塩野七生のレビュー一覧

  • イタリアからの手紙

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    イタリアに暮す著者による、イタリア風聞。個々のエピソードは、どれも面白く、イタリア文化、風俗を知るのに好適。

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    2009年10月04日
  • 終わりの始まり──ローマ人の物語[電子版]XI

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    家内はこの巻で挫折した。それまでは3分の1税を取り立てていたのだが。挫けそうなときには読んではいけない。

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    2009年10月07日
  • イタリアからの手紙

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    何度読んだことか…。読み終えたあと酔ったような気分にさせてもらえる、塩野さんらしさあふれるエッセイ集

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    2009年10月15日
  • サロメの乳母の話

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    歴史上の人物を、身近な人や馬(!)の視点で描いた短編集。へえへえ〜っと言いながら、面白く読みました。
    塩野七生女史の著作を読むのは久しぶりでしたが、いつもと少し作風が違うような……? ラストの女傑たちによる饗宴は、
    イタリア版、田辺聖子、あるいは永井路子
    といった趣き(失礼?)。
    それにしても、ホントに日本に悪女はいないのか?

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    2009年10月04日
  • イタリア遺聞

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    これも塩野さんのイタリアエッセー。これも面白い。
    イタリアからの手紙よりもちょっと好き。相変わらず視点が素敵です。
    こんな生き方もいいな

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    2009年10月04日
  • イタリアからの手紙

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    イタリア在住の塩野さんのエッセー。イタリア行くために読んだんですけどね。
    あまり観光地的には参考にならず。。でもイタリアの雰囲気を楽しんでるのが感じられて、イタリアに行きたくなりました。
    読んでよかった。

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    2009年10月04日
  • わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡―塩野七生ルネサンス著作集7―

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    頭がよく現実的な、しかし権力もなく見た目もぱっとしないこのおじさんへの、ものすごく愛に満ちた本です。と言っても塩野さん流の愛し方ですが。

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    2009年10月04日
  • イタリア遺聞

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    ローマ人物語をいつかトライしようと思いつつ,まずは手始めに短編からはいってみた.ところがこの随筆はかなり面白い.ちょっとヨーロッパに行ったことがある人だとこんな小話はかなりひかれるんじゃないだろうか?個人的に印象に残っているのは「コーヒーの話」エスプレッソはトルコからやってきたのだ!カザノバは実はベネチアのスパイだったとうい話.それからトルコの愛人部屋ハレムの話,,,実のところ全部面白かったですが・・・

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    2009年10月04日
  • おとな二人の午後

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    人気異邦人作家二人が古都ローマを散策し、人生の宝物について談笑する。ブランド・買い物・住まい・靴・車・ワイン・年齢・健康法・政治・宗教・教育etc。ユーモアあふれるカフェでの歓談にはじまり“二人の午後”は、時代の変わり目をどう生き抜くか、二十五歳以降いかに美しく生きていくか、についての結論へ―。五木思想と塩野哲学がコラボレイションする優雅でセクシーな旅とおしゃれと人生への誘い。

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    2009年10月04日
  • おとな二人の午後

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    I氏は季節に1度しか頭洗わないんだってよー。
    健康にいいとか言ってるし、確かにフサフサしてるけど、
    絶対に、ク・・・ク・・・

    S氏は、鼻がもげそうでは無かったのだろうかと
    そればっかり気になってしまった。

    この本を読む資格無し>私

    髪の毛が臭いのはおいておいて、おおっ、と
    思うことはたくさんあった。
    七生さんの力強さ、時に強情さ、私にはこちらがまだこころよい。

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    2012年07月10日
  • 最後の努力──ローマ人の物語[電子版]XIII

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    ローマがローマらしくなくなり、中世へと移行しつつある時期についてです。資料写真の凱旋門のレリーフが、この時期について物語っていて愕然とします。レリーフの写真はあれこれ書かれた文章を読むより一目瞭然かも。

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    2009年10月04日
  • サイレント・マイノリティ

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    愛して止まない塩野七生氏の本。エッセイとしては何冊目になるだろう?? 最近は専らローマ人の物語、それに文芸誌の短いエッセイの連載をしているのを時たま、思い出した頃に書店で見かける程度で、すこし寂しい。
    この本の語り口は非常に丁寧だけれどそれは「誰にでもわかるように書いた」丁寧さではなく、それが『男たちへ』などと違い『ローマ人の物語』とも違う雰囲気を作っていて、これが彼女と移動年代の世代に向けて発信した当時の彼女の身丈のままの文章なんだろうなとおもう。
    45歳の半分にも届いていない私の受ける印象は本来彼女の意図して書いた意思の何分の一なのだろう。
    繰り返し繰り返し読み返したい一冊です。胸に響くく

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    2009年10月04日
  • 人びとのかたち

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    思い出深い映画、有名な映画、有名人が出ている映画、話題になったが好きにはなれない映画。いろいろありますが、著者の辛口?の批評でさっくりと斬っていく もう1つの映画評をあなたも気持ちよく楽しめるはず。痛快。

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    2009年10月04日
  • チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷―塩野七生ルネサンス著作集3―

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    この本はイタリアの歴史を知らない中読みました。ところどころ人名などが似ていて覚えきれませんでしたが問題なくストーリーを理解することができました

    枢機卿として永年の安定を約束されたのに、さらにその上をゆこうと周囲に害をなしてまで行動する向上心というか欲深さに尊敬の念すら覚えました。

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    2025年12月13日
  • レパントの海戦

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    三部作の中では、戦い自体はすぐに決する。コンスタンティノープルの陥落が五十日、ロードス島が六か月に対して、レパントの海戦は5時間。
    今回もバルバリーゴはじめ魅力的な登場人物たちで一気に読み終えてしまった。

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    2025年11月21日
  • 終わりの始まり──ローマ人の物語[電子版]XI

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    五賢帝のラストマルクス・アウレリウスの治世。
    コモドゥス。
    そして内乱の時代に入り、ペルティナクス、ディディウス・ユリアヌス、クロディウス・アルビヌス、ペシェンニウス・ニゲルの治世。
    そしてセプティミウス・セヴェルスの治世になる。

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    2025年10月16日
  • レパントの海戦

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    レパントの海戦って何という所から。1571年、ヴェネツィア、スペイン、ローマ教皇庁などが結成した「神聖同盟連合艦隊」が、地中海の覇権を握ろうとするオスマン帝国の艦隊とレパント湾で激突した戦い。ガレー船同士による最後の大規模海戦で、キリスト教勢力が「無敵トルコ」に初めて勝利した歴史的瞬間。

    で、本書は地中海を舞台にした歴史三部作の完結編で、このキリスト教連合艦隊とオスマン帝国艦隊との壮絶な海戦を描いた作品。単なる戦記ではなく、歴史と人間ドラマの融合で、政治的な駆け引きや、各国の思惑、人物の心理描写に重点が置かれている。また、登場人物が魅力的。ヴェネツィアの参謀長バルバリーゴやスペイン王弟ドン・

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    2025年08月09日
  • サロメの乳母の話

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    裏表紙の説明書きにある通り、「歴史上の有名人の身近にいた無名の人々が、通説とはまったく違った視点から語る英雄・偉人たちの裏側」に関する短篇集。全12話。

    中でも、「キリストの弟」が一番意外性に富んでいて面白かった。母親(マリア)に厳しいイエスに対して、弟が「母ちゃんにもっと優しくしろ」と文句を言う話。

    次いで、「大王の奴隷の話」。アレキサンダー大王の魅力を簡潔に伝える小品。「ギリシア人の物語」の最終巻と重なるところが多いか。

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    2025年07月23日
  • 十字軍物語 第三巻―獅子心王リチャード―(新潮文庫)

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    第三回十字軍からブリエンヌの十字軍(本書では5回扱い)まで、リチャード1世、ヴェネツィア共和国、そしてアイユーブ(本書ではアユーブ)朝のスルタンたちを軸とした物語となっている。
    日本で刊行されている他の本では見ない記述も多く興味深い。アル・カーミル vs ブリエンヌ十字軍にここまで紙幅を割く日本語の本は初めて見た。欧州側の本だけでなくイスラム側の本も参照したと本文に述懐があるのでその影響だろう。ジョン王のあだ名の由来など勢い余ってしまった感もあるけど、楽しい歴史エンタメな一冊。

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    2025年05月20日
  • 十字軍物語 第二巻―イスラムの反撃―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ふとしたきっかけで知ったエルサレム国王ボードゥアン四世に
    心惹かれるところがあり、彼に関する記述周辺を中心に読みました。

    彼の王としての責務や難病から逃げない姿勢は
    本当に勇気を与えてくれます。
    環境ではない自身の心の在り方で生き方は変わるのだと。

    ただ周囲の人間に良くも悪くも頼らなくてはならない状況が
    彼の運命を大きく変えた部分も多々あると思います。
    母や姉に、彼を支える気概やものごとの本質を見抜く教養があれば
    また違っていたのでは。
    特に姉が見目麗しい(だけの)夫を選んだことは、
    弟の心を非常に傷つけたのではないでしょうか。想像すると本当に胸が痛みます。
    一方で優秀な側近や高い忠誠心を

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    2025年05月17日