辻村深月のレビュー一覧
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心温まるエピソードの数々。読んでいて思わず微笑んだり涙がこみあげたりしてしまうとても素敵な作品。
旧館、新館ともに大半は東京會舘で働くプロフェッショナルたちのエピソード。ホテル機能を持たない施設だけに猶更来客をもてなそうとする揺るぎなく継続されている精神を感じる。また越路吹雪のディナーショーや直木賞受賞作家などのエピソードもとても面白い。これらの話の中にも当然東京會舘のプロフェッショナルたちの気配りを知ることができる。
私は地方から東京へ出てきて30年以上経つが、残念なことにこれまで東京會舘へは行ったことがない。帝国劇場へも帝国ホテルにもパレスホテルにも行ったが、今まで東京會舘にはご縁がなかっ -
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やっぱり大好き、辻村美月!
今までは過去の自分に語りかけるような、そんな気持ちだった。だけど今は、子育て中の今になんだか響く。
死んでほしくなくて、じゃぁどうしたらいいかなって考えて出した答えは、とってもシンプルだ。
色々考えたけど見当違いかもしれない、そう思ったら一気にやる気がなくなる。そうなるとなかなか這い上がれない。
だから、絶対に一緒に生きる!その気持ちはずっと持ってるけど、思い詰めない。楽しいと思えることを沢山やろう、それでいいんだと思った。
持っている悩みの根本的解決は難しいかもしれない。それでも、自分は1人じゃないと思えること、目標を持つこと、みんなで努力すること。今はつらいけ -
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上巻より下巻のこちらの方が私には馴染みのある内容でした。
昭和から平成へ
金婚式のお祝い
クリスマスディナーショー
東日本大震災
芥川賞、直木賞の選考会、記者会見
結婚式
昭和51年からおよそ40年の間の出来事が描かれていました。
上巻からだとおよそ95年間もの出来事が東京會舘を舞台に描かれています。
当時の東京會舘の様子が時代背景と登場人物でとてもわかりやすく書かれていました。
また、東京會舘での様子で当時の日本の様子を知ることも出来ました。
『東京會舘』
私は訪れたことがありません。
機会があれば行ってみても良いかもしれませんね。きっと、素晴らしい所だと思えます。
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初辻村深月。めちゃくちゃ面白い。シミュレーション仮説に立脚した怪異の捉え方をしている気がした。普通に生まれた人間には世界の裏側あるいはバグたる怪異に接しえないが、あることがきっかけで恐ろしいものと繋がってしまう...みたいな。それは本当に偶然なのかもしれないし(「スイッチ」「やみあかご」「だまだまマーク」)、ある特定の行動をすることで生み出すことができるものなのかも(「噂地図」「十円参り」)。一番好きな話は「ナマハゲと私」。普段当たり前に話していること認識している仕組みや習慣が少しだけ角度を変えるとおかしなものに思えるという話であり、それによって悲しい犠牲も生まれうるというバイアスを恐怖として
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Posted by ブクログ
ハケンアニメのスピンオフというか続編というかの短編集。
前作での登場人物に再び出会えて、理解が深まって楽しい。
選永組の近況やら、王子の次回作「V・T・R」の話など。
どの短編も面白かった。若者が成長する話が多く、頑張れ!なんて気持ちになったり。
ハケンじゃないアニメだって、そのポジションを維持するのは努力が必要だよな、と再確認させられる。「ご長寿アニメ」だってこのご時世大変だ。
コーキや環が出てきて嬉しい。
環は環らしくて笑ってしまった。
アニメを、
〝実在しなかったはずの存在を、「実在以上に実在」する存在に作り上げ〟
と表現していてなるほどと感じさせられた。
そして、仕事はバトンタ -
Posted by ブクログ
楽しかった!
いいもの読んだとか面白かったというより、この作品を読んでいる最中ずっと楽しかったというのが真っ先にでてくる感想です。
アニメ業界を辻村節で見事に描き、一流のエンタメとなっている。
各職種での苦労ややりがい、達成感、喜び色々と表現している。
しかし、単なるお仕事小説ではなく、エンタメとして素晴らしい読み物でした。
王子が出てくれば「やった!出てきた!待ってました!」って思うし、監督と声優が仲良くなればホッとするし、子どもがアニメを楽しんでいればこっちも嬉しくなるし。
辻村作品ぽくないなと思いつつ楽しく読んでいたら、あらあらとやっぱりあちこち繋がってきて、なるほどやっぱり辻村深