塩野七生のレビュー一覧

  • 最後の努力──ローマ人の物語[電子版]XIII

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    久しぶりに、塩野さんのローマ人の物語を手にとってみた。千年近くを旅する物語も既に全15巻のうち13巻目。時代は3世紀末から4世紀になる頃で、同じく古代文明が花開いた中国では秦漢王朝も後継の三国も滅び、西晋が異民族の侵入で滅ぼされる時期に当たる。理性が花開いた古代は終わりに近づき、「暗黒の」とも形容される中世が近づいている。

    今回はそんなローマの本質が変わりゆく時代に、帝国を立て直そうとしたディオクレティアヌスとコンスタンティヌスを採り上げる。強くしなやかだったローマは既に過去のものになった。皇帝と軍隊は内紛を繰り返し、国の主導権は辺境の守護者であるバルカン人たちに委ねられる。しかしローマは分

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    2010年10月03日
  • サロメの乳母の話

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    歴史上の有名人の身近にいた人たちから語られる人間像。
    「ユダの母親」は文字通りイスカリオエテのユダの母が語るユダ像。こんな母親だったらユダも可哀想に・・と思ってしまいました。また「キリストの弟」も興味深い話。
    これまでと違った視点で楽しめる短編集です。さすが塩野さん!! ぜひ一読下さい。

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    2010年10月02日
  • 愛の年代記

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    女って、すごいなーと思うわけです。

    女、おんな、オンナ、ヲンナ・・・

    古人は、こんなに簡単に人を殺していたんでしょうか。
    現代人は、死というものを恐れすぎなんでしょうか。

    死生観について、ちょっと考察してみたいなぁー。

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    2010年09月29日
  • パクス・ロマーナ──ローマ人の物語[電子版]VI

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    ローマ人の物語六巻目。塩野七生さんの見識の深さは素晴らしい。まだまだ続く物語。今年中に読み終えることができるかどうか?はなはだ怪しいものがある。じっくり読む作品。

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    2010年09月16日
  • わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡―塩野七生ルネサンス著作集7―

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    著者のマキアヴェッリに対しての贔屓、いや愛が存分に伝わる1冊。著者自身が自分が書いたマキアヴェッリの友人たち(ヴェットーリやグイッチャルディーニなど)と、どちらがマキアヴェッリを理解しているか張り合ってるところが面白い。塩野作の他作品を読んでいてフィレンツェほどイタリア統一の足を引っ張っている国は無いなと感じていたが、視点がフィレンツェに移ると、ヴェネツィアや法王陣営、その他の小都市国家も三者三様だったんだなと。

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    2010年08月11日
  • ローマ世界の終焉──ローマ人の物語[電子版]XV

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    2010/08/06 「最後のローマ人」スティリコが退場してから、ローマなぞ滅びてもなんとも思わなくなった。あまり悲しくならなくてよい読後感。こんな大作を読みとおしたのは初めてである。

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    2010年08月07日
  • ユリウス・カエサル ルビコン以前──ローマ人の物語[電子版]IV

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    ローマ時代の歴史書として有名な一冊。

    世界史の教科書では三頭政治の一人でガリア遠征で成功を収め、志半ばでBrutusに暗殺された悲劇のヒーローとしてしか学ばなかったGaius Julius Caesarについての本。

    この本で学ぶべき知識は次の二点にあるとおもう。つまり、ローマ時代の風俗と価値観そしてGaius Julius Caesarその人自身である。

    ローマ時代の風俗特筆すべきはその政治体制であると思う。元老院が国会のそれにあたり、元老院のメンバーが国会議員と同様に、議論を行ない法を施行する。現在の政治システムの礎がローマにはある。

    そしてGaius Julius Caesarそ

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    2010年08月01日
  • ローマ亡き後の地中海世界(上)

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    ローマ帝国が滅び、イスラム教徒(サラセン人)が進出した地中海世界の話。
    イスラム教徒の海賊が跋扈する地中海。ローマ帝国が滅んだ後、キリスト教徒はいかにしてイスラム海賊に耐えたのか?
    イスラムの海賊が、19世紀前半まで拉致したキリスト教徒を奴隷にしていたというのは知らなかったです。

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    2010年07月27日
  • キリストの勝利──ローマ人の物語[電子版]XIV

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    2010/07/16 古来のローマを守ろうとした最後の皇帝ユリアヌスへの、筆者の哀惜があふれている。帝王教育を受けず政治も軍事も経験がなくても、歴史と哲学を学び、帝国を背負う覚悟ができた人なのだろう。

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    2010年07月17日
  • 最後の努力──ローマ人の物語[電子版]XIII

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    2010/07/08 ついにローマの首都がローマでなくなってしまった。通貨の純度を上げても良貨はみな死蔵されて流通しない、彫刻の技術があからさまに劣化しているなど、気がついたらここまで衰亡しているのだ。
    世界史で習った事なぞなんにも理解できていなかったのだということがよくわかる。

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    2010年07月10日
  • 男の肖像

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    20年以上前の本ですが、著者の塩野さんの視点が新鮮で斬新に感じました。大っぴろげに発言したら、各所から批判されそうな言葉もありますが、それらの記述は私にはとても印象深かったです。

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    2010年06月24日
  • ハンニバル戦記──ローマ人の物語[電子版]II

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    ハンニバル、すごい人だな。
    職業としての軍人がストレートな形で存在しない日本では、
    軍人として生きる男の感覚が、私には肌で理解できない。
    そういう意味でもこの小説の男たちが、どう考え、どう生きたのか
    知るのはとても興味深い。

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    2010年06月20日
  • 迷走する帝国──ローマ人の物語[電子版]XII

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    2010/06/14 なんかもう見てられなくなってきた。めまぐるしすぎる時代なのに、明晰な文章で呑み込めることに感服。

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    2010年06月16日
  • 終わりの始まり──ローマ人の物語[電子版]XI

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    2010/06/02 5冊かかって滅びに向かうかと思うと読むのがつらくなってくる。対比に出てくるカエサルやアウグストゥスの時代の輝かしさは、筆者の愛の深さだろうが、カエサルのことばを読むだけで涙が出そうになる。

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    2010年06月04日
  • ローマ亡き後の地中海世界(下)

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    国や民族でなく地中海という視点からの歴史。
    ローマ人の「我らが海」のローマ亡き後の話。以外と世界史知らないなぁと。ザビエルとか無敵艦隊とか知ってたことが横・縦で交わったと感じた。

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    2010年05月24日
  • ローマ亡き後の地中海世界(下)

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    ローマ亡き後の地中海世界は、海賊の歴史であり、イスラム教とキリスト教の戦いの歴史でもある。
    塩野七生の既刊三部作「コンスタンチノープルの陥落」「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」につながる物語である。
    途中退屈な部分もあったが、最後は一気に読み終わった。

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    2010年04月24日
  • 危機と克服──ローマ人の物語[電子版]VIII

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    2010/03/06 皇帝オトーがわりと好き。
    いまが絶頂期ならば、すでに衰退の影が見えているということか。ローマの国家観が滅びてしまったことを惜しんでいるのが伝わってくる。

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    2010年03月06日
  • ローマ亡き後の地中海世界(上)

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    安全と平和について考えさせてくれる一冊

    海賊対処問題で揺れる我が国に最良の答えを与えてくれる内容ではないのだろうか

    かつて「パックス」が保障した安全は無い
    暗黒の地中海を舞台にキリスト教徒、ヨーロッパ人たちの苦闘の歴史から、今我々が何を選択すべきか学べるのではないだろうか

    海外派遣の是非と国際貢献の美名の大波に揺さぶられ、本当のすべきことを我が国が忘れていることをこの本は教えてくれた

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    2010年02月28日
  • 人びとのかたち

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    塩野七生の映画に関するエッセイ集。映画評以上に内容的には膨らみがある。イタリア映画中心なのかなと思って読み始めたが、一昔前のハリウッド作品を取り上げているのが多い。ほとんど見たことのある作品なので楽しめた。 306頁

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    2010年03月04日
  • 終わりの始まり──ローマ人の物語[電子版]XI

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    これから下り坂に入っていくローマ帝国。
    五賢帝の時代にすでにその兆しがあったという解説は興味深かった。しかも他に有効な手がなかったしたら。しかも彼らにはそのこともわかっていたとしたら。

    人を育てることの難しさを感じながら読み進めています。

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    2010年01月21日