじ(背表紙より)
借金に追われ、見知らぬ町に逃げ込んだ笠井武。無人の寺に泊まり迎えた翌朝、やって来た老人たちはなぜか彼を新しい住職と勘違い。寂れた商店街で夢も希望もなく生きる町の住民は、誰しもがポックリ逝かせてくれと請い願う。戸惑う笠井だったが、彼らと生活を共にするなかで、何気なく口にした思いつきが波紋を呼び…。一気読み必至の痛快エンタテインメント!
Posted by ブクログ
シャッター街になってしまった商店街をどう復活させるかという話で、登場人物のほとんどは早く死んでしまいたいと話しているような老人ばかりなのに、どんどん明るい方向に向かっていく様子が読んでいて楽しかった。
読む前にあらすじでハッピーエンドになることまでわかっていても、商店街が復活していく様は読んでいてこちらまで嬉しくなってくる。
借金取りの話が初めにあり、ずっとその話スルーされ続けて商店街の話ばかりでどうオチをつけるのかと思っていたが、とても気持ちのいい終わり方だった。
でも物語の後、仕事(坊主?)もお金もないのに、どうやって家族で暮らしていくんだろうと少し考えてしまったw
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