塩野七生のレビュー一覧

  • 逆襲される文明 日本人へIV

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    欧州に住まう塩野氏による著書
    通読して得た印象はこちら
    ①私の日本に対する感想≒著者の日本に対する感想
    ②私の欧州に対する感想≠著者の欧州に対する感想
    概ね著者が日本の感想を書くときは一時帰国に際するもの
    つまり、著書と私で得ている情報が近しい
    よって①は妥当
    では②だが、著書は自らが住まう地域の感想であるのに対して、私はメディアを通しての感想しか抱けない
    ①②からメディアというのは非常に情報を選定、もしくは偏向していると考えられる
    故に①についても偏向した情報を元に著者も私も感想を抱いていると考えられる
    げに恐ろしき情報かな

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    2022年01月27日
  • 小説 イタリア・ルネサンス4―再び、ヴェネツィア―(新潮文庫)

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    シリーズ前3作は、
    「緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件」
    「銀色のフィレンツェ―メディチ家殺人事件」
    「黄金のローマ―法王庁殺人事件」
    上記3作の改題であるので、要注意。

    国政に復帰したマルコを中心に、
    またもや濃密な物語が展開されるのかと思いきや、
    この作品は「海の都の物語」と「レパントの海戦」の改作かと感じてしまう。
    その意味では、シリーズ前3作とはまるで毛並みが違う作品。

    個人的には、前3作の物語の続きとして、
    純粋に楽しみたかった感が大きいので、評価が下がるところである。

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    2022年01月08日
  • コンスタンティノープルの陥落

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    コンスタンティノープルの陥落と東ローマ帝国の滅亡を描いた歴史小説。
    陥落までの短い期間を戦争映画のように描いた作品。
    自分の好みではなかった。

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    2021年12月14日
  • チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷―塩野七生ルネサンス著作集3―

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    はっきり言ってどのように優雅で冷酷なのかわからない。
    イタリアがイタリアにいたる史実を書き連ねているのだが、前後のこともわからない人間が読むには描写が不足。あんなにローマやらなにかのことを書いてイタリアに在住しているのにカトリックの信者が賛美歌を歌うという記述を見て、がっくりきた。
    カトリックでは讃美歌はうたわない。
    カトリックは聖歌という表現を日本では使っていると思う。
    よく他でも神父と牧師がごちゃまぜな日本だがそのたぐいか、あるいはプロテスタントが出てないから讃美歌と称していたのかと考えることもできるけれど、今の殆どの人にそんなことは余計わからないのでカトリックの信者向けに注釈があってもい

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    2021年11月18日
  • 神の代理人―塩野七生ルネサンス著作集6―

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    価値観が全然現代とは違ってるので、よくキリスト教第一の世界に住んでるな。
    人間の信じるという力に脱帽するし、多視点での物の見方が大事だと思う。
    教育って大事だなぁ。と今更思わされる一冊出した。

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    2021年11月08日
  • 勝者の混迷──ローマ人の物語[電子版]III

    ネタバレ 購入済み

    まさに混迷

    ローマ史の位置づけとしてはカエサル登場の前哨となるが、登場人物はいずれも一癖も二癖もある人ばかりで読みごたえは十分です。スッラの死後の「スッラ体制の崩壊」という流れが、リーダーのあるべき姿を考えさせられます。

    #ドキドキハラハラ #深い

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    2021年10月25日
  • イタリア遺聞

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    3.5くらい。軽く読め、今まで読んだ「海の都の物語」「ロードス島攻防記」「コンスタンティノープルの陥落」「レパントの海戦」「チェーザレ・ポルジア」の裏事情も知れて、面白かった。

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    2021年09月07日
  • マキアヴェッリ語録

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    社会や人間の本質が客観的に淡々と述べられているので、心に響くこともなく読み終わってしまった。

    授業みたい。
    大切なことが凝縮されているのに、後で何も頭に残ってない。

    それでも考えてしまった一文
    「どこの国が今までに防衛を他人に任せたままで自国の安全が保たれると思ったであろうか。」

    自分自身にも言えるのでは?と思った。



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    2021年09月05日
  • チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷―塩野七生ルネサンス著作集3―

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    確か10年以上前、塩野氏の「ローマ人の物語」1巻途中で挫折しており、苦手な意識が植えついてしまい、ついつい避けてきてしまった
    でもイタリアは好きだし、イタリアの歴史をもう少し知りたい(しかし歴史の教科書のような本を読むのも面白くない…)
    というわけで、塩野氏へいざ再チャレンジ!

    15世紀末、当初のイタリアは今のように国家が出来上がっておらず、ナポリ王国、フィレンツェ共和国、ヴェネツィア共和国…というような小国家が群生している状態であった
    誰も「イタリア」と言葉にしないような時代に、統一国家を目指そうと野心あふれる一人の男
    それがチェーザレ・ボルジアである
    父が法王であり、その父がチェーザレを

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    2021年08月24日
  • コンスタンティノープルの陥落

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    再即位したムラト2世VSメフメト2世、ハリル・パシャに対抗するザガノス・パシャ、コンスタンティノープル攻略戦の背後で権謀するハリル・パシャ、苦難の末に完成し火を吹くウルバンの巨砲、艦隊の山越えの責任者の苦悩、自ら死地に赴くコンスタンティノス11世、等々の熱い戦史小説と勝手に思い込んで購入。
    本書籍はそうではなく、当時の人々の記録を淡々と記述した物語です。

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    2021年08月12日
  • 十字軍物語 第四巻―十字軍の黄昏―(新潮文庫)

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    十字軍の活躍と没落を描いた最終作。イスラムの軍勢に囲まれた海洋都市アッコーでの最後の籠城戦における騎士団の生き様と死に様が切ない。

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    2021年08月09日
  • チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷―塩野七生ルネサンス著作集3―

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    ひと昔前にありがちな表題ですが、付けてやったぜ感満載で作家は酔ったなという気がする。
    さておきこの作家のトーンにはやっぱり最初から合ってないんですな、当方は。それがはっきり分かりました。
    歴史書でもなく、小説でもなく、塩野噺だということで、独自路線を築き上げたのは凄いことだけれども、個人的には惹かれない。
    そんなに好きではないけれども、司馬遼の方がずっと面白いなぁ、このお方より。まぁ好みの話です。
    しかしマンガの「チェーザレ」、その後どうなってんでしょ?この本を読んでしまったので、色んな意味で気になってますわ。

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    2021年06月16日
  • 十字軍物語 第一巻―神がそれを望んでおられる―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ローマやヴェネツィアと比べて、内輪のいがみ合い、足の引っ張りあいから、泥沼感が強い印象。勇敢で恩義に厚い永遠の若者タンクレディや、なんとなく憎めないサン・ジル、GOTのタイウィン・ラニスターを彷彿とさせるボエモンド、魅力的な人物もいた。

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    2021年06月05日
  • 想いの軌跡(新潮文庫)

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    ネタバレ

     塩野氏の作品と言えば、古代ローマやルネサンス期の歴史小説。
     歴史好きとしてはいつか挑戦してみたい大作だとかねてより思っていました。ただそのボリュームにひよった結果、手にしたのが本作。

     そして思ったことと言えば・・・。
     やっぱり塩野氏とくれば歴史小説を読んだ方が良いのではないでしょうか。
     
     という感想となりました。

     初めての塩野氏の著作ですが、今更ながら読む順番を間違えたかもしれません。
     始めに何らかの歴史小説作品を読んでいれば、作品の作風や著者の人となりを曲りなりとも感じ取ったうえで本エッセーを読めるかと思います。

     ところが私は本作が初で、しかもこれがエッセーでした。第

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    2021年05月24日
  • 小説 イタリア・ルネサンス4―再び、ヴェネツィア―(新潮文庫)

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    マルコ・ダンドロとオリンピアを主人公にしたルネサンスの3大都市の物語の続編になります。ヴェネツィアやレパントの海戦を主題にした塩野さんらしい作品だなと思いました。塩野さんにヴェネツィアやレパントを書かせると,やはり上手いなと思いましたし,続きを書くのならこういう感じになるのだろうなと。そう思える作品だったという印象を持ちました。

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    2021年05月16日
  • 男たちへ フツウの男をフツウでない男にするための54章

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    男を考えるために。主観の世界は理解ではなく、感じるものであり、圧倒的にセンスであることや、生き様が容姿振る舞いにも出ること、など、奥深い。

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    2021年05月16日
  • 再び男たちへ フツウであることに満足できなくなった男のための63章

    mac

    ネタバレ

    盛者必衰

    一部ご紹介します。
    ・国家の指導者は、国民を「女」と考えるべきなのだ。女は苦労が嫌なのではない。「君には苦労を掛けるね」の一言だけで、奮い立つのが女というものである。苦労とは、「わかってはいるけれど」という想いだけでやるならば、苦でしかないが、こちらがやる気になってする苦労は苦ではなくなるのである。
    ・盛者必衰がなぜ歴史の理になるのか。それは、「これまでうまくいってきたこと」を変える勇気が持てないからだ。今は成功の要因だとしても明日、そうである保証はない。それどころか足枷に変わることもあり得る。
    ・ローマとヴェネツィアの例は我々に次のことを教えている。
    第一に、変えるといっても、自分自

    #タメになる

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    2022年09月30日
  • 生き方の演習 : 若者たちへ

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    大人の目線で若者に塩野七生が人生のアドバイスを語る本。明朗で簡潔な本なので、スッと入ってきてすぐ読める。キーメッセージが明確なのだと思う。
    ハイティーンから20代の時に読んでおきたかった。

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    2021年04月22日
  • 小説 イタリア・ルネサンス3―ローマ―(新潮文庫)

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    ローマ編は文化的な描写が多く歴史書のよう。投げ出しそうになった矢先に訪れた転機。副題から全て察することができてしまったのが甚だ残念なのだけど衝撃の展開でラストスパートを一気に盛り上げた。加速が半端なかった勢いで次巻も読破したい。

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    2021年04月07日
  • ロードス島攻防記

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    Wikiによると、
    1522年のロドス包囲戦(ロドスほういせん、英語:Siege of Rhodes イタリア語:Assedio di Rodi トルコ語:Rodos'un Fethi)は、オスマン帝国が聖ヨハネ騎士団をロドス島から完全に駆逐した戦い。この結果オスマン帝国は東地中海での覇権を確立し、聖ヨハネ騎士団はシチリア島に撤退、後にマルタ島へ移ってオスマン帝国に抵抗し続けた。


    中世のほぼ最後の騎士による戦いといったところだろうか。
    キリストvsイスラムという構図の中で、ヨーロッパ各国からの支援が全く期待できず、まさに孤軍奮闘する様は騎士道の最後にふさわしい。
    ローマ人の物語の

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    2021年02月27日