上田紀行のレビュー一覧

  • 生きる意味

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    「生きる意味」とはなんなのだろうか。人生のステージ変わるたびにそのようなことを考えた経験がある。高校入試、大学入試、就活、、、この先もそのような場面に遭遇し、その度に考えるのだろう。

    本書では、多くのことが学べる。ぜひ大学生や就職したての若者には一読してもらいたい。

    他人が欲しがるものを欲しがるようになってないか?そういう社会の広告に惑わされていないか?自分が自分でなければならない理由はあるのか?自分は他人に置き換えられる存在だと思っていないか?

    小中学校で点数が高いことが求められていた。親や社会も点数が高い方が良いと言う、なぜなら良い大学に入り、良い企業に入社できるから。そこには私たち

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    2025年10月21日
  • リーダーの教養書

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    冒頭の出口治明氏と楠木建氏の対談が面白かった。
    すぐ役立つ知識ほどすぐに役立たなくなる、ってのはその通りだと思う。教養が深まるからこそ判断力も鍛えられていくんですね。
    教養書120のうち興味深かった分野は、
    ・経済学
    ・進化生物学
    ・医学
    ・哲学
    ・宗教
    あたりかな。
    また読みたい本が増えてしまいました。

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    2024年10月09日
  • 生きる意味

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    自分が果たして何のために生きているのか。ごく普通の一般家庭に生まれ、親は共働きで土日も働いているような時代。幼い頃は厳しい躾けと、毎日叱りつける親に少しでも怒られまい、褒められたいと思いながら、それが生きる意味であった様に感じる。学校に通い、社会に出ると人よりも稼ぎたい、高い地位につきたいと、常に人と比べた時に自分が如何に優位に立てるか、そんな所に生き甲斐や自分の存在価値を求めていた様に記憶する。振り込まれる給料の額、誰よりも早く昇進したいと毎日背伸びして出来もしない自分を演じていた。結果は会社での評価(点数)や貯金の額など、誰が見てもわかる客観的指標で高い数字に現れるから、自分でも疑いようも

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    2024年07月03日
  • 「気づきの瞑想」で得た苦しまない生き方

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    障害を負いながらも、気づきの瞑想によって、「苦しむ人」から「苦しみをみる人」になったカンポンさん。文章から、誠実さや優しさが伝わってくる。いつもそばに置いて、辛いときに読み返したい本。カンポンさんの生き様に触れ、勇気をもらい、気づきに立ち帰れると思う。

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    2023年12月17日
  • 自由に生きるための知性とはなにか

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    自由に生きるための知性
     これはいってしまえば=教養なのかなと思った

    第一部が特に心に残った
    教養を学ぶ意義
    教養と社会の関係について整理できた

     いま、教養が大事だと改めていわれている理由
     →教養から専門知に傾いて
      専門家と一般人のコミュニケーション
      が上手くいかず、さらには
      非対称な垂直な関係になり
      専門家と一般人の間の信頼が崩れた
     →終身雇用制度が崩壊しており
      学び続ける力が必要になってきている
       =エンプロイアビリティ

     一方で、教養・リベラルアーツとは、
     それがある人とない人を隔てる垣根であり
     いま社会から求められている教養との間に
     ジレンマが

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    2023年03月26日
  • 立て直す力

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    将来への投資と今への投資


    大学の講義の中で、
    「評価のポイントはどこになりますか」と質問する生徒の話があったと思う。

    振り返ってみると、自分にもその傾向はあった。

    学ぶことに楽しみを感じる今の自分から見るともったいないな。

    「目的への疎外」、老後のお金の心配をしすぎて、いま楽しめていないと思ったことを思い出しました。

    将来への投資と今への投資とを両立できるよう、生きたいと思います。

    勉強になった箇所
    ・古代ギリシアには 自由市民と奴隷がいました。自由市民とは ソクラテスやプラトン アリストテレスのような人たち。人間にとって世界にとって良きことは 何かを根本から議論し探求する人たち

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    2023年01月18日
  • とがったリーダーを育てる 東工大「リベラルアーツ教育」10年の軌跡

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    3人の著者がそれぞれのバックボーンを元に、リベラルアーツを大学に根づかせるために、いかに格闘されたのかがとてもよく分かりました。上田教授の学内でのやり取りに重いものを感じました。

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    2022年07月24日
  • パッとしない私が、「これじゃ終われない」と思ったときのこと 「生きる意味」のつくりかた

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    タイトルに惹かれて買ったのですが、思っていたようなガツガツした内容ではなく、読むと心が安らかになったり、勇気をもらえる本でした。
    お守りがわりに何度も読みたいです。

    当たり前のように語られている言葉の本質を問い直す本です。

    本書で例として挙げられているエピソードや宗教、哲学などの話もとてもためになりました。

    特に良かったのは、「国民総幸福量」が多いことで知られるブータン王国では、小さな時から利他的な行為によって得を積むことで来世に良い輪廻転生ができると言う教育を徹底しているという話。
    【たとえ教えであっても毎日積み重ねていればそれは日常の当たり前の行為になる】
    こういう教育ができる社会は

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    2022年03月14日
  • 立て直す力

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    上田紀行のエッセンスを、本人が詰め合わせて提供する、講演録風の作品。この本の中で紹介されている『がんばれ仏教』は読んだことがあるが、紹介されている他の作品も読んでみたいと思わせられる。著者のメッセージには説得力がある。多くの人に読まれるとよい。

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    2021年03月02日
  • 生きる意味

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     生きる意味を創造する自由が奪われている現在の日本の根源的な問題を扱っている。標語や数字を追い求めるのではなく、ひとりひとりの独自の生きる意味を創造することが大切

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    2021年01月07日
  • 平成論 「生きづらさ」の30年を考える

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    【問いかけて30年】「怒涛の時代」とも称される平成の世を、「生きづらさ」をテーマとして、主に宗教面から読み取ることを試みた作品です。著者は、東京工業大学でリベラル・アーツを教える上田紀行ら4名。

    「そんなこともあったなぁ」と読み進めるうちに、平成の一側面をわかりやすく解説してくれる一冊でした。難解なところはまったくなく、コンパクトでありながら同一テーマに関する複数名の指摘を合わせて読み進められるため、頭の中で比較をしながら考えることができる点も高評価です。

    〜私たちを取り巻く社会はさまざまな問題を抱えています。それらの問題の根底には,日本でも世界でも,若者を中心にして広がる「生きづらい」と

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    2019年03月27日
  • 平成論 「生きづらさ」の30年を考える

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    「平成」という時代を、「宗教」という視点から分析した本です。社会の変化とそれをうけた宗教界の変遷が、相互に影響しあって平成の「空気」を作り上げた様子がわかりやすくまとめられています。

    「激動の昭和」につづく平成の30年は、「失われた20年」などともいわれるように、閉塞感のある時代だったような印象があります。
    もっとも、平成生まれの私にとってはこれが「フツウ」でしたから、そこまでネガティブなイメージではないのですが…。
    ただ、阪神淡路大震災やオウム真理教のサリン事件、9.11同時多発テロや3.11東日本大震災など、多くの「事件」が印象に残っている時代ではあると思います。
    それぞれの事件によって

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    2019年03月10日
  • 生きる意味

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    2018年12月31日
  • かけがえのない人間

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    2018年12月31日
  • がんばれ仏教! お寺ルネサンスの時代

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    「縁起」という世界に対する見方を、現代の日本において、どのように起動させていくのか。そこで僧侶・住職・寺院が果たすべき役割とは何か。多くの実例を紹介・分析しつつ、あくまで具体的に、仏法を現代日本社会の再生に生かす道を探っている。多くの僧侶や宗教関係者、あるいは教育者にとって耳の痛い指摘が続くが、著者の主張は具体的で筋が通っている。ただの理想論ではない。仏教(「縁起」)を学ぶ(説く)のではなく、仏教を実践することこそが大事。そのことをシンプルに、しかし様々な現実に目を配りながら、熱く語っている。

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    2018年02月04日
  • ダライ・ラマとの対話

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    ダライラマと「生きる意味」の著者の上田さんの対談集。

    上田さんは「生きる意味」で日本は豊かにも関わらず生きる意味を見失った人々が多い「生きる意味不況」だと論じたが、その答えのヒントに仏教があるのではと。
    ダライラマに上田さんの考える現代社会における仏教の可能性を対談したもの。
    お金を稼ぐ事=幸せというパラダイムがバブル崩壊で、お金が稼げない=不幸せにな人が続出。しかしそうではないだろうと。この世の格差、不幸のギャップを解消することをもっとやろう、そして経済的豊かさをあわせて享受しようという対談。

    いかに印象にのこったフレーズを:


    平和の定義
    消極的平和:戦争のない状態、積極的平和:弱者

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    2017年09月30日
  • かけがえのない人間

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    他人の評価のために生きるのではなく、
    自分を見つめ、自分への信頼を取り戻す。(自己信頼)

    交換可能ではない、かけがえのない自分になるためには、意識するだけでなく行動も伴わなくては足りない。

    智慧と慈悲を以て、社会とかかわり、
    社会への信頼を築くこと。

    未来への希望が大切だが
    それは誰かに叶えてもらう受動的なものではなく、
    まずは自分から行動することが大事。
    行動を重ねることで自信がついてゆく。

    愛されるより愛する人になる。
    (受動→能動)

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    2017年07月07日
  • 生きる意味

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    出版されて15年後に読んだわけですが、ここに込められているメッセージは色褪せないどころか、むしろその輝きを増している。恥知らずな不幸志向の弱肉強食の現代哲学が、さらに磨きをかけた、といえば良いか。


    世界の中で愛する対象とつながること。
    世界で愛とつながること。
    それが大事であると。


    何という力強いメッセージだろうか。
    数字を追い求め続ける世界に背を向け、幸福と向き合おうと思いました。それが正しいことだと確信しました。

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    2017年02月22日
  • 覚醒のネットワーク

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    周囲との差異化にばかりとらわれて、自我を捨てられず、内から外に湧き出る力を持たない人間のあり方が、地球規模であらゆる問題を生み出すことを根源的に問いただし、解決方法のプロセスを31歳の若さで書き上げた作品。「生きる意味」も大変分かりやすく面白かったが、これも負けず劣らずの内容で、真木悠介の「気流の鳴る音」と共に読みたい。1989年に書かれたのだが、現代に置いても十分に通用する理論である。

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    2017年02月06日
  • スリランカの悪魔祓い

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    悪魔の存在を半信半疑に捉えていましたが、これを読んで自分や周りの人の意見が腑に落ちました。
    癒しというものを根本的に軽く見ていたなと思います。

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    2020年11月05日