【感想・ネタバレ】その「グローバル教育」で大丈夫?のレビュー

あらすじ

早期英語教育や海外留学などグローバル教育への親の焦りが充満している。オーストラリアで子育て中の小島慶子さんと、ローマなど世界を舞台に子育てしてきたヤマザキマリさんが「グローバルに子育てするとは何か」をたっぷり語り合う。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

子育てママ必読って思うくらい、子育てに対して気持ちが前向きになれる対談でした。

グローバル教育、学歴… そういったプレッシャーから解放されます。

0
2022年08月08日

Posted by ブクログ

今の私が疑問に感じていることがバシバシ書かれており痛快だった。
そうなんだよな。グローバル教育ってそういうことなんだよな、と。

グローバル教育ってなると英語ができて、海外の有名大学を目指したり留学を挟んだりしてグローバルな視点や経験を積んだり、そんなイメージで使われてるけど、ほんとの意味でのグローバル教育ってのは違う。グローバルに生きていくって、海外にいないとできないことなのではなく、実は小さな自分のコミュニティでもできることで、そして親から子へもできること。多様性を認め、尊重し個の能力を高めていくこと。

母親に突如なったものたちがお乳が外れたとたんいきなりすごいスピードで色々なことを吸収していく我が子を片手に抱えながら世話しない日々のなかで、何を羅針盤にすればよいかわからずついついキャッチーでわかりやすい教育に飛び付いてしまうものだけど、


ここはよくよく考えて。

自分の子供をよくみること。世の中をよくみること。知らず知らずにとても狭い視野で勝手に子供に頂点を目指せと暗にいう親になっていませんかと。

とっても良書。
何度も読み直して自分に渇をいれたい。

0
2020年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

参考になったぞ。読んで良かった。

学歴思考NO
子供は親の創作品ではない。子供の学歴が親の点数ではない。教育虐待しない。

幸せになる方法は一つじゃないと思える視野の広さを与える。
目の前の社会の中で多様性を発見出来なければ、地球の裏側に行っても発見出来ない。
自分の常識を相手にもあてはめる思考を外す。
誰の話にも耳を傾ける。
自分の気持ちや意見を誰に対しても言っていい。
意見の相違はある。どうしたらケンカせずにお互いの事を理解出来るか、工夫して答える。
自分に理解出来なかったり、意思の疎通が出来ないからといって、排除しない!

子供から「生きるっていろいろあるけど、楽しいね」って言われたら最高だな。親だからって、何でも知ってます、教えてあげますって態度とらなくていい。一緒に考える。私の生きざまから学んで欲しい。

0
2016年02月20日

Posted by ブクログ

ヤマザキマリさんも小島慶子さんも好きなお二人なので対談読めて嬉しい。
東大に行く事がすごい事じゃないよ、学びたいことを学ぶのが大学でありそもそも大学に行く事が全てではない。
確かにそう。
でも実際日本ではまだまだ学歴主義な面があるし子供には出来れば大学(できれば名の通った)に行って欲しいと思うのも親心。
ただ偏差値主義的な教育はやめて学ぶことの楽しさを幼いうちから伝えていくのは大切なんだろうな。その上で子供が選んだ事を尊重出来る親になりたい。
お二人は対談で子供の人生は子供のモノだと何度も発信されてるけどその通り。自分の理想や後悔を子供に押し付けるのは絶対にやめよう。

あとグローバル体験というのは海外に移住しなくてもできるよ、隣人と仲良くする力がグローバル体験なんだよって話が好きです。他人とうまくらやっていく能力は生きていく上で必要だからね。何も外国の人と無理に意思疎通しなくても身近な人と意思疎通出来ればそれもグローバル体験なのかも。

0
2022年04月07日

Posted by ブクログ

 冒頭から、例の息子3人お受験自慢の「東大ママ」を正面から全否定する内容でワロタ。

小島慶子さんが苦手(好きじゃない)人でも、ヤマザキマリ
さんとの対談なので大丈夫。

小島さんは、局アナ時代、TBSラジオで伊集院光や宇多丸やピエール瀧とかと馬鹿ネタや下ネタやってた頃が好きだった。文化人路線もいいけど、ああいう路線もまたたまにお願いしたい。

0
2016年06月08日

Posted by ブクログ

良い本だった。
実は日本の東大を頂点とする受験には懐疑的で、真の勉強をするためにはアメリカのスタンフォードやMIT、コロンビアなどの大学を子どもに行かせたいと思っていた。
あまり教育には縁のなさそうなお二人なので気軽に読み始めたら意外にも深い本だった。
あまり喧伝されないが、アメリカの一流大学では自殺が多いこと、多額の借金をして卒業しても就職出来なかったり借金を返しきれなくなることもある、明るいイメージのあるアメリカの大学は必ずしも幸せそうでは無い人が多い、などと教えてもらえた。

結局は子ども本人の特性をしっかり見て、子どもの好きな道をえらばせる、そして親は子どもを信じて応援する、しかないのだと思った。
これは大前研一の「大前家の子育て」にも書かれていたことで、普遍的・当たり前のことなのだが、日本にいるとマスコミの影響もあって見失ってしまうので気をつけたいと思った。

0
2016年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お受験ママ、知育ママに読んでほしい。
本当のグローバル教育は、海外移住や留学で得られるものではなく、身近な人間の多様性を受け入れて、自分の意見を持てる人を目指すことから。
学歴至上主義ではなく、世界のどこにいっても楽しく生きられる子どもに育ってほしい。

0
2023年12月03日

Posted by ブクログ

興味深く読み終えた
最近声高に言われる「グローバル教育」
外国留学じゃないと得られないのかと勘違いしてた
そうなんだ
ごく狭いエリアであっても十分にできるんだ
がんじがらめになっている親たち
それが祖父母にまで来ているようだ

もっと自由におおらかに子育てを楽しめるといいな
つまらない「子育て支援」なんてやめて

お若いお父さんお母さん、どうか目線を遠くに

≪ とっぱらえ 見えない戒律 世間体 ≫

0
2023年01月17日

Posted by ブクログ

ヤマザキマリさんは、やっぱり面白い。子供が受験生なんだけど、楽な気持ちになれる。
「おもてなし」は単なる有償サービスであって、「いたわりあい」が望ましい、という考えは(ヤマザキマリさんではなく、小島慶子さんの発言)、なるほどなと思った。

「英語はできたほうが良い」、というのは、お二人とも共通のようだけど、日本の輸出額の対GDP比は15%前後で、せいぜいドイツの1/3位だし、多くの人は英語無しでも多分問題なく生きていけるだろうとは思う。
それでも外国語を勉強するといいことは、思考回路から語彙まで含めて、世界は多様性に満ちていることを嫌と言うほど実感出来るからではないかと思う。

0
2020年11月29日

Posted by ブクログ

日本の学歴偏重主義など、海外で子育てをしてきた経験から問題提起されているが、もともと似たような価値観の二人による対談形式なので、説得力に欠ける印象。
居住国の数など海外子育て経験値はヤマザキさん方が圧倒的に高く感じられるので、ヤマザキさんの単著でよかったのでは…と思いました。

0
2018年10月10日

「学術・語学」ランキング