あらすじ
ギリシアの地で、いまだ自ら神となる妄想に取り憑かれる皇帝ネロのもとに、続々と反乱軍蜂起の報が届く。側近の裏切り、過去の因縁がネロを窮地に追い込む。一方、地中海沿岸から東へと向かうプリニウス一行は、神話の森を抜けて、砂漠の都市・パルミュラへ。そこでは東西の多様な人々が交流し、寛容で豊かな文化をつくり上げていた。ローマに戻るも、元老院から「公共の敵」として認定されたネロは、当地を脱出――。ついに皇帝ネロ編が終幕!
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完結!
この巻はネロの最期が上手く描かれた名作です。後代の説を捨て、残忍と言うより悲しい王様を描くことで当時のローマを理解できそうです。とりみきのとんでもない細かさに、完結するのかと心配してましたが杞憂でした。
Posted by ブクログ
暴君ネロの最期。奸臣の企みの原因が明かされましたが、私怨を晴らすためのようですが、その影響を受けた民衆は、たまったものではないですね。裏切りはわかっていたかも知れませんが、自分でコントロールできない状況下では、自分の見たいものにとらわれるしかなく、それすら裏切られる悲惨な末路。孤独な立場に耐えられなかったんでしょうか
プリニウス一行は旅を続け、見聞を深める。どちらが幸せなのかは価値観の違いでしょうか。
Posted by ブクログ
#漫画 #プリニウス
パルミュラの話はこの頃から世界は繋がっていたんだなぁ、としみじみ。面白かったです。ネロ……アケロンの話は久しぶりにゾワッとした。
Posted by ブクログ
いやー面白かった。
ネロの表情と人間味がすごい。
家臣がわりと無表情で淡々としてるから余計際立つ。
ローマ史詳しくないけど、勉強になった。
この巻が1番好き。
Posted by ブクログ
作画、話の展開ともに力作。始まった頃にはこんなに長くなるとは思わなかった。
プリニウスはパルミュラ行ったことあったんか。私も行きたかったな。
これだと、ポンペイまで随分かかりそう。
Posted by ブクログ
プラウティナ(プリシラ)がどんどん知識とできることを身につけているのがいい
ネロは芥子のせいで幻影を見てたんだろうけど、どうしてオウム(アケロン)の幻影だったんだろう
プリニウスたちはこれから東に向かうのかな?すごく楽しみ