ヤマザキマリのレビュー一覧

  • テルマエ・ロマエ 2巻

    Posted by ブクログ

    定期連載の初回に「男根崇拝」をもってくるとは。それでも、おもしろに走らずに、日本とローマの文化の共通点を描いている点が凄い。

    0
    2022年10月03日
  • 壁とともに生きる わたしと「安部公房」

    Posted by ブクログ

     ヤマザキさんの溢れる安部公房愛が、どのページからも感じられた「安部公房案内」。
     安易な希望、わかりやすい絶望を求めてはいけない、「この試練をさけては、たとえ未来に希望をもつ思想に立つにしても、その希望は単なる願望の域を出るものではない」と言う安部公房は、今の私たちに何を語ってくれるのだろうかと思った。

    0
    2022年10月02日
  • ヤマザキマリの人生談義 悩みは一日にして成らず

    Posted by ブクログ

    ヤマザキマリさんは、特殊な人生の経験者だから
    一般市民に当てはまる答えは導き出せない気がするけど
    それは間違いですね(^^;;
    客観的に考えられる力があるんですね
    納得できるような言葉があります

    自分ごとだったら違うんだよ‼︎って思うかもだけど
    やっぱり彼女の考え方はいいです
    この人生相談は新聞の連載のようですね
    購読している人いいな!


    困難に挑むエネルギーは負の環境からは育まれない
    ひとり旅 理想を高く持たない

    0
    2022年09月28日
  • 生贄探し 暴走する脳

    Posted by ブクログ

    対談部分より、お二人がそれぞれ執筆した箇所のほうが読みごたえがありました。
    この本から初めて知ったことはトム・ハンクスやミシェル・オバマがそうだという「インポスター症候群」という自分を否定的に見てしまうという病態。
    そして、中野先生が解説していた「魔女狩り」の歴史も勉強になりました。
    ヤマザキマリさんが書いていましたが、落語の噺のように、人生お互いに失敗したり、迷惑をかけたり、かけられたりすることって当たり前だよね…と見守り、支えあう考え方が行き渡れば、ギスギスした世の中にならないんだろうなぁと思いました。

    0
    2022年08月28日
  • 生贄探し 暴走する脳

    Posted by ブクログ

    人間は団体になると恐ろしい。他人を落としても自分の承認欲求を満たしていく。特に日本人は宗教的背景もあり,その傾向が強いとか。
    なぜ人間にこのような団体行動を阻害していく機能があるのか?いずれ人間同士で争い合いこの地球からいなくなるような脳になっているので?と考えてた。

    0
    2022年08月28日
  • ヤマザキマリの人生談義 悩みは一日にして成らず

    Posted by ブクログ

    ヤマザキマリ節全開のお悩み相談本、一問一答で少しずつ読んで進められるから買ってからちょこちょこな読み進めになったけど、それぞれの悩みへの返しが自分には思い付かないものでおもしろい。人は経験と知識があらゆる困難に立ち向かう武器になると言うことを感じさせてくれる一冊です(回答を読んでるとそう言う気持ちになっていきます

    0
    2022年08月26日
  • たちどまって考える

    Posted by ブクログ

    てっきり考察したことをまとめた本なのかなと思いましたが、日記的な部分が多いでしょうか。コロナを機に色々な事を考え直すきっかけには誰しもなったと思いますが、結局の所人は一人では生きていけないという事ですかね。このきっかけを糧にして何かが変わっていくのか変わらないのか・・・。

    0
    2022年08月19日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

    Posted by ブクログ

    一応虫を中心として、今の世の中や生き方について養老先生とヤマザキさんが対談している。息子のデルスさんも最後少し出てくる。

    0
    2022年08月18日
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    『テルマエ・ロマエ』で有名なヤマザキマリの半生記。

    内容は前作『国境のない生き方』とほとんど変わらなかったが、改めて彼女の反省を振り返ることができた。

    0
    2022年06月05日
  • ヤマザキマリの人生談義 悩みは一日にして成らず

    Posted by ブクログ

    毎日新聞の人生相談にマリさんが答えたもの。

    人の悩みは様々で、相談者10代前半から(!)80代後半まで。
    人間の仕事は悩むことなんじゃないかと思った。

    思えば私も小学生の頃から新聞を広げて見ていたけど、その中でも人生相談のところは楽しく読んでいたなー。懐かしい。

    マリさんの回答キーワードは、自然に触れる、旅をする、他人と比較しない、そして社会の常識や価値観にとらわれすぎるな!かな。

    おっ!と思ったマリさんの回答の一部
    「生きることは良いこと、死ぬことは悪いこと、という固定観念が、死を受け入れ難いものにしてしまっている。私たちは想像力や妄想で人生を楽しいことと脚色するのは得意なのに、死に

    0
    2022年06月04日
  • プリニウス 6巻

    Posted by ブクログ

    しばらく放置していたけど、再開。知識を求め、書物に書き留め、また書物を集めるというのが、なんというか気持ちが盛り上がるなぁ。当時は、今とは書物の価値が格段に違っていたのだろう。女性のポジションというのも、またあれこれ考えるところがある。現代よりも平等寄りだったかも、と思わせるところもある。実際のところ、どうだったんだろうね。ローマ人の物語も併せて読みたくなるな。マンガは続いているようなので、また読み続けよう。

    0
    2022年05月10日
  • パスタぎらい(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    第1章 イタリア暮らしですが、なにか?
     Ⅰ 貧乏パスタ
     Ⅱ イタリアのパンの実力
     Ⅲ トマトと果物が苦手です
     Ⅳ コーヒーが飲めません

    第2章 あなた恋しい日本食
     Ⅰ ラーメンが「ソウル・フード」
     Ⅱ 世界の“SUSHI”
     Ⅲ 日本の「洋食」とはケチャップである
     Ⅳ 憧れのお弁当
     Ⅴ にぎりめし考
     Ⅵ キング・オブ・珍味
     Ⅶ スナック菓子バンザイ!

    第3章 それでもイタリアは美味しい
     Ⅰ 「万能の液体」オリーブ・オイル
     Ⅱ 酸っぱいだけじゃない!
     Ⅲ 優しいスタミナ食
     Ⅳ 臨終ポルチーニ
     Ⅴ ジェラートとイタリア男
     Ⅵ クリスマスの風物詩

    第4章 私の偏

    0
    2022年05月08日
  • プリニウス 1巻

    Posted by ブクログ

    大御所コンビでの漫画。
    漫画もやはり、文化的に高いレベルに達している気がします。趣があるというか。

    エッセイでも本人たちが言われてましたが、今の時代だからこそ、簡単に漫画がマージできて、合作ができるんですね。

    プリニウスが主人公って、漫画的に面白いのだろうか。
    1巻を読んでもまだわからないけど、ローマの雰囲気を、現代のように感じられるのが良いですね。

    0
    2022年04月03日
  • 【カラー版】ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論

    Posted by ブクログ

    すごい読みやすい!!分かりやすい!
    「ルネサンス」=文化のメンテナンス期って表現がいい、なるほど分かりやすい

    0
    2022年03月07日
  • パンデミックの文明論

    Posted by ブクログ

    よくもわるくも、ステイホーム中にひまつぶしでおしゃべりしましたー!みたいな感じ(^^ゞ
    過去の“パンデミック”によって“文明”がどう変わったか?ということを語っているのかなーと思って読むと、かなりアテが外れるw

    とはいうものの、人というのは、どこの国の人でも自らの国の習慣が正しい!と思ってるみたいなw
    そのくせ、コロナ騒動みたいな未曽有のことが起こると、他に責任を押し付ける(それは、自国の政府や他の国だったり)。
    ヒドイのになると、うまくいっている(ように見える)他者/他国に奇異な目を向けたり批判したりっていうのは、
    どこも、いつの時代も同じなんだなーって可笑しかった。

    ヤマザキマリって、

    0
    2022年02月23日
  • 生贄探し 暴走する脳

    Posted by ブクログ

    日本人の同調圧力とその戒律を破った者に対する正義の鉄槌について脳科学とイタリアの歴史から考察、テンポの良いやり取りが痛快です。それにしてもヤマザキ氏が17歳で皇帝になったネロがとても人気があったとの話をしたときに、今の日本でいうと小泉進次郎さんですかと問い、それに対してネロはオリンピックにも出場するスポーツマンでもあったと返すと、クレー射撃でオリンピック出場経験もお持ちの麻生太郎副総理のような感じですかねと執拗にボケる中野先生にコーヒーを吹きそうになりましたw

    0
    2022年01月31日
  • 生贄探し 暴走する脳

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ろうの高校生が感想文書かれていたことをきっかけに読んでみました。
    たしかに、なぜコロナで10万円もらっている家庭があるのに俺はもらえないんだ

    0
    2022年01月30日
  • 望遠ニッポン見聞録

    Posted by ブクログ

    海外暮らしが長く、日本の文化や習慣に違和感を持つようになるのと相反して、ますます自分の中の日本人を認識する著者のコミカルかつシニカルな観察眼、家族とのやりとりが面白い。ヤマザキマリさんて漫画家さんと思ってたけど文章も光りますね。隙間時間に軽く読めて、面白かったです。

    0
    2021年11月19日
  • 仕事にしばられない生き方(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    好きな仕事をどこまで頑張るか。金にならない職業をいつまで続けるか。チリ紙交換、絵描き、大学教師、リポーター、勤め人など幾多の職業を経験してきた著者が、自由に生きるための「お金」と「働くこと」について語る。

    これらの話を一般的なこととは並べて読めないけど、興味深かった。

    0
    2021年11月17日
  • 男性論 ECCE HOMO

    Posted by ブクログ

    p66
    大プリニウスは、火山の噴火を見に行って亡くなった。自分の死より、精神性の充溢のほうに優先順位を置いた。

    p161
    変人だっていい。そのひとが何ごとかを成し遂げたとき、世間は驚き、変人のレッテルを天才に変える。偏狭で画一的な価値観を押し広げられるのは、そうした勇気を持った変人だけ。

    p198 他人の価値基準から、逃れる

    p201 いまの日本は、暗黒の中世時代に相当するかもしれない。でも、ルネサンスというのは中世時代があったからその反動で生じたもの。

    p222 自分自身で時間をかけて辞書を作り上げていくということ。
    いろんな書物を読んだり、絵や映画を見たり、音楽を聴いたり、世界中の

    0
    2021年11月07日