塩野七生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
夢の内閣をつくってみた。
大臣たちは、私が慣れ親しんできたローマの皇帝にする―治者とは?
戦略とは何か?
現代日本が突き当たる問題の答えは、歴史が雄弁に物語っている。
大好評『日本人へ リーダー篇』につづく21世紀の「考えるヒント」。
[ 目次 ]
1(後継人事について;葡萄酒三昧;『ローマ人の物語』を書き終えて;女には冷たいという非難に答えて;世界史が未履修と知って;遺跡と語る;『硫黄島からの手紙』を観て;戦争の本質;靖國に行ってきました;読者に助けられて;夏の夜のおしゃべり;安倍首相擁護論;美神のいる場所;歴史ことはじめ―葡萄酒篇;歴史ことはじめ―チーズ篇)
2(滞日三題噺 ブランド品には御注意を バカになることの大切さ ローマで成瀬を観る 夢の内閣・ローマ篇 夢の内閣)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
2006年から2010年までの文藝春秋の連載を掲載。
その時々の日本の政治問題等について切り込んでいます。
40年以上もイタリアに住んでローマ史やルネサンスを書いている著者の目線は、そこいらの批評家顔負けの洞察力です。
この著作では「オールスター夢の内閣」が白眉。
歴代皇帝で日本の内閣を構成したら??という贅沢なテーマで進め、いきなりアウグスティヌスを●●大臣、ユリウス=カエサルを●●大臣に!えっ大臣にそんな最高クラスを出していいの?と思い、真打ちの総理大臣は誰かなと思いきや・・・誰でもいい感じでびっくり。
リーダーは人を使いこなせる人だと言う論にはうなずくばかり。自分が前に出るばかりのタイプのどこかの誰かさんには耳が痛いかな。 -
Posted by ブクログ
外から見た日本という視点の持ち方と、著者のバックグラウンドを前面に押し出して様々なテーマについて著者なりの持論を展開している。展開というよりつぶやきにも似た主観に基づく意見であり、説教という類ではなく「こう思うんだけどなぁ」的な短い文章につづられた一つ一つが印象的だった。
特に印象に残ったのは、今の出版界について、短期的な投資回収に走りがちな傾向と、それに追従するための出版物が跋扈していることに対しての不安を綴っている。著者曰く「不安解消の為の本」が現代ではよく売れるそうなのだが、たとえば自己啓発本の類は将来や自分の能力に対する不安を解消する為の手段の本である、と考えると、たしかにそのような本ばかり本屋で見かけるようになったなぁと思うし、そういえばそのような本をたくさん読んでいたなぁと、自分にがっかりした。
単純に楽しむ為だけ、知的好奇心を満足させる為の本も読まねば、と思った。