ヤマザキマリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
パンデミックについて、イタリアでの受け止められ方、日本との違い、文化的歴史的背景を踏まえ、どちらがいいとか悪いとかではなく、誠実に書かれていると思った。
人生思い通りにいかないのがデフォルト。
不条理なことあるある。
それらを全部取り除こうとしたら、人間は脆弱になる。
学校や会社、社会がどんどん丁寧になって説明しつくされて、それでもやってくる不条理を私たちは受け止め切れるのかな。
日本人が失敗してはいけないメンタルだというのもわかるし、世間体優位は納得だけど、自分の子がいじめられて帰ってきたら大多数の親が「どうしていじめられるようなことをしたの」と聞く、というのはホントか?と思った。そんな -
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Posted by ブクログ
最初、『テルマエロマエ』のヤマザキマリさんと、安部公房をうまく結びつけられなかった。
「私が壁の外へ出て、さまざまな外国に行き、そこで暮らすのはなぜかというと、価値観の一定化を嫌うからだ。生活感や倫理、社会の捉え方などの価値観の圧倒的な差異に気づかされることで、生きていくうえでのダメージが少なくなり、予定調和のない生き方も当たり前になってくる」
この言葉で、少し線が見えたような気がした。
この本では『砂の女』『壁』『飢餓同盟』『けものたちは故郷をめざす』『他人の顔』『方舟さくら丸』を章として立てて、取り上げている。
「壁」の向こう側に期待したユートピアではなく、さらなる苦難が待ち受ける