上田紀行のレビュー一覧

  • 愛する意味

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    この本を簡単にまとめると「愛されるよりも愛したいマジで」。やはり松本隆はスゴイです。でも松本隆がkinki kidsに歌わせた事を、今、ぜひ伝えなくては、と思ってこの新書を書いた上田紀行もエライです。今こそ行こう、生産性という打算の向こうへ!

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    2019年11月19日
  • リーダーの教養書

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    教養についての意見は、ビジネスエンターテイメントとして、楽しく読めた。こういうの読むと、仕事できるようになる気がして、楽しいんだよね。実践しなければ、エンターテイメントにとどまってしまうだろうけど。でもこういうのも好きなんだ(笑)。

    サマセット・モームの『サミングアップ』とか、読むべきだなと感じた本もいくつかあった。実際、本書で知って読んだ本もある。レファレンスとしても、役に立つ本だと思う。

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    2019年07月25日
  • 平成論 「生きづらさ」の30年を考える

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    ネタバレ

    思ってたのと違ったけどまあまあ
    平成論というタイトルに惹かれて読んだけれど,中身は平成における宗教論.池上さんのわかりやすい総論のあとに各著者がそれぞれ1章ずつ考えを書いている.
    ざっくりまとめると,バブル崩壊からの心の拠り所として宗教は力を持ったが,オウムの事件で敬遠.ただスピリチュアリティはパワースポット巡りの流行だったり災害を機に改めて重要視されてきている,といったかんじ.
    日本での仏教が衰退しているのは僧たちが広める努力をしてこなかったからだ,という記述にはなるほどなと思った.日常で仏教にかかわる場面がないなかで葬式のときだけ高い金を要求されるのだからよいイメージはもてない.
    宗教観の

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    2019年01月14日
  • 平成論 「生きづらさ」の30年を考える

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    池上氏をはじめとした東工大の教授たちの
    平成論と宗教論。
    とても読みやすく面白く読めました。
    こういう視点でまとめると、平成というのは
    確かに宗教的というか、精神世界というか、
    そういうものについては、分岐点的なところで
    あったような気がします。

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    2018年10月24日
  • 平成論 「生きづらさ」の30年を考える

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    「崩御」? 
     天皇が亡くなるとそう言うんだ、へえ~、というくらいで、とくに厳かな気持ちにもならず自分にとっての平成は幕を開けた。
     「下血」という文字が新聞報道にも頻繁に載り、いよいよ容体が危ないとなると、学校も自粛ムードで、文化祭が取りやめになった。別に中止でもいいけど、天皇の具合が悪いのと、文化祭がなんの関係があるんじゃ?とブツクサ。
     
     不謹慎、不遜、なんて畏れ多い態度、と今なら思うが、馬鹿な10代男子の頭の中なんてそんなもの。
      
     平成の幕開けはバブルの余韻にまだまだどっぷり浸かったまま、何事もなく過ぎたが、異変は海外からやってきた。なんとソ連がなくなった!冷戦で二分されていた

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    2018年10月18日
  • 生きる意味

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    私達が直面しているのは「生きる意味の不況」

    一人ひとりが生きる意味を構築していく、「生きる意味」のオーダーメイドの時代の到来

    社会の中に信頼出来るもの、私を絶対に見捨てることがないもの をどれだけ持つことができるか、そのことが内的成長を深く支える基板となる

    内的成長を援助する学びの場が必要

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    2017年09月30日
  • 生きる意味

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    ネタバレ

    生きる意味は、他人からもたらされるものではない。それば自分がっ探さなくてはならない。探すポイントは、ワクワクと苦悩
    ワクワクする人にはひとが集ってきてコミュニケーションが生まれる。
    苦悩は、他人に聞いてもらうことで他社とのコミュ二ケーションが生まれる。

    ・・・今にも自殺しそうなほど追い込まれてる人には、無理な内容だと思った。

    ■本
    宗教クライシス/上田紀行 1995
    菊と刀/ル-ス/ベネディクト 1948
    アダルトチルドレンと共依存/緒方明 1996
    アダルト・チルドレン完全理解 1996
    レクサスとオリーブの木/トーマス・フリードマン 2000
    ウィナー・テイク・オール/ロバート・フラン

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    2016年02月07日
  • 生きる意味

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    刊行から少し時間が経ってしまっているゆえに、いろいろなことを考えさせられた。

    筆者が指摘する職場、学校のみならず、経済、そして戦争の中でも個人の「かけがえのなさ」が蹂躙される状況は、むしろ現在の方が強まっているのだけれど・・・
    ここで筆者が新しい動きとして期待しているNPOなどの活動、もっと言えばそこに参画することで新しい絆を獲得するという議論は、その後震災を経てずいぶん流布したと思う。
    ただ・・・社会は本当に変わったのか。
    最近、むしろ逆行する動きの方が目立つような気がしてならない。
    なんだか絶望感を感じてしまう。

    ところで、著者は「癒しブーム」の仕掛け人の一人だということ。本書で初めて

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    2013年06月19日
  • 生きる意味

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    「生きる意味」を過去と現在の社会における変化の点から比較し、現代社会における「生きる意味」を模索する試み。

    高度経済成長期=バブルの時代は、株や土地など皆が欲しがるのを手に入れればよかった。
    しかし、バブルが崩壊し、人々は生きる意味を喪失してしまい、
    これからは、皆が欲しがるものを手に入れるのではなく、生きる意味のオーダーメイドの時代がくるという。
    それは、世界の何と愛で繋がるか(どの価値観に重きを置くか)が重要な要素となり、そのつながるものを見つけた人は、一点豪華主義になる。
    つまり、他のことがダメでも、それとさえつながっていれば幸せだと感じる何かを見つけるということになる。
    このスタイル

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    2012年12月12日
  • 「肩の荷」をおろして生きる

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    エッセイ風の日本人の生き方考察。海外の人々と比べると、どうも日本人はいくつもの「重たい荷物」を背負わされているように見える、という著者の感覚から本書は始まり、誰が荷物を背負わせているのかという考察と、「肩の荷」をおろす方法について独自の見解を述べている。キーワードは「信頼」。(最近、この熟語はよく見かけるな…)

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    2012年07月22日
  • 生きる意味

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    ブックカバーなしにこの本を読んでいたら
    友人が半分真面目に心配してくれました(笑)
    大丈夫、特に深刻に悩んでるわけじゃないですよ。

    久々に更新したFBでお薦め本を募ったところ、
    ある先輩がこれを挙げてくださったので手にしてみました。

    タイトルほど重くはありませんよ。
    終始問題提起の内容です。

    現代社会が経済的に豊かになった代償として
    生きる意味は失われているのではないかということ。
    生きる意味がなくなるとは、
    自分らしさの喪失であると述べています。

    明確な結論は出していません。
    みなが自問自答し、自分自身でそれを見出していくべきで
    そのために広く世界を見て、意味づけをしていきましょう、

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    2012年07月08日
  • 生きる意味

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    ネタバレ

    生きる意味は何なのか。
    かなり重たいテーマで、第一章は読んでて心にずしんときた。

    他者の目線にあわせて生きることが求められていて、自分が何をしたいのかわからない。
    だから、積極的に自分で生きる意味を見出していくことが必要。
    そのために、どのような考え方が必要か。

    こういう本を読んで、「自分から」生きる意味を考えられるようになるのが著者の願いなのだろう。
    この本を指南書にしては、意味がないのだと思う。

    前半の、現状の指摘・分析のところはすごく納得いったけど、後半はいまいちぴんとこなかった。難しい問題だから、簡単な答えがあるはずもない。

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    2012年06月29日
  • 生きる意味

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    「生きる意味」……産まれてから死ぬまでの時間をどう過ごすか。そりゃ自分の心にだけしたがって生きればいい。まあ、簡単ではないけれど。

    2017/09/11
    なぜ登録したのか覚えてない。まあ、悩んでたんだろうな。
    他者の欲求を生きるむなしさについて。
    誰にでも通用する意味を求めると、その意味は誰の意味にもならなくなってしまう。
    つまるところ、人生の意味など無い。

    ルース・ベネディクトの菊と刀を読みたくなった。

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    2017年09月11日
  • かけがえのない人間

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    「使い捨て」を助長する社会と、「使い捨て」を容認する人々。社会的不正に怒りを発しない人々に対する強烈な危機感。格差社会に対し、著者が提示するアンチテーゼが、「かけがえのない存在」としての個人の確立です。本書の半ばを占める著者の半生の紹介も、かなりのインパクトがあります。

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    2011年04月23日
  • かけがえのない人間

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    新書だけど、どちらかと言うとエッセイを読むような感覚で気軽に読めた。ダライ・ラマとの対話の中で、ダライ・ラマが放つメッセージが含蓄があってやはり素晴らしいなあ、と感銘をうけた。

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    2011年02月15日
  • スリランカの悪魔祓い

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    悪魔祓いというと、エクソシストとか憑き物落としとかを連想して、なんだかオドロオドロしい感じですが、この本で扱っているスリランカの悪魔祓いはもっとずっと穏やかで完成されたものです。イメージとしては、精神医学分野における東洋医学みたいなもの。薬を投与して治すのではなく、家族や隣人を含めた人間関係のねじれを癒していく。その課程がきちんと体型化され、文化の中にはめ込まれている感じです。こういうものが失われつつあるのは残念ですね。

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    2011年02月08日
  • かけがえのない人間

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    ネタバレ

    人から愛されることより愛することが大切。
    愛されることは楽。愛することには責任が伴う。
    しかし愛されたいとばかり望む人たちは不幸である。
    そこには常に愛されていないと不安な状態が付きまとっているから。

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    2011年01月31日
  • 「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ

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    日本はいつから、どのようにして1日約100人の自殺者を生み出す社会になってしまったのか。自殺予防の具体的な取組の提言を含んだ対談集。巻末に相談先リストを付した点も評価したい。
    隔週誌のビッグイシューで組んだ対談がもとになっているようなのだが、ビッグイシューがオリジナルで出版するのは難しかったのだろうか。一般書の出版は、ビッグイシューの知名度を高めるチャンスになると思うのだが。資金面など簡単なハナシではないのだろうな。

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    2010年06月25日
  • かけがえのない人間

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    何かこの著者とは波長が合わない。
    社会的役割としての「使い捨て」が、人の尊厳としての「かけがえのなさ」と同列に対置される感覚が分からない。
    社会的怒りを否定するつもりはないが、外を変えようとするだけでは、平安は訪れないと感じる。
    その覚悟をまるごと受け入れて、不完全な自分として容認できる自分をきちんと生きることの大切さを思った。
    09-33

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    2009年10月07日
  • がんばれ仏教! お寺ルネサンスの時代

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    暴露的な内容もあり、なかなか痛烈です…でもこれも現実。坊さんのいろんな活躍も書かれていますが「本質」を見つめれば「?」も湧いてきます。

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    2009年10月04日