ヤマザキマリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
国が違えば、文化・思想・経済・社会制度・生活常識なども異なり、日本とイタリアで同じコロナ対策はあり得ない。
自国基準を善として他国の批判をしてしまいがちだが、その国の事情を理解して考えなくてはいけない。
2020年8月発行なので、ちょうど1年前のコロナの状況をふまえての対談です。
緩いコロナ対応なのに感染が低く抑え込まれていた日本を、欧州の国々は「ミラクルジャパン」と不思議がっていた。
入浴や手洗いなど清潔な習慣ができている。
握手やハグやキスなどの習慣がなく、ソーシャルディスタンスが保たれている。
普通にマスクも受け入れるし、大声でしゃべったりしないので飛沫感染も防いでいる。
未知の「フ -
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Posted by ブクログ
2004年から08年までのmixi(懐かしい!)に綴られたテルマエロマエの作者のヤマザキマリさんの日記です。
私がリスボンが大好きで、タイトルに惹かれて読みました。
ポルトガルはヨーロッパの田舎と言われているけど、優しく真面目な国民性でラテンの国ながらちょっと日本と共通点があるのかも。ちょいちょい出てくる食の話に魚介類も結構出てきて美味しそうです。あとポルトガル菓子も。
まだ2000年代初頭でネットが普及していなくて漫画の原稿を郵便で送っていた時代なんですね。20年前ですもんね。
またいつかポルトガルに行きたいなぁ、と思いながら読みました。 -
Posted by ブクログ
引き続き3、4巻。
ネロの命令でローマに呼び戻された
プリニウスですが
さっさと抜け出してまた旅に出ないと
そのうちネロに変に目をつけられる!
持病の喘息もひどくなるしね。
古代ローマ時代も
都会は空気が悪いもんだったんだ…。
ネロはどんどんポッパエアに
振り回されるようになるな。
彼女もすごい悪女というわけではなく
手に入れた自分の地位を
強固なものにしたい一心でしょうが
そこに民衆のためとかは、ない。
『テルマエロマエ』にも描かれてたけど
道路とか水道とかインフラが
すでに重要な政治的意味を持ってのが
なんかすごいなぁ。
そして、無事ローマを出立した
プリニウス一行は
ポンペイの大噴火 -
Posted by ブクログ
『博物誌』を記した
古代ローマのプリニウスが主役です。
基本、シリアス。
しかも、なんと合作とは!
人物がヤマザキさん
背景がとりさんの担当らしい。
確かにちょっとタッチ違う。
でも話に入り込むと気にならない。
最初はベスビオの噴火から始まり
2話目で過去へ戻って
エトナ山の大噴火の被災地で
書記となるエウレクスに会う。
視点はこのエウレクスだったり
プリニウス自身だったり
はたまた帝都で
愛人ポッパエアに入れあげて
失政するネロだったり。
とりあえず開幕の1、2巻って感じで
実は一気借りさせてもらったので
まだまだ続きます。
プリニウスの用心棒がわりに
いつも傍にいるフェリクスがナイス。